二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

金沢市・石川県鍼灸マッサージ師会 理事会でした

2010年01月22日 | 鍼灸
1月17日(日)、午前10時から12時、金沢市鍼灸マッサージ師会の理事会、午後1時30分から午後4時が(社)石川県鍼灸マッサージ師会の理事会でした。

今年も何やら休みの日はほとんど予定が埋まりそうな感じです。業界の行事や講習会、学会、それに、星稜野球部や少年野球も観にいくと……時間を有効に使わないといかんな~と思うのでした。

県の理事会では、今年も大きな行事がたくさんあるので様々な議題が検討されました。

その中の全鍼師会の全国大会を今年、石川県でやるわけですが、これに関して、地方が中心となって行おうとする情熱あふれる石川県の先生方と、今まで通りでいきましょ~よ、という本部側との意志の違いがあり、少し盛り上がりに水が差されたような感じでした。

これまでは本部がすべて計画から内容まで決めてやってきたわけですが、年々同じことを繰り返しマンネリ化し学ぶべきものが少なくなってきていました。それを昨年の北海道大会で感じた視察に参加した先生方が中心となり、学術面を重視し、臨床の糧となる大会にしようと、地方から計画・内容を立案して提案したわけです。金沢で2回の全日本鍼灸学会が行われた下地と、学ぶ姿勢や危機感を持った先生が多いということですね。

この話の中で、若い先生方からは、「せっかくお金を使って、勉強しに大会へ行くのに、旅行がどうの、料理がどうの、と話している時点で、観点が違うのでは?」「本部のそのような姿勢では、この業界自体に不安を感じる」「石川提案が事実上否決されたとしても、もう一回交渉してもらいたい」など熱い意見が多かったです。

そーですよね。お祭りでも、どんな行事でも、スタッフとして動く人に意欲や情熱、目標を達成する信念がないと成功しないものです。

この業界もいろんな人がいます。いろんな思いで仕事しています。いろんな環境で仕事をしています。でも、共通の目的は、”患者さまのため”ということです。業界は、仕事を行う上での制度上の改善や、様々なリスクマネージメント、経営をしていく上での鍼灸マッサージ師の立場の向上を行うのが目的です。ですから、いろんな目的の人がいていいのだと感じますね。

業界の意見をまとめるなんてことは無理じゃないかなと思います。今、政治・経済は変化の時にあります。それも日本だけでなく、グローバルに世界的にです。今年はその大きな変化が訪れる可能性もあります。経営をしていくには、それを見据えていかなければいけません。もう一度大きな経済的変化が来れば、鍼灸マッサージ業界にも今より大きい影響があるでしょう。

その時に、今から(今からでは遅いのかも)備えておかなければいけません。医療を行っているのに、鍼灸の学術団体に入らない人が多いこと自体が?????のことだと感じます。業界(業団)に入るのは仕事を行う以上、大切ですが、もっと大切なことは、学ぶ姿勢を常に持つこと、学術団体に最低でも入って学会に参加することだと思うのです。

これは医療を行う者としては当たり前のことなんですから。鍼灸学校にいるときから教育する必要がありますね。 してるのかな

話はそれましたが、要は最後に残るのは、患者さまのために学ぶ姿勢を常に持ち、自分の内にある畑を耕し、肥料(有機肥料)をやり、種を蒔いている人なのです。収獲だけ得ようと思っても無理なんですからね。

いろいろな同業者の人と話したり、会議をしたりすると、いつもそんなことを思うのです。自分もまだまだ磨きをかけていかないといけませんが、業界全体がもっと遠くをを見つめて、自分たちの立場に気づいてほしいと願うのでした~。

おしまい 

二葉鍼灸療院 田中良和

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