素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「母の日」と「誕生日」の祝いに松阪へ

2024年05月16日 | 日記
 5月12日が母の日、15日が母の誕生日なので毎年2つを一緒に祝うことにしている。ジムが16日、17日と休館日だが、母のデイサービスが月、水、金のため木曜日の今日行くことにした。

 交野市の外出支援制度(年間4600円補助)の対象者の年齢が今年度から75歳以上から70歳以上に引き下げられたので、それを活用して電車で行くことにした。星田から鶴橋を経由して伊勢中川までの往復でちょうど4300円である。弟が伊勢中川の駅から徒歩10分足らずの所に居るので弟の車に同乗して移動できる。

 電車で松阪に行くのは2度目、前回は雪が心配で車で行くのを止めた。実際、奈良県に入ったら雪模様で県境の山間部は雪化粧していて「正解だったな」と安堵したものだった。その時に近鉄大阪線の急行の本数が思っていたより少ないことに驚いた。志摩市に住んでいた私にとって近鉄は名古屋や大阪に行く大動脈という感覚が植えつけられたまま修正される機会がないまま50年余り過ごして来た。ほとんどが車利用だったから致し方がない。

 前回も今回も行く時は松阪行き「快速急行」を使った。伊勢中川に11時までに着こうと思えば星田から左回りルートと右回りルートのどちらを取っても鶴橋か大和八木で結局これに乗るしかない。
 
 伊勢中川は、志摩市のほうから来ると大阪方面と名古屋方面に分かれる分岐点の駅であるので賑やかな駅というイメージをズーッと持っていた。これが大きな思い違いだということが前回の帰りに分かった。大きな駅だという思い込みがあったので電車の本数はたくさんあるだろうと帰りの時刻表をチェックしないでいた。弟に14時少し前に駅に送ってもらい、改札口へ行き時刻表を見ると目が点になった。11時から14時までの電車の本数が思っていた以上に少なかった。
 1時間に普通と急行(快速急行)が各2本はあるだろうという思惑は外れ、大阪に行くのは14:10の特急か14:48の急行の2者択一。18歳で家を出るまでは特急料金を払うのは当たり前という感覚でいたが、名古屋に出て名鉄電車、大阪に移って京阪電車を使うようになったら特急料金を払うことに抵抗感が生まれるようになった。近鉄の特急料金はべらぼうに高いと感じるようになっていたので45分余り待っても急行を選んだ。しかも、駅周辺には時間を潰す施設が一つもないということも前回学んだので今回は、きっちり時間調整をして駅まで送ってもらった。急行と言っても感覚的には普通列車である。急行らしく感じるのは「快速急行」だが、1日3本しかないというレアな代物だということも今回わかった。

 今回の昼食は鰻にしようとなった。店は地元の弟におまかせ。いつもと焼き方が違うのもいいだろうということで「鰻の成瀬」

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鰻の成瀬

 
に連れて行ってくれた。全国展開している店で、昨年12月にオープンしたとのこと。弟に言わせると松阪の人は濃い目の味を好む傾向にあるので薄味で物足りないと言う人が多いが、私にはちょうどいいのでは?とのこと。
  95歳になった母も我々と同じものをしっかり食べたので「まだまだ元気だ!」と安心した。

 実家の方にもあるコーヒーチェーン店の珈琲「らんぷ」に立ち寄り時間調整をした。店の造りが同じなので母は「懐かしいな」と繰り返していた。

 前回の事を踏まえきちっと時間管理して急行に乗り帰路についたが、鶴嘴で環状腺に乗ったまでは良かったが、なかなか発射せず「おかしいな」と思い始めた時「弁天町と大正橋の間で飛来物が架線に引っかかったため安全点検をしています」とのアナウンス。見通しの情報が少ないまま列車で待つという経験を初めて味わった。環状腺が夕方のラッシュ時に全面ストップとなった。20分ほどして見通しが立たないので振り替え輸送を実施するとのアナウンスが入ったので、大阪メトロ千日前線で今里にもどり今里線で鴫野駅に行き、そこから学研都市線でというルートで帰った。1時間余り遅くなってしまった。最後の最後でとんでもないハプニングが待っていた。忘れられない松阪行きとなった。 
 
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