二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

糖尿病のお話~糖尿病と熱中症~ 平成22年 8月 東洋医学研究所コラム

2010年08月06日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~』 

   東洋医学研究所グループ 二葉はり治療院  中村弘典 先生


『糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~』 研究所コラムはこちらをクリック!

今回は、糖尿病と鍼の研究、そして治療を中心に行っている中村弘典 先生が担当です。

糖尿病と熱中症は関係ないように思えますが、その辺りのところを米国の調査などを元に解説されています。熱中症についても分かりやすく書いてありますので、ぜひご覧ください。

人間の体は皮膚を隔て、外界とは隔離された世界のようですが、体は絶えず外界に影響され、身体を正常に働かせるように調整しています。

人間の体はミトコンドリアという場所で、エネルギーをつくると同時に熱をつくり絶えず体の温度を一定に保ち、体が機能的に働くよう体温が保たれています。気温が暑くなれば、身体の熱を放散して体内の熱も上昇しますので、体内の熱を放散することが大切となります。それが出来ないと体の中に熱がたまり「うつ熱」という状態となり、熱中症などを発症し、重篤な場合は脳障害や死に至る場合もあるのです。

さて、糖尿病は知っての通り合併症が怖いのですが、それは体の大小血管が砂糖漬けのように硬くなり障害され起こるわけです。

体で産生された熱を運ぶのは血液です。血液は血管をとおって体の隅々に栄養や酸素などとともに熱を運びます。ということは血管が障害されれば熱をうまく放散できなくなる=熱中症にかかりやすくなるというのは当然かもしれませんね。

また、体調というのは、いろんな体の機能が関わっているのですが、その大きな柱の一つが自律神経機能です。鍼治療をすることで、この自律神経機能のバランスを調整されることが知られています。その中枢は脳幹にあり、体温調整中枢とも密接に関わっているようです。
鍼治療により体調を整えておけば、熱中症にかかりづらくなるということも理解できますよね。

今夏は日本各所で猛暑が続いております。日本は沖縄や北海道を除き、ほぼ湿気の多い夏です。身体の熱は汗をかくことにより、冷やされ、さらに蒸発することにより気化熱として熱が奪い去られていきます。湿度が高いと汗をかいても蒸発しづらいため、気温が低くても熱中症に陥りやすいのです。予防には…北海道に移住しましょうかな~んてね。

違う話ですが、西暦2000年を過ぎた辺りから太陽の活動の低活動期が続いたようです。最近、黒点も多く出るようになり、太陽の大規模な爆発も観測され暑い夏、晴天の続く夏の要因になっているようですね。
約11年周期で低活動期と高活動期を繰り返してきた太陽が、長い低活動期から活発に活動するようになってきたのでは…なんて見られてもいるようです。
太陽から地球はすべての恵みを与えてもらっています。しかし、その逆もあり得るということも言えるでしょう。なんせ太陽の中に地球がすっぽり100万個入るのですから、太陽がいかに偉大か分かりますね。

地球は太陽系に属するわけですが、銀河系全体からみると、このような地球に似たような惑星は60億個とも1000億個存在するとも言われています。 似たような環境ってことは知的生命体がいるということ…

糖尿病の話から、宇宙の話に広がり、大きく話はそれてしまいましたが、「糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~」を、ぜひご覧になり、この暑い夏を乗り切ってくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和

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2 コメント

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母も伯母も姉も (みっちいまま)
2010-08-06 21:41:04
糖尿年です。伯母は低血糖を起こしもう10年くらい前になくなりました。母は3人姉妹の真ん中ですが下の伯母も体が弱く亡くなりました。
姉はまだ軽いそうですが、母はこの8月で80歳です。かなりの肥満になって身長143cmで体重は60キロ位だそうです。

軽い老人性痴呆も始まっており、近くに商店があるため買い物に行っては甘いものを買ってきたり、同じような惣菜や梅干しばかり買ってきたりと姉を困らせています。

姉は逆に痩せています。私より少し背がありますが体重は45キロ位でしょうか・・・。

養子ではないですが、義兄と姉とは私が高校2年生から一緒に暮らすようになってお嫁に行くまでの4年間世話になったのです。

姉は母をあまり好きでないようで、こちらに転勤になって本当は私が引き取る予定だったのですが、母が嫌がって結局今に至ります。

で・・・73歳までは毎年 春や秋にはこちらに何泊かしに来ていたのですが、あることがきっかけで何度誘っても、一緒に車でと誘っても来なくなって、姉はかなりストレスのようです。一応要支援1は認定受けたのですが、デイケアも嫌だと言って行かないので、ショートステイも使えない。なので、今月1泊で三重に行った帰りに実家に寄って母を何とか説得して〈私が更年期で主人が夜勤とかだと不安だからと甘える手で行こうかと・・・)1週間預かろうかと思っています。
上手くいけばですが…〈汗)
服薬はしっかりさせますが、他に注意点はないでしょうか?和室にはエアコンがないので、息子の空き部屋に布団を二枚敷いて寝させようかと思っていますが。

後、朝も早起きではないので、夜犬の散歩に少し歩かせようかと思ってるのですが。10分か15分位。今でもちぎり絵教室まで20分歩いて週に1回は行ってるようで、足はしっかりしてます。ただ、我儘な人なので、扱いが難しく私の方がまだ姉より7歳も下なのでかわいいのかいうことを聞いてはくれる方なのですが。

今は私自身が短期間で気分変調を起していて、ちょっとしたことで突然不眠や泣いたり、この前と今朝も実はリスカしてしまって。もちろん大して切ってはないのですが。

そんな状態で、糖尿の母になにをしてあげられるのかわからなく不安なのですが、食事も気をつけないといけないようだし、正直ちょっと不安です。でも、今しかもう預かるチャンスはないように思うし、今後は私が行って介護を手伝うようにするしかないと思うのです。

親孝行というより姉に罪滅ぼし・・・。私が引き取らなかったことが未だに悔やまれて。自責感でついつい自分を痛めつけてしまうのです。

話がそれてしまいましたが、大阪よりは幾分かまだこちらの方が朝夕は涼しいので、でも今年は特に暑いですから、糖尿患者で年寄りでエアコンもあんまり良くないのか、設定温度を高めにして扇風機を遣うつもりですが、とにかく暑いと寒いしかない人なので(もともと)。

週末には電車で送り届けて1泊して私はこちらに戻る予定です。水野先生には依然痴呆にも鍼灸は効果あると聞いたことあるのですが。
祖母はアルツハイマーで亡くなりました。
遺伝性の疾患ばかりの家系なので、私は今のところコレステロールがぎりぎりなだけで 血圧が少々高め〈特に下が)なだけで、最近は下がって来ています。

取りとめもない質問になってしまいましたが、とにかく食べることとテレビと寝ることしかしなくなってるから、極力スーパーとか連れ歩いてとは思うのですが、あんまり温度差もいけないですよね。カーディガンとか持って来させた方がいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
あと、お返事有難うございました。もちろんもう他の方の件は水に流してますよ。涙と一緒に流しましたし、受付の方ともしっかりと話をして仲直りしてます。一応・・・大人ですから・・・これでも(苦笑)
水野先生には診察台に寝てる私を見て 何回目かになにを言うかと思ったら『短か!!』って言われたんですよ(苦笑)小さいねとか可愛いねとか言われたことあっても…短いって表現されたのは初めてで・・・怒るより笑ってしまいましたよ。(^u^)
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糖尿病のこと (二葉院長)
2010-08-09 09:15:02
みっちいまま さん

コメントありがとうございます。

お姉さま、お母さまのお世話はたいへんだと思います。今はデイケアや介護などお金を出せばバックアップして頂ける制度があり、非常にありがたいと思います。
反面、やはり親の面倒は最後まで家族でみたいという方も多くおられます。ようは健康であればいいのですが、高齢になってくると、いろんな病気が出てくるのも現実です。

お姉さまの家庭環境は分かりませんが、自分も老人になることを念頭におき、どのように暮らすか、どんな態度でお母さまと暮らすか、考えると、たいへんだろうとは思いますが、すこし気分的に楽になるのではないでしょうか。

さて、お母さまの軽度痴呆は、糖尿病の影響もあるんでしょうね。80歳という年齢ですから、あまり何でも厳しく制限しないほうがいいと思います。何でも我儘を聞くということではないですよ。

薬の服用と、体を動かすこと、そして、食事は美味しいけどカロリーや糖分が少なめのものがいいかもしれませんね。難しいですが。

今年は猛暑ですから、とくに体温調節機能が低下している高齢者は、高温・多湿は気をつけたほうがいいでしょうね。みっちいまま さん が考えている感じでいいんではないでしょうか。

遺伝性の疾患といいますが、全ての人が発症しているかというと、そういう訳ではありません。何らかの遺伝子が似ているところはあるのでしょうが、生まれてくる時からハンデを背負っている人たちを除いては、多くが生活環境が引き金となります。

だから、遺伝性があるから、その病気になるとは限らないのですよ。その遺伝子を発現させなければいいのです。

その秘訣は…なんかの機会に書きたいと思います。

お母さまを預かった時に散歩については、太陽が昇る暑い時間は控えたほうがいいでしょうね。夕方がいいでしょう。

後悔は過去であり、過去は「今」考えるから過去なのですね。人生というのは「今」しか存在しないのですね。「今」を自分の体調なりで一所懸命おくることができること、それが大切です。人と比べたり、過去と比べたりする必要はありませんよ!!
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