ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

何かしらのコンプレックスはあったほうがいい。

2007年12月04日 | Weblog
「好きなことをずっと仕事でやっていくために知っておきたいこと」北原照久、矢野雅幸著より。

今でこそ趣味を仕事にして、業界トップにたつ二人ではあるが、彼らもまたコンプレックスを起爆剤にしたからこそ夢を実現できたとも言える。矢野氏は自分の原動力のひとつはコンプレックスが姿を変えた一種の物欲だとも振り返っている。

二人ともはじめからメチャクチャ裕福というわけではなく、欲しいものが全部与えられていたわけでもなかった。コレクターである二人とも、いい意味での欲があったということでは意見が一致している。欲がなければ物を集めたいとは思わないし、そのための努力もしないだろう。棚ぼたは絶対にあり得ない。欲の成就には人一倍働くことも必要になってくる。

欲がなければ、すでに誰かが持っているものを博物館や美術館で観るだけですんでしまう。以上のことは言葉を換えれば、ハングリーさともいえそうだ。それはしばしばスポーツの世界で使われているが、精神はすべての仕事にあてはまるだろう。

たとえば、作家では浅田次郎氏や山本一力氏がプロの作家になる以前、仕事で億単位の借金を抱え込んでしまったことは有名な話だ。しかしその逆境を克服していた。また、先月取り上げた世界的建築家の安藤忠雄氏も決して学問のエリート街道を歩んだわけでもなかった。大学で学ぶ専門の勉強を連日長時間にわたってし続け自分で学問を身につけている。

コンプレックスもいい意味で働かせれば、それなりの成果が望めそうだ。しかしまた逆に悪い方に行ってしまうと、犯罪になったりすることもしばしばだが。


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