ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

それで商品が売れるわけではないが、「たとえ30年後でも・・・思い出してくれれば」

2010年02月25日 | Weblog
「朝日新聞」土曜版2010.2.20付けより。

連載の“フロントランナー”というインタビュー記事で、TOTO社長の張本邦雄さんが語っているなかにあったフレーズだった。この会社は衛生陶器で国内シェア6割、年商約5千億円という最大手だ。

張本氏が社長になって真っ先に始めたのが工場訪問だった。つまり、売り上げが低迷して不況を一番感じているのは工場の人たちだと感じたからだという。

各地で懇親会を繰り返し、元気づけようと始めたものの、元気をもらったのは自分の方だと感じたようだ。企業のトップが進んで全国を回ってコミュニケーションをとろうというのは実に素晴らしい。

そんな中で、工場を休日に開放して地域住民を招く催しまでしていた。そこではいろいろなイベントを行っているが、それで商品が売れるわけではないことはわかっている。

しかし、30年後でも、家をリフォームする人が、まずTOTOを思い出してくれればと思ってやっているという。社員とユーザーとの触れ合いを大切に考えているのは営業一筋36年という現場意識があるからだろうな。