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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

電通社長会見「(新入社員の自殺)パワハラの指摘できない」

2016年12月29日 15時32分42秒 | 社会・経済
 今朝の東京新聞の見出しのトップは、「安倍首相の真珠湾慰霊」ではなく、「電通社長来月辞任」です。

 7ページ目に、電通社長会見の一問一答が掲載されています。
 
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 -亡くなっ高橋まつりさんに対するパワハラとか。
 
 中本副社長
  (新入社員に対する自殺については)業務経験が薄いことを考えれば、パワハラとの指摘も否定できない。ただ不法行為は認められなかった」
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 不法行為が認められれば、殺人罪だ。

 前日のブログにも書いたが、「ただ労働時間が長い」だけでは、そう簡単に死ぬものではない。そこに追い込む、周囲の圧力があったのだ。
 ニュースは、「長時間労働で自殺」としか報道しないから、多くの人は見過ごしてしまいがちだ。
 今回は、あまりにもひどいことであったので、「ブラック企業大賞」の対象にもなったし、お母さんの手記も力になったと思う。

 高橋まつりさんの冥福を祈る。


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安倍首相の「真珠湾での演説を」を聞いて

2016年12月29日 14時34分53秒 | 議員活動
 昨日の朝7時、カーラジオのNHKのニュースから、甲高い声が聞こえてきた。安倍首相の声を聴くと、反射的に、スィッチを切りたくなるのだが、今日は聞くしかない。
 「パールハーバー、真珠湾に、私は、日本国総理大臣として立っています。耳を澄ますと、寄せては返す、波の音が聞こえてきます。降り注ぐ陽の、やわらかな光に照らされた、青い、静かな入江。私のうしろ、海の上の、アリゾナ記念館。あの、慰霊の場を、オバマ大統領とともに訪れました。・・・・・・・・」

 最後まで聞いている時間はなかったので、あとは、けさの新聞で読みました。

 今日のしんぶん赤旗は、「反省なき外交では、真の和解と友好を築くことはできない」との見出しで、志位和夫委員長の談話を出しています。長いので、要旨だけ紹介します。
 
 1、今回の訪問で、何よりも問われたのは、首相が過去の日本の戦争をどう認識しているかだった。
 しかし、首相がのべた所感では、「戦争の惨禍は、二度と繰り返してはならない」というだけで、過去の戦争については一切過去の戦争に対する認識は一切語られなかった。75年前の真珠湾攻撃は、中国侵略の行き詰まりを、戦線をアジア太平洋全域に広げることによって打開しようとした、文字通りの侵略戦争である。

 注)「大東亜戦争」をどう呼ぶかは、以前から論争がありました。昔は、左翼の側には、「大東亜戦争との名前は禁句」になってました。そこで、私は、「  」をつけて読んでいます。
 まったくの中立の方には、「15年戦争」と呼ぶ方もいます。また、「アジア・大平洋戦争」と呼ぶ方もいます。
 安倍首相のいうように、「太平洋戦争」だけに矮小化してはいけないのは、ちょっとした識者は認めるところであろう。

 1、安倍首相の今回の訪問は、過去の戦争を美化する「歴史修正主義者」としての本心を隠しながら、昨年8月の「安倍談話」に続くものである。過去の日本の戦争を「間違った戦争」とは決して認めようとはしない(15年5月党首討論)反省なき外交では、世界とアジアの諸国民との真の意味での和解と友好を築くことはできない。

 1、安倍首相が所感でもっぱら強調したのは、戦後の一時期における米国の対日政策を礼賛することで、日米軍事同盟を「希望の同盟」として全面的美化しているだけである。(途中略)
 異常な従属を特徴とする日米関係の現状を変革し、対等・平等・友好の関係に築くことにこそ、21世紀のあるべき日米関係の未来像がある。

 1、日本共産党は、日本外交の過去の歴史に誠実に向き合う外交、憲法の平和主義をつらぬく外交、自主独立の外交に切り替えるために力をつくす決意である。

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 沖縄では「辺野古」の基地工事をあれだけ強行しながら、真珠湾では、「不戦の誓い」を述べられても、なにかむなしい気持ちになるのは、私だけではないだろう。



 

 

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