昨日の雨で今朝方まで元気の良かった緑のカーテンの朝顔はもうこの時間その葉は暑さでお辞儀をしたようにうなだれている。
いまケンからWhatsAppで送られてきたハッピーエンドの「Kazemachi Roman」をYouTubeで聞いている。
ケンはソフィア・コッポラの「Lost in Translation」を見て以来、エンディング曲だったハッピーエンドの「風をあつめて」が好きになり、アルバムまで聞くようになったようだ。
私もハッピーエンドは嫌いではないが詳しくはなく、アルバムを聞くのはいまが初めてあるがとても良い。
このアルバムは私の生まれた年に出ているが、にもかかわらず、とても新鮮でまだまだ瑞々しさがあり、なおかつ懐かしさも漂わす、心地よいサウンドである。
しばらくして、またケンからのWhatsAppが鳴った。
ケンの飼っている犬ブルーディが死んだChipmunkを持ってきたと。
Chipmunk?って何と、調べてみると、シマリスだった。
ケンのいるニュージャージーでは庭にシマリスが居るようである。
ケンの家は広い庭があり、ブルーディはそこでは放し飼いになっていて、送られてくる写真を見ては羨ましいといつも思っていたが、その気持ちを一段と増させた。
子どもの時から見て来た映画の世界、アメリカ的だな、と思った。
カルカッタではいつも同じようなインド料理を食べ、同じような生活を毎日していたが、育ってきた環境や文化の違いがあることのうえで同じ人間として知り合い、友達になり、兄弟のようになり、同じものを愛することを信じられるようになったこと、お互いの人生に入り込んだことを改めて肌身で感じたように私は学び直している、それはあまねく祝福を味わっていることと思えるのである。
昨日一つの喜びを発見した。
レモンがまた花をたくさん咲かせていた。
レモンは春先の一度目の開花から実った小さな青いレモンをすでにつけているのだが、この二度目の開花の方が花の数は多い、それは私の期待を倍の倍ぐらいまで膨らませた。
さっき、昨日の雨で花芽を落していないかと心配になり、レモンの花を見に行った。
花はしっかりと咲いていた。
ニコニコしてその花を見ていた。
そうしたら、右足のくるぶし近くを蚊に刺されていた。