素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

コモンシティ星田の大丸ピーコック今日で閉店

2012年03月14日 | 日記
 コモンシティ星田は20年ぐらい前に星田ゴルフ場跡の丘陵地に大阪府住宅供給公社と積水ハウスによって開発された。「提案競技によるまちづくり事業」という開発手法による大阪初の取り組みだったので話題になった。“電線を地下に埋設して電柱のない街”“曲線道路を多用して住宅の独立性を保つ”が売りであった。新しい住処を検討していた私たちも見学会に出かけたが、値段の高さに即断念。バブル末期のなつかしき頃の話である。それで、隣接した電柱が林立している今の場所に住むことになった。

 大丸ピーコックも同時に開店した。小規模店だが店が少なく買物に不便な地域だったので重宝がられた。しかし、周囲に大規模なスーパーが進出してくるにしたがって客足が遠のいた。この時期、ピーコックに限らず大型店の進出に対する生き残り策は小規模店にとって悩みの種だっただろう。徹底して品質の高さで違いを出したラッキーや地域密着に徹したニッコーは存在感を維持した。ここのピーコックは中途半端なコンビニ化路線を走ったためジリ貧状態から脱却できなかった。

 とはいえ、バイクや自動車という手段を持たない人にとっては歩いていけるありがたい店であった。“買物難民”という深刻な話があちこちで聞こえてくる。

 私にとっては5円コピーがあるのがありがたかった。少し不便になる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする