海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

私の今の照明機材すべて

2023-03-16 | 使える中国製カメラ機材

私のすべての照明機材+039のLED電球Sh50Pro-Sとh50Pro-V 右下は8年ほど前に私が企画したツインアンブレラホルダー

 

職業カメラマン時代は、薬の錠剤から車まで幅広く撮影してきた。現在はそんな仕事なんて来ないので、10年ほど前に大型ストロボなど一式は上海の元アシスタントの元で活躍中。全てではないが、広告写真の物撮りなどは商品をよく見せるために、現実にはありえないような光を演出しなければならない。そんなライティングを長年やっていたので、普段でもついレフを当てたり光を追加し余計な事をしてしまうクセが染み付いている。それらを卒業し、10年ほど前から小型で小光量のストロボとLEDライトのみが私の照明機材になった。仮に大光量の機材が必要になれば、レンタルした方が合理的。

今ここにある機材は100%中国製。気が付けば、日本製の撮影機材はカメラのみという時代になってしまった。カメラ以外の撮影機材も、一部の欧米製を除けばすべて中国製という事になる。その一部の欧米製機材も部品の一部は中国製造の物が多過ぎる時代になっている(地方の工場のラインを見ると面白いよ)。ただ、一部の中国製照明機材は使わない方が良い機材も多く、その代表は電気物のLED照明機材だ。中国は電気の周波数が60Hzで220Vと決まっている。これを標準にするとヨーロッパでは220V50Hz、アメリカでは110V60Hzが標準で、日本は100Vが標準だが西と東で電気の周波数が60Hzと50Hzの二種類があるので、世界で一番電気効率の悪いガラパゴス国になっているのだ。例えば西の60Hzでは問題なくても、東京など50Hzでは問題が起きる可能性が大きい。100V50Hzは、世界で一番不利な条件なのだ。

☆AC電源を使う高出力LEDライトを使う場合は、日本仕様となっていても放熱効果が相当下がる製品も多いので注意した方がイイね。常にAC100Vが安定している訳ではないのと、日本の電気事情を理解してない中国メーカーが相当多いので注意した方が良い。LEDライトを連続点灯している時に突然消灯してしまった場合は、日本の電気事情を把握せず製造している例や電源部のパーツに余裕がない物を使っている物がほとんど。また、製造ロットによってはコストダウンする為に、初期ロットとその後では内部部品を変えている場合もあので、これは外観からは判断出来ない。LEDなどの照明機材は同じような性能の商品があった場合、完全に日本仕様として開発した製品か値段の高い方を買った方がイイね。

 

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