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MRIが撮れました!

急変から18日目、今日のひろ君の様子

10:30 ICU →MRI室 今回もアンビューバックを使用
11:10 MRI室→ICUへ ひろ君、起きていた

11:30 鎮静剤 1.0ml、随液 袋交換、熱 夜中38度台、心拍 100台、血圧 100-50、流動食 朝食分を30ml/hで流し中、尿 黄色
 ひろ君、「MRI頑張ったネ」の問いかけにうんと頷いた。
「ICUから出るときに鎮静剤の量を増やしたがMRIの途中で起きてしまった。それでもじっと動かずにいてくれましたよ!」と看護師さん。
ひろ君、MRIは何度もやっているので慣れっこだよネ!
10時に解熱剤を使用して今は37.1まで下がっている。熱の下がりがよくなっているようだ。
今日は昨日より顔色は良いが呼吸がとても早く換気回数が35まで上がることも(人工呼吸器は18回)。何故だろう?

15:30 鎮静剤 1.0ml/h、随液 40ml、熱 40.3度、心拍 110台、血圧 100-50、流動食 15時より30ml/hでStart、尿 黄色
 点滴のラインを差し替え中とのことで1h30m待たされてやっと入室。
小児科の先生にやってもらったが、ラインを採るのが大変で末梢の血管からしか採れなかったとのことでメイン輸液、鎮静剤、抗生剤それぞれ別々のライン(右手、右足甲、左足甲)となっていた。血管が細いので多くの量を流せない為3本別々のラインとなった。でもそれでも血管が細いので余り持たないとのお話。
動脈圧を測っていたラインも外して、通常の腕巻きタイプの血圧計で測ることに。
 熱がまた上がった。MRIにライン採りもあってひろ君の負担になったのかも。
15時に解熱剤を使用し、午前中とっても早かった呼吸も今は落ち着いている。熱が上がる前の寒気が出ている状態だったのかも。
熱が高くても、面会に来てくれたおじぃとばぁちゃんの問いかけにちゃんと頷いて答えていた。Vサインも披露したね ひろ君ほんと頑張り屋さんだ。

18:00 主治医の先生から検査結果の説明があった。

19:00 鎮静剤 1.0ml/h、随液 70ml、熱 37.2度、心拍 100台、血圧 90-55、流動食 夕食分を30ml/hでstart!、尿 緑っぽい黄色

<先生の説明>

○発熱の原因について
・髄液からは細菌は検出されなかった→髄膜炎の否定
・痰の培養検査でも肺炎の菌は検出されなかったし白血球数も正常値→肺炎の否定
・炎症反応は出ているがそんなに高い数値ではないので、ラインの針からの感染と思われる。
・熱がとても高いが、針からの感染の他にも肺の末端に溜まった痰や唾液の影響もあると思われる。

○対策について
・ラインを抜く
 腕に入っていた太い静脈のラインを抜きました。代わりに抹消の細い血管にラインを通していますが、すぐに腫れて使えなくなると思うので経口可能なお薬については経口に切り替えて行きます。
・人工呼吸器の設定変更
 子供の場合、管の先端に風船のようなものが付けられない為、唾液や痰が口から肺に入り易くなっています。人工呼吸器の設定を少し変更して肺の中の圧を少し残した状態で酸素を送るように変更しました。これで痰や唾液がこれまでよりは肺に落ちにくくなります。
この状態で明日1日様子を見ましょう。点滴ラインが原因であれば明日中には熱が下がってくると思います。もし下がらなかった場合は抗生剤を変更する等、別の方法を検討します。

○MRI結果
 ・視床の海綿状血管腫の大きさは変化なし。よって中脳水道は閉塞したままだろうと思われるので脳室ドレーンは外せない。
 ・血管腫の大きさから(現在4cm程度)限界ぎりぎりの大きさ。これ以上大きくなると自発呼吸が出来なくなる可能性がある。
 ・血管腫が再出血する可能性は高い
 ・血管腫が現在の大きさを保ったままであれば、意識はしっかりしているので新しいV-Pシャントに入れ替えることで普通に生活出来るようになると思われる。
 ・血管腫の摘出手術をするかどうかは転院後、大学病院の先生と相談して下さい。
 ・来週中には転院が決まると思います。

 少なくとも血管腫は大きくはなっていなかった。良かった。
大学病院の先生とはまだ一度もお話をしたことが無い。どういう考えを持っているのか、大きなリスクを伴う摘出手術をするか判断を迫られた時、ママ、そしてパパも判断出来るだろうか?
奇跡が起きて、血管腫がどんどん小さくなっていって欲しい

ひろ君、明日こそは熱下がるといいね
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