素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

昨夜のNHKスペシャル「カラーでよみがえる東京~不死鳥都市100年~」興奮してしまった。

2014年10月20日 | 日記
 連想ゲームみたいに、偶然のことがつながり思考が深まっていくということを退職してからの生活の中でよく経験するようになった。昨夜のNHKスペシャル「カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年~」もそうで、今読んでいる奥泉光さんの『東京自叙伝』(集英社)ときっちりつながった。

 番組を見ながら興奮している私を息子や妻は怪訝そうに見ていたが、そのことを説明するのは難しく「スゴイ スゴイ」を連発していた。テレビや映画でのセットではなく、実写映像の持つ力は桁違いであった。しかも、カラー映像化ということまでやってのけた今の技術力の高さにも脱帽。

 番組構成も新鮮で従来のドキュメンタリーとはひと味もふた味も違った。余計な修飾語がないので映像でありながら自分の中で自由にイメージを膨らませることができた。

 特に、学徒出陣と東京オリンピックの開会式を異なる時代に同じ場所で観覧した、作家の杉本苑子さんの言葉は深く心に沁みた。メッセージにあった「今日はあの日につながり あの日も今日につながっている」ということがストンと心に落ちた。

 これから読み進む『東京自叙伝』の感じ方がまた違ってくるだろう。

 今日の昼間は誰も居なかったので、少し落ち着いて録画を見直した。こういうのが本当のお宝映像である。



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