素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

確定申告終了!

2021年02月18日 | 日記
1月に比べ2月はあっという間に中日が過ぎた。「2月は逃げる」とはよく言ったものだ。ジョギングも余禄日記も何とか目標をクリアしている。去年の2月は年間で一番の距離222㎞だったのでやはり厳しい。明日はどれくらい走っていたのかな?とページをめくると記録より貼ってあるハガキの方に目が留まった。
 国税還付金振込通知書だ。去年は結構早い時期に確定申告を済ませていたことに気付かされた。今年は、生命保険料控除証明書や源泉徴収票が届いた頃は「ああまたこの季節やな」と思ったきりすっかり頭の中から飛んでいた。去年からID(利用者識別番号)とパスワード(暗証番号)でe-Tax送信しているのでいつでもできる。と気持ちにゆるみがあった。正式には受付が始まったばかりで急ぐことはないが、いつの間にか忘れてしまう可能性が大なので「よし!」とスイッチが入った。

 必要な書類さえ保管していれば、シンプルな年金生活なので15分ほどで終了。税務署に延々と並んでいたことを思えば便利なシステムになったもんだ。 

 肝心のジョギングの記録の方は、打上治水公園までの10kmコースを午前中に走り、午後はジムのアークトレーナーで4kmと合計14kmを稼いでいた。これはかなりハードルが高い。無理をせず明日は7km~10kmぐらいで差を少なくすることにした。

 数字にしばられてはいけないが、自分を客観視するためには必要なものである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスク問題解決!

2021年02月17日 | 日記
 一見立体的でであっても、柔らかい素材でできているマスクは強く息をすれば貼り付いてくることを避けることはできない。同じジムのHさんに言わせると高価なものは気密性が高いので運動には不向きである。ユニクロのものを付けた時は歩くだけでも結構苦しいらしい。すると、皆から「師匠」と呼ばれている70代後半~80歳の方が「マウスシールドの上にマスクをつけると空間が生まれて楽になる」とアドバイスしてくれた。マウスシールドとフェイスシールドは第3波の兆しが見え始めた頃に着用が禁止になっていたので年明けから見かけなくなっていて頭の中から消えていた。

「なるほど!」と思いコーナンへ行ったがフェイスシールドは有ったがマウスシールドはなかった。マウスシールドは飛沫を飛ばさないことには一定効果はあるが飛沫の侵入を防ぐことはできないということで特別な職種の人だけで一般の人は使わなくなったからホームセンターの売り場から消えても仕方ない。ダメ元でヴィバホームにまわることにした。それでだめならカインズ。我が家のまわりにある3店になければ通販である。

 幸い、ヴィバホームの入口に設置されているマスクコーナーにマウスシールドがあった。その隣に「立体インナーマスク」の箱を見つけた。「口元に立体空間!マスクの開放感アップ」というキャッチコピー。「これこれ、どちらにしようかな」と迷っていたら、おば様がいきなり横に立ち3個、4個と買い物かごに入れた。家族の分を買うつもりである。「~さんもいるかなあ?」と携帯で確認し始めた。この勢いだとあるだけ買うように思えたので急いでマウスシールドと立体インナーマスクをカゴに入れた。家でゆっくり使ってみて検討すればよい。
 

 「立体インナーマスク」を今日ジムで使ってみたが快適そのもの。呼吸に関するストレスは限りなくゼロになった。「マウスシールド」は空間が小さいので予備としておいて置くことにした。

 コロナ禍の中で、どんどん必要なものが作り出されていることを実感。人間のたくましさでもある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜来風雨声 花落知多少

2021年02月16日 | 日記
 ポカポカ陽気から地震、追い打ちをかけるように発達した低気圧による雨。直撃された北陸、東北、北海道は暴風雪。近畿も間接的ではあるが深夜から未明まで風が吹き荒れた。2階の部屋にいると窓越しに風圧を感じた。

 「春眠暁を覚えず」という季節ではないが、「夜来風雨の声 花落つること知る多少」と孟浩然の『春暁』の一節が思い浮かぶほどだった。孫が来ていてワイワイしていたので夕方の天気予報を見逃していた。まさか、こんなに風が強まるとは考えもしなかった。

 外の植木鉢が気になったが今さらジタバタしても始まらず落ちたら落ちた時だと開きなおるしかなかった。

 朝、新聞を取りに出たついでに一通りチェックしたが、何事もなくホッと一息である。

 明日、明後日と冬に逆戻りするみたいで風も収まりそうもない。気を引き締めてかからないといけない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無知の自覚

2021年02月15日 | 日記
 「方丈記」を読み始めたきっかけは、NHKの「100分de名著」という番組。小林一彦さんの解説で4回シリーズ。
①知られざる災害文学 ②”負け組”長明の人生 ③捨ててつかんだ幸せ ④不安の時代の生き方 をテーマにコンパクトにまとめられていた。

 目から鱗が落ちる。という感覚は久しぶりだった。冒頭の「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし、・・・」という牡蠣だしと三大随筆の一つ、無常がテーマなど受験のための浅薄な知識しか持ち合せていなかったことに気付かされた。

 時代背景、歩んだ人生などを知ることで言葉の裏にある深い意味が理解でき、時を越えて今を生きる自分に指針を与えてくれる。番組のテキストを元に大幅に加筆された本である。その最後に玄侑宗久さんが『「風流」の境地へ』という一文を寄稿している。それが又、心に沁みたので『無常という力~「方丈記」に学ぶ 心の在り方~』も購入した。原文・現代語訳が付いているので2冊をセットにして愛読。

 今年の目標で「百人一首」を取りあげているのも「何も知らなかった!」というのがある。今は、鎌倉右大臣、源実朝の歌を味わっているが、そこに藤原定家と鴨長明が関わってくるということに気付づ歴史や国語の授業だけではわからないものがある。とひとり楽しんでいる。

 無知であるということは、楽しみが多いということだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

災害は情け容赦なし!

2021年02月14日 | 日記
 毎日が日曜ではあるが、同居している息子が平日は朝6時45分頃仕事にいくおかげで平日と休日のメリハリはある。平日は息子に合わせて5時30分頃起床するが日曜日は7時30分頃まで布団の中。この朝の2時間のゆったり感が嬉しい。特に冬場は外の明るさが全く違うのでなおさらである。

 今朝もゆっくり起きてテレビをつけると福島・宮城で震度6強の地震があったことを伝えていた。これには驚いた。昨夜は9時にはテレビを消したので11時過ぎの地震は知らずに朝を迎えた。

 幸い死者はなかったようだが、家屋などへの被害はかなりあったみたいで映像を見ながらため息がでた。1年延期になった東京五輪がちょうど東日本大震災から10年という節目の時期と重なり復興五輪と銘打っていることもあり、新しい一歩を!という機運が高まる矢先のことである。

 疫病や災害は人間界の事情などお構いなしであることを思い知らされた。

 令和になって一番繰り返して読んだのは『方丈記』関連の本である。中でも「鴨長明 方丈記」(小林一彦著 NHK出版)と「無常という力」(玄侑宗久著 新潮社)の2冊は重宝している。

 『何が起ろうと悩まない、決めつけない・・・全てを受け入れ、揺らぎ続ける。それが自由になること、強くなること、そして未来を楽しむことである。』とフクシマに住む玄侑さんは語る。

 もう一度、じっくり読み直そう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする