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たくさん教わったからうまくなるってものではない。

2013年09月14日 | Weblog
たくさん教わったからうまくなるってものではない。

「落語家はなぜ噺を忘れないのか」柳家花緑著より。

ここでは「芸は盗め」と題していた。確かに教えられるだけでは、十分だとはいえないだろう。それをどこまでしっかりと自分のものにするかが大事なことだった。

教わったというだけで安心してしまうのがよくないことはわかる。実際は自分でさらに極めようと思わなければならない。たくさん教わっても、それなりに自分で精進したからこそ花緑は上達したと実感している。

今では5人の弟子がいるそうだが、これまで一度も「もっと稽古をしろ」とか「噺をたくさん覚えろ」などど言ったことはないという。やる気があるなら教えましょう、というスタイルらしい。

実際来るものは拒まず教えるという。確かに自ら進んで弟子になったのだから、あとはいかに前向きに芸を盗むかという意欲こそが大事なのだろう。

やはりあたり前のことをあたり前にやってるだけでは、何ごとも進歩しないのだろうな。仕事も自らの創意工夫があってこそ、その後の結果も楽しみになるものだ。