しばらく前までは朝目覚めると「ホ~ホケキョ ケキョ ケキョ ケキョ」というウグイスの鳴き声が聞こえたが、最近は「ケキョケキョケキョ」という鳴き声がする。
『鳴きかたの下手なウグイスやな』と言うと『野鳥の会の人に教えてもろたけど、あれはホトトギスやて』という答え。
『そうか、目に青葉 山ホトトギス 初鰹っていう季節やもんな』 『もう梅雨入りしてしもたけど』
『世間では“テッペンカケタカ”とか“トッキョキョカキョク”とか“イッピツケイジョウ”と聞こえるというけど、ウグイスの鳴きぞこないがピッタリやな』
『渡り鳥で、自分の巣を持たず、ウグイスなどの巣にちゃっかり卵を産むみたいやな』 『子育て放棄の元祖かいな』
『なぜか昔から人気のある鳥みたいやね。万葉集にも150首余り詠まれているみたいやで』 『きれいな鳴き声とは思えんけど』
『現れるタイミングかな。季節を感じる鳥とでもいうか。♪卯の花の匂う垣根に ほととぎす早もきなきて しのびねもらす 夏は来ぬ♪』
『小学生の時、“しのびねもらす”がよくわからんで、オシッコをするんかと思てたわ』『鳥のフンを頭に落とされた人多いもんな』
『情緒のない話や。本当は“忍音”で、その年のホトトギスの初めての鳴き声のことで、最初やから、けたたましくなくひそやかなんやて』
『全然関係ないけど、明治の頃の言葉はむずかしいやろ、もう1つ勘違いしてたのは浦島太郎の歌。』
『♪むかしむかし浦島は♪かいな』『そう、後半や♪帰ってみれば こは如何に 元いた家も村もなく♪のところ』
『てっきり“怖い蟹”が元いた所にうようよ歩いていたと古文を習うまで思っていたんや』『日本語はむずかしいからな』
『それはともかく、平安の頃、ホトトギスの“忍音”(=初音)を誰よりも早く聞こうと夜通しでがんばるなんてこともあったみたいやで』
『枕草子にあるんや。橋本治さんの“桃尻語訳”やけど、第38段に鳥のことがつらつら書いてあって、その最後に《ほととぎすは今更言うことなしね。いつの間にか得意顔で鳴いてて、卯の花や花橘なんかに止まって見え隠れしてるのも、シャクにさわるぐらいの風情よねェ。五月雨(さみだれ)の短か夜に目ェ覚まして、「なんとかして人より先に聞きたい」って待ちわびてて、真夜中に鳴き出した声が洗練されてて魅力のあることったら、本気で放心状態・・・もうどうしようもないわね。六月になっちゃえば声も出さなくなっちゃう。もうぜェーンブ、言うだけ野暮よ。夜鳴くものは、なんでもかんでもエライの。赤ン坊だけはそうじゃないけど》とある。こんなの読むと人間って変わらへんなと思う』
『それ以外でも古今集や新古今集にもそれぞれ40首余りホトトギスは詠まれているみたいやから、日本人にとって特別な何かを感じさせる鳥やったんかな』
『信長、秀吉、家康の性格をあらわしている有名な川柳も、鳴かないホトトギスをどうするかやからね。何でホトトギスなんやと思ったりもしたが、やっぱり鳴き声の存在感は鳥の中では別格なんや』
『これは理屈ではなく、事実やから。朝、心して聞かないとな』『そうそう、織田家の末裔で、フィギアスケートの選手に織田信成くん。』
『ちょっと信長のイメージとは真逆な感じの』『名前につぶされず、よくがんばっているやん』
『鳴かないホトトギスをどうするかということで、彼自身が詠んだのが“鳴かぬならそれでいいじゃんホトトギス”』
『オリンピックで金メダルをとったら、三人の天下人に加わって後世に残る句となるかな(笑)』
『鳴きかたの下手なウグイスやな』と言うと『野鳥の会の人に教えてもろたけど、あれはホトトギスやて』という答え。
『そうか、目に青葉 山ホトトギス 初鰹っていう季節やもんな』 『もう梅雨入りしてしもたけど』
『世間では“テッペンカケタカ”とか“トッキョキョカキョク”とか“イッピツケイジョウ”と聞こえるというけど、ウグイスの鳴きぞこないがピッタリやな』
『渡り鳥で、自分の巣を持たず、ウグイスなどの巣にちゃっかり卵を産むみたいやな』 『子育て放棄の元祖かいな』
『なぜか昔から人気のある鳥みたいやね。万葉集にも150首余り詠まれているみたいやで』 『きれいな鳴き声とは思えんけど』
『現れるタイミングかな。季節を感じる鳥とでもいうか。♪卯の花の匂う垣根に ほととぎす早もきなきて しのびねもらす 夏は来ぬ♪』
『小学生の時、“しのびねもらす”がよくわからんで、オシッコをするんかと思てたわ』『鳥のフンを頭に落とされた人多いもんな』
『情緒のない話や。本当は“忍音”で、その年のホトトギスの初めての鳴き声のことで、最初やから、けたたましくなくひそやかなんやて』
『全然関係ないけど、明治の頃の言葉はむずかしいやろ、もう1つ勘違いしてたのは浦島太郎の歌。』
『♪むかしむかし浦島は♪かいな』『そう、後半や♪帰ってみれば こは如何に 元いた家も村もなく♪のところ』
『てっきり“怖い蟹”が元いた所にうようよ歩いていたと古文を習うまで思っていたんや』『日本語はむずかしいからな』
『それはともかく、平安の頃、ホトトギスの“忍音”(=初音)を誰よりも早く聞こうと夜通しでがんばるなんてこともあったみたいやで』
『枕草子にあるんや。橋本治さんの“桃尻語訳”やけど、第38段に鳥のことがつらつら書いてあって、その最後に《ほととぎすは今更言うことなしね。いつの間にか得意顔で鳴いてて、卯の花や花橘なんかに止まって見え隠れしてるのも、シャクにさわるぐらいの風情よねェ。五月雨(さみだれ)の短か夜に目ェ覚まして、「なんとかして人より先に聞きたい」って待ちわびてて、真夜中に鳴き出した声が洗練されてて魅力のあることったら、本気で放心状態・・・もうどうしようもないわね。六月になっちゃえば声も出さなくなっちゃう。もうぜェーンブ、言うだけ野暮よ。夜鳴くものは、なんでもかんでもエライの。赤ン坊だけはそうじゃないけど》とある。こんなの読むと人間って変わらへんなと思う』
『それ以外でも古今集や新古今集にもそれぞれ40首余りホトトギスは詠まれているみたいやから、日本人にとって特別な何かを感じさせる鳥やったんかな』
『信長、秀吉、家康の性格をあらわしている有名な川柳も、鳴かないホトトギスをどうするかやからね。何でホトトギスなんやと思ったりもしたが、やっぱり鳴き声の存在感は鳥の中では別格なんや』
『これは理屈ではなく、事実やから。朝、心して聞かないとな』『そうそう、織田家の末裔で、フィギアスケートの選手に織田信成くん。』
『ちょっと信長のイメージとは真逆な感じの』『名前につぶされず、よくがんばっているやん』
『鳴かないホトトギスをどうするかということで、彼自身が詠んだのが“鳴かぬならそれでいいじゃんホトトギス”』
『オリンピックで金メダルをとったら、三人の天下人に加わって後世に残る句となるかな(笑)』
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