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地域リーグ決勝を終えて(アルウィン・レポート②)

2009-12-06 14:59:49 | ライバル達の咆哮
地域リーグ決勝大会は、松本山雅の優勝・2位日立UVA・3位ツェーゲン金沢・4位YSCCという結果で終わりました。大会前の予想通り、松本山雅が軸となる優勝争いで、初戦ツェーゲン戦でつまづいたものの、その後地元の大応援団の強力な声援のもと接戦を制し優勝でJFL入り。同じく日立UVAが一番乗りでJFL入りを決め2位、ツェーゲン金沢が「崖っぷちの激闘」を乗り切り3位に滑り込み、YSCCは残念ながら4位とJFL昇格は成りませんでした。

SC相模原から見た今年の地域リーグ決勝大会・決勝リーグから学べるLessonとして以下のようなものがあげられると感じました。
【1.サポーターの応援】
松本山雅は、地元とはいえサポーターの応援はすでにJ2入りしています。昨日の松本山雅戦のアルウィンの入場者数4,888人でJ2昇格基準値の平均3,000~4,000人を大きく上回っています。全社でも多くの応援団が市原に駆けつけ統制のとれた素晴らしい応援を繰り返していました。SC相模原は、先日の地元北里グラウンドでさえも数百人程度。SC相模原は松本山雅、ツェーゲン金沢のような「地域密着型チーム」です。もちろん試合の重要性・得られるタイトルの大きさなど今回の地域リーグでの入場者数との単純比較はできません。しかし、現在のSC相模原のサポーターパワーは残念ながらチームをJFLに押し上げる力としては力不足です。来週13日(日)はホーム麻溝公園で東海大学との試合があります。SC相模原サポーターの皆さん、是非麻溝公園競技場に足を運んでください。まず「サポーターがJFL入り」を目指しましょう。

【2.選手層の厚さ】
この地域大会決勝、その前の全国社会人サッカー選手権大会を勝ち抜いたチームに共通しているのは「選手層の厚さ」。しかもただ優秀な選手がたくさんいる、というだけでなく様々な個性を持った選手がたくさんおり、それが結果としてチーム戦術のオプションの多様性につながっています。ですので試合の環境や相手チームの特徴・その日の戦術に対応するゲームプランを立てることができます。これは、プロサッカーにはない独特な特性です。昨日決まった南アフリカW杯のスケジュールも、試合と試合の間隔が平均5日程度があります。Jにしても2日~6日の試合間隔があります。しかも試合間隔が2日だとマスコミは「超ハードスケジュール」などと変な先入観で記事を書きます。全社や地域リーグ決勝は、「5連戦・3連戦」を勝ち抜くサバイバルマッチです。ですのでレギュラーチームにいい選手が揃っているだけでは、生き残れません。SC相模原の場合、レギュラーチームは地域リーグを勝ち抜く基準に達しています。今回優勝した松本山雅と試合をしても勝つ可能性は高いと思います。しかし4連戦したあとの決勝で松本山雅と対戦した時には、間違いなく負けるでしょう。松本山雅が全社・地域リーグ決勝の2つを制した最大の強みは、5連戦してもレベルの落ちない選手層の厚さ、相手に対応した戦術オプションを選択できる選手の技術の多様性にあると思います。ですので、来年全社・地域リーグ決勝を勝ち抜くためには、レギュラーの選手と、控えの選手の差を縮めるだけでなくチームとして多様な戦術選択のできる個性を身につけていく必要があるのではないでしょうか。

「来年はSC相模原の番だ!」と意識してサポーターが、選手より先にJFL入りを目指しましょう。頑張れSC相模原!みんなで麻溝に駆けつけよう!

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