塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 歴史資料の宝庫2 弘賢随筆

2016-02-09 05:39:35 | ミュージアム巡り_2016
 江戸時代の資料にも「山海経」「貫匈国」の住人が出てくる。
 この「弘賢随筆」は、幕臣で能書家、故実家、蔵書家の屋代弘賢
(1758~1841)の手元になった雑稿を取りまとめ、全60冊に綴ったも
の。その原稿の大部分が毎月15日に開かれていた会合「三五会」に
提出された原稿である。
 展示されていた資料は、幕臣の故実家・栗原信充(1794~1870)
が持ち寄ったもので、「穽胸国」(胸に穴がある人が住む国)につい
て、山海経の記述と「三才図会」に載せる「穿胸国」の記述を引用
している。
(公立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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