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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

眠れぬ夜に「塩狩峠」の朗読を聞く

2016年12月27日 18時31分41秒 | 日々の雑感
 昨日夜というか、今日の未明というか、珍しく寝つきがわるく、夜中、1時から3時ころまで、床の中にいた。そんな時、私はNHKの「ラジオ深夜便」を聞く。

 この日は、NHK北海道担当で、三浦綾子作の「塩狩峠」の朗読をするという。
 三浦綾子といえば、旭川市が生んだ有名な作家である。

みなさんは、朝日新聞社の1000万円の懸賞小説「氷点」の作家といえば、覚えているかと思います。
 いまも人気のテレビ番組「笑点」は、この「氷点」からイメージしたといわれていますが・・・・・・・。

 三浦綾子の小説に「塩狩峠」があるというのは知っていたのですが、主人公がキリスト教に帰依し、肺病もちのヒロインと結婚し、さらには、塩狩峠で暴走した列車に、自分の身をなげて、列車をストップさせ、最後にはなくなってしまうと筋を知った時、「暗いな」と感じて読む気をなくしてしまったのです。
 
 ですが、死ぬ前に一回は読んでおいた方がいいなと、思っていた本でもあったので、朗読を聞く気になり、最初から最後まで聞いてしまいました。そうしたら、ますます眠れなくなってしまったのです。

 私は、三浦綾子は好きな作家の1人ですが、キリスト教に帰依する場面だけが、なんとなくしっくりしないのです。

 なんたって、私は原子論者ですから。死んでしまえば、原子にもどって、炭素・水素・酸素・窒素にもどって、地球にもどってしまうと考えているからです。


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しんぶん赤旗の3つの役割③ー3ジャーナリズムとしての「赤旗」の役割

2016年12月27日 17時49分48秒 | 議会
 ③ー3ジャーナリズムとしての「赤旗」の役割

 大企業の実名追及は、「赤旗」では当たり前ですが、商業メディアにはタブー中のタブーです。2014年、日曜版がブラック企業追及でJCJ賞を受賞をしましたが、その理由は、「多くのスクープや連載などの長期にわたるキャンペーンで『ユニクロ』『ワタミ』などと、具体的な企業名をあげ、過酷な労働実態を追及しつづけた『赤旗』の報道姿勢は特筆にあたいする」というものです。

 実名報道は「特筆に値する」、つまり、大企業タブーのある、ほかのメディアには絶対できないことなのです。そこに価値があります。

 「なぜスクープ連発か」とよく聞かれます。大企業の広告を取らない、タブーがない、あるのは明確な立場と問題意識です。そして、草の根の組織がある。これがスクープの根源です。

 「SAPIO」の4ページ特集は、「スクープ連発、しんぶん赤旗を支える諜報ネットワーク」という見出しで、過去のスクープを表で紹介しています。

 ●「『政治資金』を洗い続ける職人記者がいる。
 ●「大企業や官庁内部に潜む党員情報源」
 ●「関連団体との組織的なつながりが肝」
 ●「記事がすぐ国会で質問される」等々
 
 いわくありげな報道ですが、「赤旗」の調査報道に定評があり、「赤旗」を信頼して、官庁や企業から内部告発が寄せられるというのはその通りですし、地方議員や草の根の組織も貴重な情報源になっているのは事実です。

 また、「知の巨人」といわれた故・加藤周一さんからは、2003年のイラク戦争開戦前夜にこんなコメントをしんぶん赤旗に寄せてくれています。

 「私は長年『赤旗』を愛し、この新聞がなかったら世界と日本の真実、本当の動きがまるでわからず、この世は闇だと思ってきたが、今ほどその感を深くしているときはない。イラク問題をめぐる情報が手にとるようによくわかるのは『赤旗』だけである。私は毎日の『赤旗』を待ちかね、手にするやむさぼり読んでいる。おそらく日本中の『赤旗』読者がそうだろう」(2003年2月12日のコメント)

           以上で、赤旗編集者の講義を学んできたことの報告です。

 故・加藤周一さんは、作家であり、医者でもあり、評論家でもあります。私がよく読んだ文章家でした。

      

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