りそな銀行のある蔵造りの町並の仲町交差点を東に入ると、ドリス式オーダーをずらりと並べた重厚な外観の川越商工会議所があります。
りそな銀行とは対照的なオーダーを前面に配したクラッシクな外観は、大正~昭和初期に流行った銀行建築の定番的手法。交差点の隅角部に出入り口を設け、上部にはバロック風のペディメント装飾を施すなど、当時の銀行建築の特徴をよく表しています。
■オーダーを配した重厚な古典主義風外観は、当時の銀行建築の定番
■2階分を貫くドリス式のジャイアント・オーダーは迫力満点、銀行の威厳をいやがうえにも強調します
■川越商工会議所(旧武州銀行川越支店)/埼玉県川越市仲町1-12
竣工:昭和3年(1928)
設計:前田健次郎
施工:清水組
構造:RC造地上2階、地下1階
撮影:2018/04/30
※国登録有形文化財
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