goo blog サービス終了のお知らせ 

素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

2度目の『街場の教育論』読み終わる

2009年09月15日 | 日記
 内田 樹さんの『街場の教育論』、ジムで有酸素運動をしながら読んでいたが、昨日、読み終えた。昨年、読んだ時は、最後の2つ、「国語教育はどうあるべきか」と「宗教教育は可能か」については消化不良であった。仕事をしながら読んでいたのでスタミナも切れていたように思う。
 今回読み返してみると著者の言いたいことがわかったような気がする。あとがきで述べているが、元になったものは大学院での講義なので、対象は院生や聴講生たちだったが、加筆修正の段階では、念頭に置いていた読者は「学校の先生たち」であった。

そのとき、私はとにかく「学校の先生たちが元気になるような本」を書こうと決めていました。どう考えても、教育にかかわる諸問題を解決する主体は、現に教室で子どもたちを前にしている教師たち以外におりません。《中略》
 ですからとにかく、現に教壇に立っている先生たちができるだけ元気でいられて、いろいろ創意工夫する意欲が湧いてきて、仕事があまりうまくいかないときもそんなに落ち込まないでいられるような、そんな気分になれる本を書こうと思いました。果たしてその目標が達成されたどうか、それは、この本を読んでくださる先生たちに訊ねてみないとわかりません。私の願いがいささかでも実現するといいんですけれど。

 私自身で言えば、昨年、厳しい状況の中で元気にしてもらった。そして、今、新司法試験の合格率が27.6%という過去最悪の結果を受けて、法科大学院のあり方について見直しを求める意見を読むにつれ、内田さんの指摘の鋭さを思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『しがみつかない生き方』(幻冬舎新書) 香山 リカ著を読む

2009年09月13日 | 日記
 本の買い方の一つとして、毎週日曜日に掲載される書評紙面を見て決めるとゆうやり方をしている。『しがみつかない生き方』もそうやって買った本。
 著者の香山 リカさんは、いろいろな出来事が起こった時、コメンテイターとして、新聞、雑誌で意見、感想はよく目にするが、まとまった形の本は読んだことがなかった。
 軽いHow Toものかなと思っていたが、具体的でシンプルではあるが、中身は示唆に富み、けっこう深く考えさせられた。昨日、移動の電車の中でじっくりと一気に読むことができた。

 『「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。そして他人の弱さを受け入れること・・・・』  

 むずかしいことだ。

 今日の午後からは『第九』の練習。13時から1時間余り、音楽監督でもある、大阪芸大の教授三原 剛さんの“発音講座”がある。日本語の持っている特異性からドイツ語の発音の基礎へと興味深く、わかりやすく解説してくれた。その後は、16時30分まで、全体とパート練習。2回目の超初心者の私はほとんど歌えないが、各パートの響きが融合した時の心地よさを感じながら、とにかく体にしみこんでくるのをひたすら待っている。

道遠し まわりの声を たよりつつ 1フレーズずつ 覚える覚悟 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジブック 『テクテク神戸明石姫路』

2009年09月12日 | 日記
デジブック 『テクテク神戸明石姫路』

 妻は、いろいろなものにこまめに応募している。8月の始めに、桃太郎トマトの引換券が送られてきた。どこに行けば?と見ると、『あぼしまち交流館』とある。調べてみると姫路市の西のはずれにある町。かなり遠いので、延ばし延ばしにしていたが、引き換え期間の終わりが迫ってきた。明石とか姫路城にもちょっと興味があったので、私が電車で行くことにした。
 電車代を調べてみると馬鹿にならない。まともに払っていくと5000円近くになる。フリー切符を調べると、私鉄はJRに比べると種類もあり充実している。その中で、山陽電車の『三宮・姫路1dayチケット』1400円が一番ぴったりだと思った。JR星田からJR三ノ宮までは890円×2は仕方がない、計3180円でおさまる。
 
 8:48の区間快速新三田行に乗り、尼崎で乗り換えJR三ノ宮に9:53着。
阪神三宮で1dayチケットを買い、明石へ。一度行ってみたかった町である。予想以上に面白かった。てくてくと歩くスピードで見るのっていいなと感じた。
 松尾 芭蕉の句  “蛸壺や はかなき夢を 夏の月”

 12:17の電車で、明石から飾磨で乗り換え、終点の網干に13:08着。目的の「あぼしまち交流会館」を探しながら歩く。古びた店が並び、昔なつかしい空気がただよっていた。交流館は町おこしのためにつくられたのだろう、新しくきれいだった。目的のない旅の唯一の目的「トマト」を受け取り。トマトを道連れに、13:44の電車で飾磨にもどり姫路行に乗り換え14:06に姫路到着。姫路城は9年ほど前の夏に来たが、その時は車だったので、大手門通りは通らなかった。幅が広くて、彫刻も30mぐらいの間隔で置かれていて立派な通りである。
 姫路城は前日、NHKで放送していたので、前とは違う角度で見ることが出来た。確かに、門の高さが、城に近づくにつれて低く、通りにくくなっていくし、道は迷路のようになかなか城の近くにいけない。⇒がなければ、多分迷うと思う。
 中も、狭く、急な階段を登らないとだめで、ひざを痛めている人は途中で断念していた。とにかく、敵の侵入を防ぐために、ありとあらゆる智恵が使われていることに感心した。時間がなかったので、お急ぎコースでまわったが、2時間ぐらいはたっぷりかけたいものだ。5年がかりの大改修に入るので、それが済んだら、もう1度来ようと思った。

 15:30の電車で、姫路から元町へ。16:28着。思い出深い南京町をちょっと見たかった。いつも変わらぬ活気にあふれていた。

 JR三ノ宮に戻り、17:06の列車に乗り、尼崎乗換えで星田に18:14着。 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジブック 『鳥取 梨狩り』

2009年09月11日 | 日記
デジブック 『鳥取 梨狩り』

梨狩りは雰囲気を楽しむもの。招待旅行でなければ行かないだろう。
おみやげ用1かご5個入りで1000円は高い。途中にトイレ休憩で立ち寄った道の駅『あわくらんど』では、もう少し大きいサイズ6個入りで500円。野菜も種類が豊富で安かった。

金の計算と食を満たす せちがらい現実と
 オパール、砂丘で 悠久の時を感じる旅でした。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥取へ梨狩りに

2009年09月10日 | 日記
梨狩りツアーに当たったので、日帰りで鳥取へ行きました。 神戸オパールミュージアムで、1500万円のブラックオパールを始め6桁7桁の値段がつくジュエリーで目の保養をした後は豪雨の爪痕がまだ残っている佐用町を通り一路鳥取へ。
鳥取砂丘は38年ぶり、大学生の時は走ったなと思い出しながら、小1時間ほど歩く。風が気持ちよく楽しめた。おかげで、その後の梨狩りでは、5個ほど梨を食べることができた。
今、17時帰路のバスの中、予定では20時頃梅田着。梨と試食で腹具合もよく、心地よい震動とともに睡魔が押し寄せてきた。おやすみなさい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする