二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

石川県スポーツトレーナー連絡協議会 発会式

2011年04月10日 | スポーツ障害
3月27日(日)、石川県スポーツトレーナー連絡協議会 発会式が行われました。

☆ 石川県スポーツトレーナー連絡協議会 発会式 ☆

 日 時:平成23年3月27日(日)  午後2時~4時
 会 場:ホテル金沢 2階 ダイヤモンド
               金沢市堀川新町1-1



 開会前の受付の様子。理事の皆さま

この会は、ジュニアから高齢者まで、県内のアスリートの競技力向上、さらに県民の皆さまに対してスポーツを通じて健康維持・増進をして頂こうという目的で、県内の医療団体が参加して発足されました。

医療団体ということは有資格者団体です。国家資格を持っている皆さまが会員として構成される団体です。

そして、これら医療団体がそれぞれの職能を活かしてスポーツ選手やスポーツ愛好家に適切な処置を行うため、共通認識を持ち、スポーツトレーナーとしてのレベルアップを図るため、この会が講習会を開催して認定作業を行います。

また、財団法人石川県体育協会 スポーツ医科学委員会の事業をサポートして、行政とも関わり合った団体となっていきます。

発会式には、来賓の皆さま、各競技団体の理事長・会長、各自治体体育協会、参加医療団体の皆さま、103名の方に参加を頂き、盛会理に終了することができました。感謝です。


 発会式 ご歓談の様子

発会式のパンフレット、当会 会長 北山先生のご挨拶を以下に書きます。

― ご挨拶 ―

 春爛漫の候となりましたが、皆様にはご多忙の中、石川県スポーツトレーナー連絡協議会の発会式にご出席いただき誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
 さて、スポーツ医科学の発展と普及は近年目覚ましいものがあります。アスリートに対してはパフォーマンスの向上を目的とした効果的トレーニング法の開発、あるいは食事、睡眠、休養といったコンデイショニングの研究、さらに身体機能の科学的評価法の模索など身体能力の強化に大きく貢献しています。また、スポーツ愛好家に対しては、スポーツを楽しむだけではなく、健康増進・生活習慣病の予防、治療といった新たな切り口でスポーツに取り組む意義を強調しています。さらに発育期の子供たちに対しては、安全で効果的なスポーツの仕方を提供するとともに、精神の健全発育、社会的要素の習得、感性の拡大と充実、といったスポーツの持つ素晴らしい教育的効果を検証し、その効果をどのように子供たちに提供していくかといった具体的な情報を現場にフィードバックしています。

 このような時代の要請に答える形で、石川県スポーツトレーナー連絡協議会が設立されたことは、誠に意義のあることと自負しています。なぜなら、スポーツトレーナーの役割は、スポーツドクターと連携し、スポーツ最前線の現場で、スポーツ医科学そのものを実践するものだからです。それは、指導者やアスリートにとって、ただ知っているだけであった知識を、実際に使える知識、すなわち知恵へと変換する重要な役割を担っているからです。知識から知恵への変換が行われて初めて、スポーツ医科学の真の効果が発揮されるからです。

 さて、今回発足する協議会には、スポーツドクターを中心として多くの医療人と彼らの所属する協会が参加しました。この状況は、スポーツトレーナー活動を実践していくうえで極めて理想的であると言えます。それぞれが互いに習熟した技術を知識を持ちながら、他のフィールドの技術も習得することにより、幅広い対応力と応用力のあるスポーツトレーナーの育成が可能になるからです。

 ちなみに、当協議会は新しいスポーツトレーナーの育成、各種スポーツ大会、協議会におけるトレーナー活動、県民の健康増進と安心スポーツ実践のための教育活動、大学、高等学校、中学校、ジュニアクラブチームへのトレーナー派遣など、多彩な活動を計画しています。
 
 最後に、このスポーツトレーナー連絡協議会が、今後、名実ともに石川県のスポーツを土台から支える縁の下の力持ちとして、立派に機能しますよう、各位のご支援とご指導を心からお願い申し上げます。

  石川県スポーツトレーナー連絡協議会 会 長  北山 吉明

 ― 以上、挨拶文 ―


参加医療団体は…

 ・石川県スポーツドクター協議会〈医師〉
 ・石川県アスレティックトレーナー連絡協議会〈(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー〉
 ・(公社)石川県理学療法士会(理学療法士)
 ・(社)石川県柔道整復師会(柔道整復師)
 ・(社)石川県針灸師会(はり師・きゅう師)
 ・(社)石川県鍼灸マッサージ師会(はり師・きゅう師・あん摩 マッサージ 指圧師)

以上の6団体です。

この団体から二人ずつ理事を選出し、これまで発会に向け、診療終了後(途中で投げ出して)会議を重ねてきました。これからもこのような形で会議を重ねていきます。私も理事の一人として参加させて頂きました。また、総務部長なる仕事も任されました。
理事の皆さま、有能な方ばかりですから、私は私ができる仕事を精一杯やっていきたいな~と思います。そして、自分自身もスポーツトレーナーとしての資質を向上していきたと思います。

さて、この協議会、なんとか出港は果たしました。
あとは、どのような目的地に着くのかは、これからの活動しだいですね。

この会も様々な先輩が関わり、プロローグがあってつくられた会です。そんな先輩方や世の中の流れに感謝しつつ、石川県のスポーツ選手、県民の利益となるこの会を盛り上げていきたいな~と思います。


 発会式終了時に撮影された理事の皆さま、会長、副会長の集合写真

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜野球部 練習試合 (対 高岡南)

2011年04月08日 | 高校野球
野球シーズンがやってきました。なんだかワクワクします。そんな野球バカで~す

3月20日(日)、久しぶりに星稜野球部の練習試合を観てきました。数日前から練習試合を始めたようです。

今年から星稜野球部はチームスタッフが変わりました。北川監督が退任され、林部長が新監督となり、坂野副部長が部長となりました。コーチ、副部長も新たに着任し、新体制で新たな星稜の歴史を創っていきます。

私は引き続き、選手が高校野球生活3年間で悔いなく、全力でプレーできるように、微力ながら尽力していきたいと思っています。「終りの始まり」ですね。天は終りと始まりを繰り返しながら、環の端無きが如く流れています。

選手のモチベーションは高くなっています
この新たな波にどう乗っていくか…選手の心しだいです。治療をしながら、そんな心のアドバイスなどもしていきたいと思っています。

☆ 練習試合 ☆

  平成23年4月20日(日) 星稜高校野球場
  
   星 稜  高岡南(富山)


この時期にしては、投手、打撃ともにまずまずの動きだと思います。
モチベーションは高いですが、個人個人をみるとそれを出し切れていない選手もチラホラ観られました。その辺りは修正可ですからね、大丈夫でしょう。

守備はまだまだです。しかしながら、体の感覚が戻り、統制がとれてくるのはこれからです。こちらも心配ないでしょう。


 星

 稜

 旋

 風

 巻き起こせ

さらに、この時期注意すべきはケガなんですね。室内から屋外に出たことで、筋力バランスがうまくとれずに痛みなどが発症するケースも多いです。プロの選手でもよく肉離れなどを起こすのも、その辺りの意識が必要なのですね。
また、屋外に出たことによる注意力散漫からくる事故のような外傷なども多くなります。視界が広くなると、集中力も散漫しやすいんです。

春先は昔から”木の芽どき”などと言って、体に様々な症状が出ることが経験的に知られていました。スポーツでも同様だと思いますね。この時期、始まりの時は、集中力と身体内部感覚を研ぎ澄まして、野球に臨みたいです。


 本日、ウグイス嬢の女の子たちがお休みなので、変わってカラス男たちがアナウンス

新生、星稜野球部

どんな野球をするのか、これからが楽しみで~す 

二葉鍼灸療院 田中良和 
コメント (10)
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酔耀会(鍼灸手技療法勉強会) 平成23年 3月 

2011年04月05日 | 酔耀会(すいようかい)
た~いへん、ブログの更新が滞っておりま~す

次から次へとやることあるというのも、どうしたものか。 しか~し、必要とされているうちは、自分のキャパがどれだけあるか分かりませんが、楽しくやっていきたいな~なんて思ってます。

さて、本題。

3月16日(水)に行われた酔耀会に参加しました~。本日より羽咋の方からメンバーが一人加わり、さらに賑やかになりました~。

☆ 内 容 ☆

・症例報告&考察  「小児の夜泣きについて」

【藤田先生】
症例報告というより、「小児はり」と「夜泣き」の考察と言ったところです。先生のお子さんは1歳9ヶ月であり、そのお子さんが1歳1ヶ月くらいから「夜泣き」をするようになりました。「小児はり」をしながら、また、生活における様々な改善を行いながら、自分の経験から「小児はり」や「夜泣き」について考察がありました。自分のお子さんの施術は大事です。どんな仕事でも家族が基本ですからね。でも、自分の子どもを相手にする場合と、患者さまとして他の子どもを相手にする場合とでは、当たり前かもしれませんが、対応が違うのです。藤田先生には、これから「小児はり」をどんどんやって頂き経験して頂きたいところです。当院でも「小児はり」をやってますが、定期的に行うと、本当に体質が改善していくんです。不思議ですね~。刺さない鍼なのにね~。

・論文抄読  「小腸疾患:診断と治療の進歩」

【宮川先生】
日本内科学会雑誌から最近の小腸についてのトピックスを発表して頂きました。小腸はつい最近までそんなに多くの病変や疾患などはないと言われてきました。しかし、近年、カプセル内視鏡やバルーン内視鏡の発達により、小腸の状態が画像で分析できるようにもなってきています。口から肛門までの腸管は9mほどある言われ、その最深部に小腸が存在するわけです。小腸にもやはり病変が現れます。腫瘍などもみられることもあります。そりゃ~食物とともに、いろんなものが管の中を通っていくわけですから、影響を受けるのも当然ですね。この小腸というところは脳からの指令がなくても自分だけで動くことができるのです。腸は脳からの影響は受けており、また、その逆もしかり。腸と脳は非常に密接な関わりがあるんです。最新の医学を知りつつ、私たち鍼灸師が心がけることは、それを部分的機能と捉えずに、全体をカスケードとして捉えることが大切なんですよね。ラグビーで言うと「one for all・all for one」と言ったところでしょうか。
その他、小腸というところは面白!なんです。

・学会参加報告  「第6回日本レーザーリプロダクション学会」

【豊島先生・田中良和】
3月6日に開催された、第6回日本レーザーリプロダクション学会に参加した二人が参加報告を行いました。不妊治療を行っている医療機関の先生方が、LLLTやHLLTなどレーザー治療を取り入れて妊娠率を高めるため使用しています。この学会は、行き詰まりや閉塞感のある現在の生殖医療において、打開策の一方法としてレーザー治療を取り入れている先生方の集まりです。いろいろ勉強になりました。私のブログでも報告が書いてありますので、ご興味のある方はご一読くださいませ。

・実 技  「筋肉を触ろう!」

【粟 先生】
本日は、首周囲の筋肉を復習しつつ、本日の主役 「胸鎖乳突筋」の触診を行いました。僧帽筋と起源を同じくするこの筋肉。この筋肉も脳神経の一つである副神経からの支配を受けていますので、僧帽筋同様、症状の出やすい筋肉なんです。反応が出やすいということですね。奥には交感神経節などもあり、重要な部分でもあるんです。つまむと痛いよ~。


勉強会の終了はやはり1時過ぎ。
まあ、ビックリすることではないが、皆、情熱家ですね。 

すべては患者さまのために、地域の健康のため、健全な社会のため、常に勉強する姿勢が必要なのですね。どんな仕事でも同じだと思いますよ。

”博く学び、つまびらかに問い、慎んで思い、明らかに弁明し、誠実に実行する。人がこれを一回するなら自分は百回行い、人がこれを十回するなら自分は千回行う。果たしてこの方法実行すれば、愚者であっても必ず賢者になり、柔弱な者であっても必ず強くなる”『中庸』より。

愚者でいいんです

愚者だから学ぶんです

そんな感じで石川県の若手鍼灸師…(一部中堅)は勉学に励むのであらっしゃりまする~

二葉鍼灸療院 田中良和  
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