かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

旧名鉄美濃町線美濃駅本屋・プラットホーム(岐阜県美濃市)

2011-06-08 | 中濃の近代建築

◆旧名鉄美濃町線美濃駅本屋・プラットホーム/岐阜県美濃市2926-4
 竣工:大正12年(1923)
 構造:木造平屋建
 撮影:2007/04/29
 ☆国指定登録有形文化財

名鉄美濃町線美濃駅は、美濃町線の廃止にともない1999年3月31日に廃駅となりましたが、駅本屋とプラットホーム、車両、一部線路が記念館として保存展示されています。
駅舎は大正期に建てられた役場や公民館、学校などに良く見られる木造下見板貼りの洋風建築で、戦前の名鉄の駅舎はほとんどこのタイプです。
名鉄は古い木造駅舎が結構残っていましたが、ここ10年程で岐阜県内のローカル線(揖斐線、谷汲線、八百津線、美濃町線など)が廃線になり、現在当時のまま残っている戦前の木造駅舎は数えるほどになってしまいました。
旧名鉄美濃駅舎は地域のランドマークとして長い間住民に親しまれてきた建物で、登録有形文化財として保存活用の道が開けたのは嬉しい限りです。

 


駅舎妻側に出入り口を設け壁面に装飾的に木骨を見せる



待合室と改札口



ターミナル型の駅舎に2本のホームが取り付く



コの字型のプラットホームにかつて美濃町線を走った車両が保存されている



大正15年製の丸窓がレトロなモ510形
当時流行の正面が半円筒形の流線型の車体



美濃町線の廃線跡~路線の一部が道路になりプラットホームも残っていました
サイクリングロードに最適で気持ちよく走れます(関市下有知中学附近)

 

 



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