ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

生きるために必要じゃない物を集められるのは、人間だけ・・・

2007年12月03日 | Weblog
「好きなことをずっと仕事でやっていくために知っておきたいこと」北原照久、矢野雅幸著より。

作家の荒俣宏さんは「コレクションは学問だ」といっているようだ。コレクションは人間以外の動物はしない。どうして集めることが学問に通じるのだろうか。それは集めているうちに自然と管理するために分けて考えるようになるかららしい。分類、整理をするためにはいろいろと調べる必要も出てくるだろう。たとえば、玩具も飛行機、車、動物、・・・と複数の種類があればそれらの詳しい資料なり歴史なりを知るとさらに奥が深くなってくる。

そして整理、分類するうちにさらに興味が湧いてきて、また集めたくなるらしい。趣味だから進んでできる勉強ということになる。集める、整理する、調べる・・・その繰り返しで結果的に体系づけられる。つまりそれが“コレクションは学問だ”ということになるのだろう。

まだまだ日本ではたかが子供のおもちゃか、という程度でしかないかもしれないが、アメリカではオモチャをひとつの文化として見ているようだ。矢野氏が若いころアメリカへ留学したときにそれを痛感したという。それは古いおもちゃには価値が認められオークションにまで出品されていたからだ。また、60年代後半には『ゴールデンエイジ・オブ・トイズ』(おもちゃのカタログ書籍)というすばらしい本まで出版されていたと振り返っている。

面白いことに、矢野氏はアメリカで日本製のおもちゃをけっこう買ったという。日本では見かけないし手にも入らないおもちゃがあったからだろう。また20年前にはアメリカではおもちゃのような非現実的なものまでちゃんとコレクションの対象になっていることを実感している。

コレクターがいれば、また彼らを対象にビジネスも成り立っているということになるか。趣味の世界にはお金をどんどんつぎ込む人があることも確かではあるな。私のかつての知り合いにもミニカーなどを販売している人がいる。海外に買い付けにいって仕入れてきてはそのコレクター相手に商売している。当然お客は人はかなりの財力がある人ばかりのようだ。そのためか、本人もかなり羽振りがいいという噂がある。


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