二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

はり治療は糖尿病に有効か? その3

2008年12月03日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~鍼治療のススメ はり治療は糖尿病に有効か? その3~
東洋医学研究所グループ 二葉鍼灸院 山田 篤 先生


『鍼治療のススメ その3』 研究所コラムはこちら

12月の担当は、愛知県安城市で開業されている山田 篤 先生です。東洋医学研究所修行時代から糖尿病を勉強、研究していました。師匠の黒野先生に導かれ糖尿病に専門性をもって鍼治療に取り組んでいます。

所長であり、師匠の黒野先生は先見性があり、鍼灸治療は総合内科であるとされ、そのカテゴリーの一つとして糖尿病の基礎あるいは臨床の研究に取り組んでこられました。今も現在進行形です。山田先生はその意志を受け継ぎ、さらに県民、国民の医療として鍼治療を普及するため頑張ってみえます。

糖尿病は、尿に糖が…というよりは血糖値が問題となります。いまや国民の10人に1.5人強はこの病気を持っている、あるいは潜在的に持っているという統計も出ています。

しかし、糖尿病はその名の通り生活習慣病です。「なぜ糖尿になるのか」これが大切なのです。病は体からのメッセージです。睡眠は体の新陳代謝、食事はエネルギー源、熱源、免疫機能、造血、腸内細菌叢など、運動はエネルギーや熱の産生、ストレスの溜めすぎは、脳-末梢循環のアンバランス、などなど生活習慣というのは生命にとって大切なのです。言わなくてもわかりますよね。

生活習慣を整えさせすれば糖尿病は治っていきます。そして、鍼治療を行うと、生体のバランスを調整する手助けとなり、回復が早くなります。

今回のコラムはそんなお話です。

二葉鍼灸療院 田中良和
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