塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 大津絵 雷と太鼓

2020-11-09 05:47:30 | ミュージアム巡り_2020
 次は、「古筆大津絵」(笠間日動美術館蔵)の画帳に収められて
いる「雷と太鼓」(Kaminari to Taiko、安永期以降の作)。大津絵
の中期以降、最も一般的な図柄で大津絵十種のひとつと数えられ
ている。
 黒い雨雲、雷、鬼の雷公、太鼓の構図。中程の文字は、
「かんじんのたいこを とんとおとしたる かみなりどのの なりの
わるさよ」。
 雷公が落としてしまった太鼓を雲の上から吊り上げようとする
光景は、鬼の焦りや必死さが伝わってくる。
TSG(東京都千代田区丸の内1-9-1)

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