ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

新年原稿というものは、あれはみんな旧年原稿である。

2008年10月06日 | Weblog
「回転どあ/東京と大阪と」幸田文著より。

当たり前だと言えば、当たり前なことだろう。新聞にしても、雑誌にしても、会報、フリーペパー、広告の文章・・・。あらゆるものの新年向けの印刷物は旧年に作られている。身近なものでは年賀状がそうだろう。

「新年明けまして・・・」とは印刷されたり書いてあっても、それは旧年に書いていることだ。そして、年が明けてから一斉に表に出てくる。それは当り前のこととして受け取っている。

実際はどんなに新鮮な正月が盛られていても、去年あるいはそれ以前の正月の風景になっているもの。幸田さんは、年の暮に新年用の原稿を依頼されていた。そんな時は、その年の正月のことで、11か月のストックに堪えて記憶に残っているものを書いていたという。

要するに、元旦に出かけた時の正月風景を見て、目に留まったものを取材してストックしておくということだろう。といっても、そのすべてが使えるわけではないらしい。ごく少ない印象に残っているものだけが使えるということだった。

先日、大型電気店に行ってみると、もう年賀状ソフトの新しいバージョンが山積みにされていたっけ。また今日大型の文房具店に入ったら、来年のカレンダーや手帳類がもう並んでいたな。そんなものを目にするとなんだかあわただしささえ感じられてくるな~

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