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海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

LED製造会社へ

2013-12-08 | 写真日記

 

上海から車で約二時間かけ、新しいLED機材を作る為に打ち合わせに向かった。途中理由不明の交通止めに遭遇しかなり遠回り。到着後、会社の社食でランチをいただく。こういうの四年ぶりかな。

 

 

昼食後に社内を見学した後に、既製のLEDのデータをとり打ち合わせ。今までは、撮影用照明機材の会社と色の問題を話してきたのだが、LEDを作っている会社ではないので話がまったく前に進まなかったのだ。でも、本日は一気に三歩も前進した感じ。これが巧く行けば、あとはストロボの会社を年明けに口説くのみ。

どんよりと先の見えない風景を見ながら帰りの車中で再確認した事。ビジネスパートナーとして相手を選ぶ場合、ボスが30歳代であること、海外の事をよく知っている事、有能な秘書がいて数カ国後を理解している事、先を読む力がある事、人の話を最後まで聞く耳を持っている事、他社製をパクる中国の伝統的な物の作り方でなくオリジナルな物を作ろうという気構えを持っている事。話をするなら決定権を持っている人に会う事。そして今回ラッキーだったのが、この会社の技術部長が日本の会社から物作りを学んでいる事。

 

 

この会社を後にし、もう一件別の会社へ。そこは、空港の滑走路にある誘導灯を作っている会社で日本の空港でも使われている。社内にある試験室では、数十個のライトがエージングテストの最中で繰り返し点滅していた。聞くとフラッシュの発光部は、やはりドイツ製しかないと断言していた。また、コンデンサは日本製が一番なのだが、オーダーを受けて製造する為に納期が遅過ぎるという問題で今は使ってないそうだ。

帰り間際にこの会社のボスが言った言葉、「信頼を高めるには最高の部品を使い品質管理を高める事」私は長年中国に居るが、こんな言葉を中国人経営者からほとんど聞いた事がなかった。彼も昔は日本で学んでいた一人。

X-Pro1 XF35mm f1.4

 

 

 

 

 

 

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