素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

勢の勢い止める豪栄道

2014年05月24日 | 日記
 ジムでは野球は阪神、大相撲は豪栄道と勢の話題で盛り上がる。豪栄道は寝屋川市でもは交野市との境に近く、交野市出身の勢とは同じ相撲道場に通っていたこともあり地元出身力士として関心が高い。今場所は両者明暗が分かれている。先場所までの好成績を土台に大関獲りに王手をかけたかった豪栄道はあえなく失速。勝ち越しすら危うい窮地に追い込まれている。鶴竜への反則負けがまことに痛い。一方の勢は初日黒星発進となったが、あれよあれよと白星を重ね、優勝戦線に平幕としてただ一人踏みとどまっている。

 こう言ってはなんだが、勢がこういう形で14日目まで注目されることはあまりないだろう。その大事な一番が小さいころからなじみの豪栄道との大阪ダービーというのも因縁めいたものを感じる。崖っぷちの豪栄道と勢いづく勢の取り組みは目が離せなかった。
  関脇の地位に長くとどまっているだけあって、同期といえど地力の面では豪栄道に一日の長がある。ポイントは立ち会いから勢が右を入れて攻め込めるかどうかというところだった。両者とも不利になると引き技で墓穴を掘る傾向がある。しかし、残念ながら墓穴を掘ったのは勢の方であった。
   最終盤に差し掛かり、メンタル面で昨日までとは多少違ったのかもしれない。このあたりは経験の差かもしれない。
  今場所の経験は貴重なものであったように思う。豪栄道、勢ともにまだ自分の形が確立していない。それができてくれば、この大阪ダービーも看板取り組みの一つになるのだが。勢に期待しているのは、かつての柏戸のように前みつをとっての一気の寄りで攻める相撲である。何となく体の感じが似ているので「剛」タイプになってほしい。豪栄道、遠藤などは「柔」タイプだと思うので。剛と柔のせめぎ合いも相撲の魅力の一つ。そういう意味では大砂嵐も魅力がある。

 役者が出てきて、大相撲がだんだん面白くなってきた。千秋楽波乱があるか?鶴竜も10勝はしたいだろうし、稀勢の里も先を越されたことに内心期するものもあるだろうし、この取り組みが一番見ものである。

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