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胎の中のひろ君

 ひろ君のことを毎日、思い出してはパパと話している。そんな中で思い出したこと。

「ひろ君はいつも可愛かったよね」と話している中で、ひろ君がママのお腹の中に居る時から可愛かったことを思い出した。

37週0日が帝王切開の日、その前日、「親族を呼んでください。生まれてくる赤ちゃんのことをご両親だけでは無く皆さんに知っていてもらいたいので」と産婦人科Drに促され、祖父祖母、姉妹も一緒に説明を受けた。
(その時の記事はコチラ→http://blog.goo.ne.jp/sei_002/e/4e9fa120265df20415f42edd66f3e159

Drが深刻な話をしている最中、説明で使われたひろ君の写真がとても可愛かったので、パパとママは不安だらけの中だったが「赤ちゃん可愛いね」と小声で話した。
その時の写真が、医学雑誌に載ったひろ君の手術の症例に入っていたことを思い出し、本棚から出して、パパと一緒に胎児のひろ君に再会した。やっぱり可愛い

その写真 可愛いけど、腫瘤もとっても大きい。


出生前にガレン大静脈瘤として診断され、出生後に心不全を起こした新生児は、治療が難しく予後も悪いと言われていた。前置胎盤で至急帝王切開で出産しなければならないときに、専門医の方が出張で帰ってきた翌日に出産することにし、実際に出産後、心不全を起こしたが、病院側が準備を整えていたチーム医療のおかげで、手術は成功し、元気に2週間で退院することができた。

難しい手術を成し遂げた病院のスタッフと、それを乗り越え元気に成長したひろ君に改めて感謝しています。
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