一昨日、以前から気になっていたリコーGXR MOUNT A12が嫁に来た。今までGXR用レンズユニットは、P10 28-300mmを常時取り付け持ち歩いていた。なぜ、このボディとそのレンズなのか、理由はここでは決して言えないし、いざという時の目的もまだ達してない。
手持ちのライカL Summitar50mm f2(ズミクロンの前のレンズ)の沈胴テストもOKだったのでボディに取り付けてみる。50年以上前のレンズデザインのなので、当然の事だが不思議な雰囲気のカメラになった。ただ、このリコーGXRのデザインは無骨なので、ライカM用などほとんどの距離計レンズを取付けてもさほど違和感がないのがよい。このマウントユニットの取って付けたような正面右の出っ張りが無骨でよい。昔のニコンFのモータードライブを思い出したのは私だけでは無いだろう。カメラに限らず日常手にする物は、必要な曲線ならまだしも見せる為の曲線など必要無くシンプルなのが一番良いのだ。そういう意味でも日本のインダストリアルデザインはヨーロッパのそれに比べ今一歩足りない点だ。
このカメラの優れた点は、ローパスフィルターが無い事とマニュアルフォーカス時にフォーカスアシストが搭載されて居る事、色シェーディング補正機能がある事だ。これは、今までのこの手のカメラには無い機能であり、カメラをを知り尽くし使う側の気持ちをよく理解したカメラ屋が作ったマウントユニットと言える。こういう機能は元電気屋には発想できない機能だろう。
一昨年、電気屋さんが作った小柄なカメラ子とは、性格の不一致を理由に半年くらいで一方的に離婚し売り飛ばしてしまった。それの外見とスペックは一件スマートでクールだったが、とても要領が悪くて扱いにくく仕事のできない中途半端カメラ子だったのだ。本日は、GXRマウントユニットにライカR用ズミルックス50mmf1.4にR-Mマウント変換を使用しボディにハメて見た。玉がデカ過ぎてマウントにはかわいそうだが、ズミターよりピントは合わせやすい。このカメラ子、働いてくれそうなので、ブログに新しいカテゴリー(リコーGXR MOUNT A12で撮る上海)を追加し、時々上海の街を掲載予定。