ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「性格のオセロ理論」

2008年07月09日 | Weblog
「その日本語が毒になる!」吉村達也著より。

筆者は実に面白い言葉を思いついたものだ。つまりこれは、一瞬にして正反対の人間になれる、という意味だったのだ。よく耳にすることだが、凶悪犯罪の犯人が捕まると隣人や友人は「まさかあの人が・・・」という言葉を発する。そして「仕事ぶりは真面目で、会えばきちんと挨拶をする人だった」というようなパターンだ。

つまり白だと思っていたことが一瞬で黒に変わってしまうことからオセロという言葉を使っていたのだ。人は常にきっと無意識のうちに白か黒かに分けて人を見ているのだろう。人は誰でも善悪双方の因子を持っているものだそうだ。

真面目だと思っていた銀行員が巨額の横領をしていた事件は何度もニュースとして目にしている。また聖職者だと(かつては)思われていた学校の教師が生徒に対してわいせつ行為があったなどもたまに聞く。警察官や裁判官も賄賂で便宜を図ったり。火消しの専門家の消防士が放火犯人だったことも。数え上げたら切りがない。

もっと身近では、信じていた人に裏切られた場合などもあるだろうし、仕事上でも意外な一面を見た場合など(責任転嫁などで)を目にした時などもあるだろう。白が51%で黒が49%なら白になるが、その配合が2%移動しただけで白が逆に黒になってしまう。人の心のなかでグレーはありえない・・・のだな。

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