素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ご近所の牡丹艶やかなり

2022年04月21日 | 日記
 大階段を下りたところのKさん宅の牡丹が咲き誇っている。毎年、春の牡丹と秋の菊が見頃になると門の所に置いて通る人の目を楽しませてくれている。去年の秋は天候不順がたたり、菊がまったく成長せずとても口惜しがっていた。

 春も季節外れの暑さがあったりして気温がジェットコースターのように変化したのでどうかなと思っていたら今週の始めごろに例年以上の艶やかな姿のお披露目があった。
  西洋の「花の王」は薔薇、それに対して東洋では牡丹。中国では「花王(かおう)」と呼ばれ、この花ととり合わせの動物は百獣の王ライオン(獅子)しかないとなったみたいだが、私の青春時代の日本では♪・・・背なで 泣いてる~唐獅子牡丹♪や「緋牡丹のお竜」のイメージが強すぎる。

ということを、考えていたら「花王石鹸って、何か関係ある?」という疑問が湧いた。
そこで「花王株式会社」のホームページ(https://www.kao.co.jp/white/history/02/)を見ると次のような歴史が書かれてあった。

「花王石鹸」のはじまり
花王石鹸は、1890年(明治23)に生まれました。この頃の石鹸は、高価な贅沢品であった舶来物か、廉価で手に入りやすいが品質の劣る国産のどちらかしかありませんでした。この状況をなんとか変えたいとの使命に燃えたのが、当時東京・馬喰町で洋小間物商を開業したばかりの長瀬富郎でした。友人の職人や研究者らと力を合わせ、また自らも調合技術を学んで半年にわたる試行錯誤の結果、ついに完成。ひとつひとつ、ろう紙で包んだ上に能書と証明書を巻き、桐の箱に収めるという、中身も包装も高品質を追求した純国産石鹸が誕生したのです。

 顔あらい=花王石鹸
長瀬が目指したのは外国産にまけない日本の石鹸の「銘柄」を確立することでもありました。彼は当時一般に使われていた「顔石鹸」という呼称からこれを発想、顔を洗える高品質な石鹸として「香王」「華王」と経て、分かりやすく読みやすい「花王」に決定しました。また、日本国内だけでなく東洋一のブランドをとの思いから、能書には桜ではなく、東洋で花の王として愛されている牡丹を描きました。美と清潔のシンボルとして月をモチーフにしたおなじみのマークの原形も同時に誕生、「月のマークの花王石鹸」の歴史がここに始まりました。

 「読んでガッテン!
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