かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

末広橋梁/旧四日市港駅鉄道橋(三重県四日市市)

2013-07-24 | 近代橋めぐり

かなりアップが遅れましたが、(^_^;) 5月の連休の近代建築めぐりもいよいよ最後の三重県四日市です。
四日市は2006年以来2度目の訪問で、今回は画像の更新と現存確認を中心に、時間が許せば前回取りこぼした物件も訪問したいところです。

まずは近鉄四日市駅でレンタサイクルをゲットして(100円で一日乗り放題)、前回時間の都合で割愛した四日市港方面に向かいます。
四日市港にある2件の重要文化財のうちの1件、まずは末広橋梁です。
末広橋梁は現役で最古の鉄道可動橋で、昭和6年(1931)埋め立てられた末広町と千歳町の間の千歳運河に架けられました。
訪れた日は橋は跳ね上がったままの状態で、実際に橋が下りて列車が通る姿を見られなかったのは残念でした。


◆末広橋梁(旧四日市港駅鉄道橋)~千歳運河/三重県四日市市末広町~千歳町
 竣工:昭和6年(1931)
 設計:山本卯太郎
 製作:山本工務店
 構造・形式:鋼プレートガーダー(跳開)
 撮影:2013/05/04
 ※国指定重要文化財


■向かって左側にある小屋が操作室で、ケーブルで橋を巻き上げます





■山元工務所の銘が入るプレート





■近代化産業遺産認定の案内板



■千歳運河沿いの倉庫群~戦前のものと思われます



■すぐ西側に架かる臨港橋~こちらは道路用の可動橋で1991年製の3代目、油圧ジャッキで中央部を押し上げて開きます