塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り キセキの宝石 発色

2022-06-01 03:04:39 | ミュージアム巡り_2022
 宝石の放つ色は光の吸収によるもの。化学が発達する以前は、赤
=ルビー、青=サファイア、緑=エメラルド、黄=トパーズのよう
に色で分類されていた。
 しかし、鉱物の色は常に一定ではなく、微量成分や微細な内包物
(インクルージョン)、結晶構造の乱れなどによっていろんな色合い
になる。また、宝石の主成分が発色原因だと一定の色に落ち着く。
 そのため宝石文類は、色ではなく化学成分や原子配列などに基づ
いて分類されている。

 ルビーとエメラルドはどちらも微量成分のクロムが主な発色因子
で、鉱物種が異なるためルビーは赤、エメラルドは緑に発色する。

 宝石色相環やサファイヤの色バリエーションも展示されていた。
NMNS(台東区上野公園7-20)

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