名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(158); 四間飛車に中央位取り

2016-05-18 | 大山将棋研究
昭和49年6月、内藤先生と第15期王位戦です。


大山先生の四間飛車に内藤先生は中央位取りです。

65の歩を交換しに行くのですが、かなり早い動きです。

もちろん大山先生が黙っているはずがなく、とがめに行きます。

44銀の形を作れば振り飛車が十分指せます。

というのは居飛車が55の位を保持できないからです。63金から動くのもあったでしょう。

中央を抑えられて、収めるわけにはいきません。銀をぶつける一手ですが

さっと引くのがよい感触の手です。

飛車を中段に引くのが頑張った手で、46銀打が気になりますが、飛車を引いて55銀左なら45歩、55銀右なら65歩で大丈夫。つまり45飛が好手でした。

内藤先生は57歩と我慢して局面を収めようとしましたが、垂れ歩が好手。25飛が含みで、どちらでも取れません。

端角からどうにか手を作りに行きます。

角を切って銀を打ち

飛車は成れます。

でも角を打たれて34の銀は助かりません。代償は

42の角のはずでしたが、42竜52金同竜同金では後手を引くので24飛くらいで自信がなかったか。金を取れるのですけど。角筋を先に受けて

11竜から12竜を選択しました。

この角打ちに期待したわけですね。

大山先生に派手な手がありました。銀を損するのですが

端の突き捨てがなければ88銀で難しいのですが、この場合は96歩で困ります。香で受けて

右辺に逃げ出せればまだ長いです。大山先生はどうやって阻止するかですが

桂馬で54歩の土台を作って、銀を手に入れる、この手順は見えません。歩ならまだ見えますが、どちらでもいいような気はします。

内藤先生は馬の利きでどうにかしようともがきますが

65歩から55銀で包囲します。

これで受け無し。


中央位取りから65歩の交換ができれば居飛車が作戦勝ちだというのが、次第にわかってきたのでしょう、今度はその交換が成立するかどうかの争いになってきます。本譜は交換がかなり早くて、44銀型で対抗されて困りました。中央の位を守り切れないのです。
大山先生が有利になって、そこから好手がいっぱい出てきます。自然な手というより、少し頑張った手が多いのですが、しっかり成立しています。振り飛車党には勉強になる将棋です。ひっくり返してみてください。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:内藤棋聖
後手:大山十段
手数----指手--
1 2六歩(27)
2 3四歩(33)
3 5六歩(57)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 7六歩(77)
8 4三銀(32)
9 6八玉(59)
10 4二飛(82)
11 5八金(49)
12 6二玉(51)
13 9六歩(97)
14 9四歩(93)
15 5七銀(48)
16 7二玉(62)
17 7八玉(68)
18 8二玉(72)
19 5五歩(56)
20 7二銀(71)
21 5六銀(57)
22 6四歩(63)
23 6六歩(67)
24 5二金(41)
25 6五歩(66)
26 同 歩(64)
27 同 銀(56)
28 4五歩(44)
29 2五歩(26)
30 3三角(22)
31 6八銀(79)
32 4四銀(43)
33 5六銀(65)
34 6三銀(72)
35 5七銀(68)
36 5四歩(53)
37 同 歩(55)
38 同 銀(63)
39 6六銀(57)
40 4六歩(45)
41 同 歩(47)
42 5五歩打
43 6五銀(56)
44 5三銀(44)
45 6八金(69)
46 4六飛(42)
47 5四銀(65)
48 同 銀(53)
49 4七歩打
50 4五飛(46)
51 5七歩打
52 4八歩打
53 2四歩(25)
54 同 角(33)
55 9七角(88)
56 6四歩打
57 同 角(97)
58 5三銀打
59 同 角成(64)
60 同 金(52)
61 2五銀打
62 4二角(24)
63 9五歩(96)
64 同 歩(94)
65 3四銀(25)
66 3五飛(45)
67 2三飛成(28)
68 1二角打
69 2二龍(23)
70 3四飛(35)
71 6七歩打
72 5二金(53)
73 1一龍(22)
74 2四飛(34)
75 1二龍(11)
76 2九飛成(24)
77 1八角打
78 8六桂打
79 同 歩(87)
80 8七銀打
81 同 玉(78)
82 8九龍(29)
83 8八香打
84 9九龍(89)
85 5四角(18)
86 9六歩(95)
87 7七玉(87)
88 9七歩成(96)
89 5五銀(66)
90 6二桂打
91 2一角成(54)
92 5四歩打
93 4四銀(55)
94 4三香打
95 1一馬(21)
96 4四香(43)
97 同 馬(11)
98 5三角(42)
99 1一馬(44)
100 6五歩打
101 6六歩(67)
102 5五銀打
103 5六歩(57)
104 同 銀(55)
105 6五歩(66)
106 7四桂(62)
107 投了
まで106手で後手の勝ち

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20160518今日の一手<その327>; どの筋が急所か

2016-05-18 | 今日の一手

20160518今日の一手

4月9日の名南将棋大会から、NさんとSさんの対局です。形勢判断と次の一手(というよりこの後の指し方)を考えてください。




一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。ただし上部の厚みという点では後手玉も劣りません。
先手の攻め駒は88角68飛で2枚。
後手の攻め駒はなし。

総合すればここまでは先手の作戦勝ちです。

大局観として

では作戦勝ちをどう生かすかということですが、
すぐに駒得にする手順はなさそうです。
後手玉を堅くされることは難しいです。金が上ずっているので引き戻したいですがそれも無理。穴熊はできず、玉の位置は72にするくらい。ですから手をかけても先手玉をもっと強化するのは候補になります。
攻め駒を増やすには76銀や89桂を使うことです。37桂や47金を使うというのは守りの駒ですからお勧めできません。
後手は攻め駒がないので、すぐに攻められて困るということもないでしょう。


× 実戦は45歩でした。

これはほとんどの場合よい手ではありません。まして後手陣の一番手厚いところへ働きかけるのですからうまくいくはずはありません。
45同歩33角成同桂77角44銀直

実戦はこうならなかったのですが、攻めているのが角と37桂だけでは足りません。46歩と合わせて金を使っても46同歩同金42飛

これは後手が有利になるでしょう。

実戦は45歩を取らず26歩同歩同飛27歩24飛

35歩26歩36金27歩成同銀

これは3筋を盛り上がって先手もまずまずです。22飛25歩45歩33桂成同桂38金55角と進みました。

後手に角を先着されてやや損です。38金と守る前に77角と先着すべきでした。もう少し進んで

こんな感じ、角金交換はできましたが、玉が薄くて先手が悪いです。攻め合い1手負けになりました。


× 35歩として右側を盛り上がるのはありそうですが

34歩と合わされると同歩同銀35歩同銀ではそのあとに手がありません。34歩に36金35歩同金34歩36金

25歩は取れば取れたのですが45歩で危険です。35の位が取れず、傷ができて玉が薄くなった感じです。
仮に35の位を保てたとしても左右に位を取るのはあまり良い形だとは言えません。

戦力が均衡している場合は鶴翼の陣(左右挟撃で殲滅を目指す陣形)は良くないのです。戦力が分散しないほうがいいです。終盤で相手より戦力が優るようになれば鶴翼の陣すなわち左右挟撃で敵玉を逃さないのが有効になります。


○ 65歩と合わせて手がないか、あればよくなります。

65同歩同飛64歩なら25飛

飛車交換なら先手よしです。後手は1歩しかないので24歩35飛32飛65歩

取れば飛車が生還できます。これは先手がやや有利。

後手は歩を節約して銀を上がりますが

68飛53銀65歩

6筋の位も取ってしまいましょう。後手玉の真上ですから大きな拠点です。作戦勝ちが拡大しました。

65歩同歩に同銀64歩56銀というのも振り飛車党ならやってしまいたくなるかもしれません。

形は良くなりましたが7筋が薄くなります。74歩同歩同金右65歩73桂

こんなふうになれば後手が有利です。

後手からの74歩は取らないで、65歩75歩64歩同銀65銀

とやっていくのでしょうけれど、せいぜい互角です。75の位を明け渡すのはつまらないです。


○ 後はゆっくり77角72玉86歩

と8筋を目指す手です。何回か取り上げましたが、棒銀で8筋を攻める感じです。もし26歩なら同歩同飛27銀22飛26歩

と銀冠に組みなおせれば大分手厚くなります。

どこかで後手から45歩と来られたら

45同歩77角成同桂33桂85歩

この場合は後手玉の位置が72なので8筋は自分だけで攻め手も大きな成果は上がらないのですが、後手から動いて来たら攻め合いで十分指せます。



問題図で45歩は方向違い、という感覚がわかるでしょうか。4筋は後手陣の一番手厚いところです。

35歩と行くのは後手陣の薄いところではあるのですが、左右分裂なのが気になります。

6筋が後手の玉頭で一番の急所です。金銀で守っているのでその先を考えなければなりませんが、軽く飛車をぶつける筋に気が付けば有利が拡大します。

8筋を狙うのも悪くありません。75の位を取っているので、後手は8筋を守る駒を増やせません。ただし自分から85歩同歩同銀といくのは慎重に。後手玉が82ではないので角筋でけん制される恐れがあります。後手から攻めてきたら8筋から攻め合う、という感じです。


なお、問題図で37桂と跳ねるのは1、3筋が薄くなるのであまり指したい手だとは思いません。銀冠に組めたら跳ねてもいいのですが、高美濃のままでは玉が薄くなっている気がします。いっそのこと矢倉にするのもありそうですし、相振り飛車の時は特に跳ねたくないような気がします。

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大山将棋研究(157); 三間飛車に急戦

2016-05-17 | 大山将棋研究
昭和49年6月、中原先生と第33期名人戦第7局です。


大山先生の後手三間飛車に中原先生は桂馬を跳ねる急戦です。今では定跡書に載っているのですが、この形は先手十分。この当時に知られていたかどうかはわかりませんが、中原先生が研究していたことは間違いありません。
この図で72銀を急がないで52金左と組むのが正しいです。72銀が早い(46歩を突く前)ので中原先生がこの急戦を選択したのです。

1回22飛としてから42飛なので、43銀あるいは53銀の形の三間飛車に比べても手損しています。つまり2回疑問手があったわけで、すでに中原先生が有利です。

53に空間ができるので45歩に同銀とは取りにくく、銀を引くのは当然。

手損しているのでここで51金左とせざるを得ないのでは悪いです。

大山先生の反撃筋はこの桂馬くらいしかありませんが

58金右と逃げれば47歩なので59で交換してもらうほうが良いです。桂馬の入手を見込めるので継桂の準備。

74桂打ちは取って上に逃げるための64歩です。中原先生はそれを見て少し遠巻きに香車で攻めます。

角打ちは好点ですが、42歩でもよいです。

今度は74桂打ちが厳しいので米長玉で頑張ります。

大山先生は角を投入して受けますが、66桂がこちらに使えれば中原先生の攻め駒が多いです。

これは痛い桂打ち。

金を取れば中原先生の成香得。駒得なら長期戦でもよいです。

中原先生の25歩も渋い手です。持久戦になるほど渋い手のほうが好手になりやすいものです。大山先生は空いた空間に角を打って攻防に利かせます。

重い手ですがその分確実な攻めです。

大山先生が歩を打って守るのは粘りのある手。中原先生は支えている角を動かしに行きます。

やっとはっきりしてきました。

桂馬は取られても71銀のひもが切れて

勢いで竜を切ります。

馬と角の両取り

中合いの歩で成香と角の交換、トータルでは銀得ですから中原先生が優勢です。

端玉には端歩、95桂も消したの好手と書きたいですが、少しぬるい手です。43桂成から と金攻めを見てゆっくり攻めるほうが良いです。心理的には相手を追い詰めるよい手だとはいえるのですが。

大山先生はゆっくりしていられないので攻めます。まずは桂馬を打って

中原先生は銀を投入して受けます。

桂馬を取れば大山先生の攻めが切れたようですが

さっと馬を飛び出されてみると容易ではないです。88玉とかわしても王手竜がある(角合で66金がある)ので67銀打ですが

65歩と取り込むのが相当です。中原先生はたまらず香を取っての寄せ合い。

大山先生の51金はひねった感じ、中原先生の桂打ちは重いのですが、角筋を止める意味です。ここから大山先生は66桂でどこまで迫れるか。

王手竜取り、77角打ちしかないですが、そこで何かありそうでみつかりません。

竜を取って引き上げるのでは大山先生が足りません。

大勝負ですからまだ続きます。55馬は好点、この馬をめぐって

働きかけてポイントを得たいのですが

中原先生はそろそろ寄せに入ります。馬を切って

竜を移動するのは72金を狙っています。

やっと終局です。

中原先生が名人防衛。大勝負に名局無し、といいますが、並べ甲斐はあります。振り飛車に急戦を仕掛けても長い終盤になるときがあります。振り飛車も美濃囲いは粘りが利くのです。居飛車急戦を持つ人なら中原先生のほうをもって、振り飛車党は大山先生のほうをもって、ゆっくり優位を拡大する方法や、悪い将棋の粘り方を勉強できます。こういう熱戦は少ないのですが並べると力が付きます。長い将棋ほど実力の差が出るのです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----

手合割:平手  
先手:中原名人
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二飛(82)
7 2五歩(26)
8 3三角(22)
9 6八玉(59)
10 4二銀(31)
11 7八玉(68)
12 6二玉(51)
13 5六歩(57)
14 7二玉(62)
15 3六歩(37)
16 8二玉(72)
17 5八金(49)
18 7二銀(71)
19 4六歩(47)
20 5四歩(53)
21 3七桂(29)
22 2二飛(32)
23 4五歩(46)
24 4三銀(42)
25 4四歩(45)
26 同 銀(43)
27 6八銀(79)
28 4二飛(22)
29 2四歩(25)
30 同 歩(23)
31 4五歩打
32 5三銀(44)
33 3三角成(88)
34 同 桂(21)
35 2四飛(28)
36 4五桂(33)
37 同 桂(37)
38 同 飛(42)
39 2一飛成(24)
40 5一金(41)
41 1一龍(21)
42 4六桂打
43 5九金(58)
44 3八桂成(46)
45 5七銀(48)
46 4九成桂(38)
47 6六桂打
48 5九成桂(49)
49 同 金(69)
50 6四歩(63)
51 4六香打
52 2五飛(45)
53 4三香成(46)
54 6二銀(53)
55 4四角打
56 2一歩打
57 2六歩打
58 4五飛(25)
59 2一龍(11)
60 9二玉(82)
61 4二歩打
62 6三角打
63 4一歩成(42)
64 同 角(63)
65 5四桂(66)
66 5八歩打
67 同 金(59)
68 7一銀(62)
69 5三桂打
70 4四飛(45)
71 同 成香(43)
72 1四角(41)
73 6一桂成(53)
74 同 金(51)
75 2五歩(26)
76 2六角打
77 4三成香(44)
78 6五桂打
79 1二飛打
80 4一歩打
81 5二金打
82 同 金(61)
83 同 成香(43)
84 5七桂成(65)
85 同 金(58)
86 2二歩打
87 1三飛成(12)
88 2五角(14)
89 4一龍(21)
90 3六角(25)
91 7九金打
92 5四角(36)
93 5三成香(52)
94 2七角成(54)
95 7一龍(41)
96 8二銀打
97 7二龍(71)
98 同 馬(27)
99 2二龍(13)
100 5二歩打
101 2六龍(22)
102 5三歩(52)
103 2二龍(26)
104 7一金打
105 5五桂打
106 6一香打
107 9六歩(97)
108 5四歩(53)
109 4三桂成(55)
110 4八飛打
111 5二成桂(43)
112 6五桂打
113 5九銀打
114 4九飛成(48)
115 5八金(57)
116 5五歩(54)
117 6六歩(67)
118 5六歩(55)
119 6五歩(66)
120 4五馬(72)
121 6七銀打
122 6五歩(64)
123 6一成桂(52)
124 同 金(71)
125 6四香打
126 5一金(61)
127 6三桂打
128 6六桂打
129 8八玉(78)
130 5八桂成(66)
131 同 銀(59)
132 4四馬(45)
133 7七角打
134 2二馬(44)
135 同 角成(77)
136 4二龍(49)
137 3三角打
138 2九飛打
139 4二角成(33)
140 同 金(51)
141 5五馬(22)
142 2五飛成(29)
143 4五歩打
144 2二角打
145 3三歩打
146 5七歩成(56)
147 同 銀(58)
148 5四歩打
149 7二飛打
150 5三金(42)
151 6五馬(55)
152 7四金打
153 同 馬(65)
154 同 歩(73)
155 6二飛成(72)
156 5五角打
157 6六銀(57)
158 6四角(55)
159 7二金打
160 6三金(53)
161 同 龍(62)
162 投了
まで161手で先手の勝ち


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大山将棋研究(156); 三間飛車に位取り

2016-05-16 | 大山将棋研究
昭和49年6月、灘蓮照先生と第4回早指し選手権です。


灘先生の三間飛車、となれば大山先生は居飛車です。

6筋の位取りです。5筋は中央位取り、7筋は玉頭位取りですが、6筋には特別な名称はありません。学生のころ、奇数の位取りは好きではありませんでしたが(今は好きです)、偶数の位取りは大好きでした。なかなか取らせてもらえないのですが、取れば作戦勝ちになりやすく、形がきれいです。

66に銀をもっていくなら右銀のほうがよく、もっと理想を言えば66角から77桂です。つまり灘先生が注文を付けたわけです。

でも54銀を追って、大山先生が十分。大山先生はこの2つの銀の配置のほうを好んでいるのかもしれません。

灘先生が動くのですが、今の目で見れば73銀型の穴熊に組むところです。作戦負けのようでも穴熊に組んだら景色が変わるという例(になるはず)です。

大山先生は銀をぶつけて

角を出ます。角の動きが自由なので66に左銀をもっていくほうが好きなのだろうと思います。

でもこれで6筋は灘先生のほうが手厚くなりました。

そこで狙いは3筋に、角を移動します。ここで44金だったのですが、灘先生のミスです。54歩と我慢しておいて、36歩なら44金でどうか。24歩同歩35歩同金同角同飛24飛はどちらがいいとも言えません。

先に金で守ったので銀をぶつけられて

金銀交換のあとさらに角交換です。

角交換は石田流のほうが隙が多く

これで飛車交換になりますが

大山先生に手番があります。ここからの寄せがうまいです。まずは歩を垂らして

成り捨てて飛車を打つ。

銀取りには構わず馬を潜れば71金があります。普通の受けは62銀打ですが52歩でいいでしょう。歩の工作がないと51歩から62銀打で受けが利きました。

灘先生は25馬から52銀打と受けたのですが、大山先生は51馬から73馬で寄せます。この手筋、少し前に名人戦で食らったやつですね。

これで攻め駒が4枚。大山先生が優勢です。

脱出路を開けようとする54歩に53歩はいかにも手筋ですが、53同銀には61銀がいいのか71銀がいいのかわかりません。

銀を取り合ったのであっさり終わりました。


ずっと大山先生のペースで、大駒を交換して寄せ合いになったところでは1手勝ちになるのだろう、という感じです。きれいな寄せの手順を学びましょう。

#KIF version=2.0 encoding=UTF-8
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十段
後手:灘蓮照8段
後手省略名:灘
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 1四歩(13)
5 6八銀(79)
6 3五歩(34)
7 5六歩(57)
8 3二飛(82)
9 4八銀(39)
10 4二銀(31)
11 6七銀(68)
12 7二銀(71)
13 6八玉(59)
14 6二玉(51)
15 7八玉(68)
16 5二金(41)
17 6五歩(66)
18 4四歩(43)
19 2六歩(27)
20 3四飛(32)
21 9六歩(97)
22 4三銀(42)
23 5八金(49)
24 5四銀(43)
25 6六銀(67)
26 4五歩(44)
27 6七金(58)
28 7一玉(62)
29 7七角(88)
30 7四歩(73)
31 5五歩(56)
32 4三銀(54)
33 5七銀(48)
34 7三銀(72)
35 8八玉(78)
36 8二玉(71)
37 7八金(69)
38 6二金(52)
39 2五歩(26)
40 1三角(22)
41 2六飛(28)
42 3三桂(21)
43 9五歩(96)
44 7二金(61)
45 1六歩(17)
46 6四歩(63)
47 同 歩(65)
48 同 銀(73)
49 5六銀(57)
50 5二銀(43)
51 6五銀(56)
52 6三銀(52)
53 8六角(77)
54 7三銀(64)
55 5四歩(55)
56 6四歩打
57 5三歩成(54)
58 同 金(62)
59 5六銀(65)
60 3一角(13)
61 6八角(86)
62 4四金(53)
63 5五銀(66)
64 5三角(31)
65 4四銀(55)
66 同 角(53)
67 7七角(68)
68 同 角成(44)
69 同 金(67)
70 3六歩(35)
71 4三角打
72 3五飛(34)
73 3六歩(37)
74 5九角打
75 3五歩(36)
76 2六角成(59)
77 5四歩打
78 5二歩打
79 5三歩成(54)
80 同 歩(52)
81 3一飛打
82 5九飛打
83 6一角成(43)
84 2五馬(26)
85 3四歩(35)
86 5二銀打
87 5一馬(61)
88 3四馬(25)
89 7三馬(51)
90 同 玉(82)
91 8一飛成(31)
92 5四歩(53)
93 5三歩打
94 5六飛成(59)
95 5二歩成(53)
96 同 馬(34)
97 6一銀打
98 投了
まで97手で先手の勝ち


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20160516今日の一手<その326>; 飛車を捨てても攻めればよい

2016-05-16 | 今日の一手

20160516今日の一手

4月9日の名南将棋大会から、SさんとYさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。




一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
桂歩と銀の交換で、持ち歩があるので歩をカウントせず、やや先手が駒得です。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は37飛57角25銀と持ち駒銀香で5枚。但し35香で止められたとみれば飛角は攻め駒にはなりません。
後手の攻め駒は84角と持ち駒桂で2枚。

総合すれば先手優勢です。

大局観として
形勢判断の3つの条件すべてで上回っていますから、優勢です。銀も飛車も当たっているので忙しいのですが、うまく攻めをつなげれば勝てます。後手は香を打って飛角の利きを止めて先手の攻め駒を減らそうとしたわけですね。受けの勝負手です。
形勢がよいので自然な手がよいのですが、駒損を避けようとするよりは、少々損に思えても後手玉を不安定にする方がよいです。これは先手矢倉で攻めるだけ、というときによく出てくる指し方です。
一気に寄せてしまえる時は駒損は問題ないです。ただし攻め駒の数が減らないようにしましょう。


△ 実戦は36歩でした。

飛車は守りましたが銀が取られそう。後手は25桂もありましたが45桂27飛57桂成

これで駒損になりました。でも攻め駒は減らないので悪くはありません。ただ後手玉が弱体化したわけではないので先は長く、先手が逆転負けしました。


× 飛車取りを避けるなら銀にひもを付けて27飛が自然です。

でも25桂同飛24銀

これも悪くなったというわけではないですが、角筋が2重に止まり、飛車も追いかけられて失敗です。


× 35角は25桂で

駒損がひどそうです。


△ 35飛はありそうです。

35同歩34香

25桂32香成同玉52銀

71飛43銀成同玉35角24銀

そんなに悪くはないのですが、25銀を取られて攻め駒が1つ減った(それでも4枚)なので難しいです。ここで何かあればいいのですが、角を逃げるようでは自信なし。


○ 36銀が飛と銀を助ける(と言っても銀を取られそうですが)手です。

後手は銀を取らないで45桂、飛車は逃げるわけにいかないので45同銀37香成

まだ銀当たりですが、角筋が通りました。14歩25桂13角成

33玉52銀71飛43銀成

43同金34銀同金35歩

これは十分でしょう。飛損でも問題ありません。

後手が14歩に45歩なら

13歩成(馬を作るかは悩ましいです)33玉52銀

71飛43銀成同金39香

47成香23と同玉35桂

こんな感じです。35同歩同角は飛車に当たるので33玉か・・・もう少しうまい攻め方があるかもしれません。


○ 14銀と銀のほうを逃げるのもあり

37香成13角成33玉52銀

飛車は捨ててもこの銀が厳しいです。71飛23銀成同金25桂42玉43銀成同玉23馬

後手は7、8筋まで逃げようとするでしょうが、これはどうにかなるでしょう。

後手が飛車を取らずに45桂なら35角

37桂成ならさっきより得です。35同歩同飛34歩15飛

端は受けにくく、24角と守っても後で29香がよい手になります。これは後手をもって受けきれません。


○ 34銀と捨てるのもよく見る手筋です。

52銀があるので飛車を取られてもよく、34同金に35飛同金同角

やや駒損ですが、14歩と44角がありますから角は十分に働きます。ここまでは後手は変化をしようがなく、一番わかりやすいです。



問題図で香を打たれて、しまったと思うと元気がない手を選んで疑問手を指しそうです。こういう時ほど形勢判断をやってみるべきで、優勢だとわかったら攻め込むだけです。

矢倉を指すなら飛車を捨てることはよくあります。飛車を捨てても攻めが続けばいいのです。先手で矢倉を指すなら、現代的な、駒損でも食いつく将棋を並べましょう。

実戦の36歩は良い手だとは言えません。次に35歩としても33に駒がないので響きが薄く、有利なときに指す手ではありません。

35同角や同飛は考えてもよいのですが、25の銀をタダで取られるのでその先に自信がないと指せません。

27飛が普通なのですが、35の香車が角筋を止めているので、よくなったという感じがしません。

となれば36銀が一番自然な手で、ただし45桂の時にうまく対応しなければいけません。悪い手を指しているわけではないので手段はあるもので、飛車を捨てれば十分に指せます。

14銀はちょっとひねる手ですが、端から攻められるので有力です。

34銀は一番手ごたえのある手で、(善悪はともかく)プロならこう指すのではないかという気がします。というか、後手がプロだとして、34銀があるから35香とは打たないのでしょう。
(問題図では後手陣に52銀の傷があり、34銀と捨てるとその筋を放棄するので、ほかの手よりうまくいっていないように見えるのですが、逆に52銀の傷がなければ34銀でしょう。)

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大山将棋研究(155); 四間飛車に中央位取り

2016-05-15 | 大山将棋研究
昭和49年5月、中原先生と第33期名人戦第6局です。


大山先生の四間飛車に中原先生は中央位取りです。

中原先生が46歩の後に66歩から持久戦にするのは石田流を意識してのものではあるのですが、46歩はいらないのだろうと思うのです。46歩は73桂と替って、65歩と突き捨ててから77桂と跳ねようというのはプロらしい指し方ではあるのですが、77桂が先です。

桂馬で取られて66銀と上がるのでは失敗です。どうせ歩損なら68銀~66角~67金~88玉~78金と行くほうがスマートでした。

中原先生は75歩同歩同銀74歩86銀として66歩でよいだろうと思っていたのでしょう。取らずに73銀が大山先生の好手。75歩の前に67金~68金直と様子を見るべきでした。

74歩を取り込ませて84銀とかわして後で74金とするこの一連の手順が大山先生のセンスの良さです。

7筋を制圧して大山先生の厚みが大きいです。中原先生は作戦負けで、改善策もないので右から仕掛けます。

手数はかかりますが33桂は取れそう。

やっと取れます。この間に大山先生は金銀を集中してまとめました。

得した桂馬をこんなところに打つしかないのでは駒得の意味はありません。あとで23桂成は46角と出れるので無効。

さて大山先生が攻める番です。これで玉を呼び寄せて

72の金を寄って71飛を見せる。これで75銀とできます。

あとは勢いよく質駒を取ります。

飛角を切って桂馬はごつい手ですが、取れば78銀から清算して取り返せます。

銀をかけて好調のようですが、もう少し良い手があったかもしれません。

角を捨てて銀を取られます。

でも8筋から行けば受けようがないです。逆転には至らず。

銀は捨てて角を打つ、これで上下からの攻めになります。

詰めろ。

投了図。


中央位取りで65歩を交換できれば作戦勝ちです。でも中原先生の指し方がまずく、やや失敗。それをさらに広げる大山先生の指し方が見事でした。大山先生は横から攻めるよりも上から攻めるほうが得意なのでしょう。玉頭を制圧してから押し切りました。中原先生相手なので一筋縄ではいきませんでしたが、快勝です。
盤面はひっくり返して並べると楽しいです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:中原名人
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 9六歩(97)
14 9四歩(93)
15 5八金(49)
16 8二玉(72)
17 5七銀(48)
18 7二銀(71)
19 5五歩(56)
20 4三銀(32)
21 5六銀(57)
22 3五歩(34)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 6八銀(79)
26 5二金(41)
27 5七銀(68)
28 3二飛(42)
29 4六歩(47)
30 6四歩(63)
31 1六歩(17)
32 7四歩(73)
33 6六歩(67)
34 7三桂(81)
35 6五歩(66)
36 同 桂(73)
37 6六銀(57)
38 6三金(52)
39 7五歩(76)
40 7三銀(72)
41 7四歩(75)
42 8四銀(73)
43 8六歩(87)
44 7四金(63)
45 8七玉(78)
46 7五歩打
47 6七金(58)
48 7二金(61)
49 7八金(69)
50 5一角(33)
51 2六飛(28)
52 3一飛(32)
53 1五歩(16)
54 5二銀(43)
55 2四歩(25)
56 同 角(51)
57 2二歩打
58 3三桂(21)
59 3六歩(37)
60 6三銀(52)
61 3五歩(36)
62 4五歩(44)
63 2一歩成(22)
64 同 飛(31)
65 3四歩(35)
66 3一飛(21)
67 3三歩成(34)
68 同 飛(31)
69 5四歩(55)
70 同 歩(53)
71 3六歩打
72 4三飛(33)
73 3五桂打
74 4一飛(43)
75 4五歩(46)
76 7六歩(75)
77 同 玉(87)
78 5五歩(54)
79 4七銀(56)
80 7七歩打
81 6八金(78)
82 6二金(72)
83 8七玉(76)
84 7五銀(84)
85 5五銀(66)
86 4五飛(41)
87 4六銀(55)
88 同 飛(45)
89 同 銀(47)
90 3五角(24)
91 同 歩(36)
92 7六桂打
93 7七角(88)
94 6八桂成(76)
95 同 角(77)
96 5八銀打
97 7一角打
98 同 玉(82)
99 5一飛打
100 8二玉(71)
101 5八飛成(51)
102 7七歩打
103 6九銀打
104 8四歩(83)
105 7六歩打
106 8六銀(75)
107 同 玉(87)
108 8八角打
109 8三歩打
110 7二玉(82)
111 5一龍(58)
112 8五歩(84)
113 8七玉(86)
114 9九角成(88)
115 8二歩成(83)
116 同 玉(72)
117 6二龍(51)
118 7二金打
119 投了
まで118手で後手の勝ち
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大山将棋研究(154); 四間飛車に左美濃

2016-05-14 | 大山将棋研究
昭和49年5月、米長先生と第1回名将戦です。


大山先生の四間飛車に米長先生は中央位取り

大山先生は向い飛車に振りなおして

32金の形で急戦含み。陣形整備の立ち遅れている米長先生は間に合うかどうか。まずは角を使い

歩を控えて打ちます。25から打つと22飛から34金や33桂で取り返されることも気にしなくてはなりませんから。

結局は左美濃と石田流になって

ここから中盤戦です。大山先生の飛角のほうが働きがよいのでしばらくは主導権があります。

36歩の反撃には応じないで2筋から動き

飛車は追い返しました。米長先生は中央から動きます。金銀交換から

右金を繰り出して角を目標にします。

ここに金を打たされるのはつらいのですが

46角が厳しいので64銀と打つしかないでしょう。

歩の手筋で拠点を作り打ち込むのは勢いがあります。

これがぎりぎりの受けで、大山先生はどうにか形勢を保ちます。

米長先生は角を活用できて好調をキープ。

「53のと金に負けはなし」で、米長先生が有利です。大山先生の歩の突き出しがよくわからない手です。26同飛でも飛車交換できないでしょう、だから1歩損するだけという気がします。

米長先生は73銀と放り込んでから

飛車をぶつけました。(74歩を払われるのを気にしたのでしょうが、取らせても問題ないです。)飛車交換は居飛車よしです。

63と を許してはいけませんから飛車を回ります。

これに対して金を出るのは好手に見えます。66飛には67飛を用意して、遊んでいる金を使います。

でも26銀を打たれるので忙しくなりました。一つ金を出て飛車を取りに行くのが継続手ですが、53のと金を払われてしまいました。つまり、と金を簡単にとられないように54歩52歩の交換を入れておいて46金とすべきだったか、もう少し前に27飛ではなく28飛として58飛とすべきだったか、ということですね。

54歩に44角は好手です。44同金は17の角の利きが止まるので27銀成。飛角と取られてしまいます。飛車のほうを取りましたが

この歩成は相手をしてもらえず

大山先生の66角は気分の良い王手です。飛車を取って

角も取って銀を受けます。

大山先生が駒得になりましたが、互いに攻め駒は十分、寄せ合いです。単純に行くと米長先生のほうが速そうなので、62金打が普通かと思いましたが、角を打って

飛角交換から

85歩はよくわからなかったのですが、これが寄せのセオリーに則った最善手です。つまり、86歩と取り込めば87金から詰み筋があると。ただし銀をかけられて詰めろ。でも71金で次が難しいのですね。

米長先生は72銀打で1枚捨てて王手。

金を捨てて

85の歩を払いました。この手順、金駒1枚損したのでうまくいっていません。駒損して粘るしかなかったのではだめでしょう。

金を打たれて、馬が逃げれば85歩から86歩ですから後手よし。馬は捨てるしかありません。

米長先生が玉を固めて粘っているようでも駒損ではだめです。

あとは形つくりで

投了図。

かなり力のこもった熱戦でした。押したり引いたりの手順が多く、いい将棋を並べたなあ、という実感があります。
大山先生リードの序盤から、開戦が早かったということでしょう、中盤ではいつの間にか米長先生がよくなりました。不可解だと書いた26歩の突き出しが米長先生をだますことになり、53のと金を払って形勢不明です。
終盤は難解かと思ったのですが、大山先生の回答が素晴らしく、しっかり勝ち切りました。この勝ち方は強すぎます。

#KIF version=2.0 encoding=UTF-8
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:米長邦雄8段
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 6八玉(59)
8 4二飛(82)
9 7八玉(68)
10 6二玉(51)
11 5八金(49)
12 7二玉(62)
13 9六歩(97)
14 9四歩(93)
15 5六歩(57)
16 8二玉(72)
17 5七銀(48)
18 7二銀(71)
19 5五歩(56)
20 4三銀(32)
21 5六銀(57)
22 3五歩(34)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 6六歩(67)
26 2二飛(42)
27 4六歩(47)
28 3二金(41)
29 9七角(88)
30 5二銀(43)
31 8六角(97)
32 2四歩(23)
33 同 歩(25)
34 同 飛(22)
35 2六歩打
36 5一角(33)
37 8八玉(78)
38 3四飛(24)
39 4七金(58)
40 4三金(32)
41 2五歩(26)
42 8四歩(83)
43 7八銀(79)
44 7四歩(73)
45 6八角(86)
46 2三歩打
47 1六歩(17)
48 3三桂(21)
49 2六飛(28)
50 7三角(51)
51 8六歩(87)
52 5四歩(53)
53 同 歩(55)
54 同 金(43)
55 3六歩(37)
56 2四歩(23)
57 同 歩(25)
58 2五歩打
59 2八飛(26)
60 2四飛(34)
61 5五歩打
62 同 金(54)
63 同 銀(56)
64 同 角(73)
65 5六金(47)
66 7三角(55)
67 6五金(56)
68 5七歩打
69 7五歩(76)
70 4六角(73)
71 3七金打
72 7三角(46)
73 7四歩(75)
74 6二角(73)
75 5七角(68)
76 6四銀打
77 5三歩打
78 同 角(62)
79 5四歩打
80 6二角(53)
81 4三歩打
82 同 銀(52)
83 6四金(65)
84 同 歩(63)
85 5三銀打
86 7一角(62)
87 6四銀成(53)
88 6三歩打
89 5三成銀(64)
90 5二銀(43)
91 3五角(57)
92 2一飛(24)
93 4四角(35)
94 3二歩打
95 4三歩打
96 5三銀(52)
97 同 歩成(54)
98 2四飛(21)
99 1七角(44)
100 2六歩(25)
101 7三銀打
102 同 桂(81)
103 同 歩成(74)
104 同 銀(72)
105 2六飛(28)
106 2五歩打
107 2七飛(26)
108 6四飛(24)
109 4六金(37)
110 2六銀打
111 5五金(46)
112 5三角(71)
113 5四歩打
114 4四角(53)
115 6四金(55)
116 同 歩(63)
117 5三歩成(54)
118 6六角(44)
119 7七歩打
120 2七銀成(26)
121 6三と(53)
122 1七成銀(27)
123 同 桂(29)
124 7二銀打
125 4二飛打
126 5二歩打
127 7二と(63)
128 同 金(61)
129 5二飛成(42)
130 7四角打
131 4二歩成(43)
132 5二角(74)
133 同 と(42)
134 8五歩(84)
135 6一銀打
136 7一金(72)
137 7二銀打
138 同 金(71)
139 同 銀成(61)
140 同 玉(82)
141 5四角打
142 6三銀打
143 7一金打
144 同 玉(72)
145 6三角成(54)
146 7二金打
147 8五馬(63)
148 8七歩打
149 同 銀(78)
150 7五金打
151 同 馬(85)
152 同 角(66)
153 6三歩打
154 3九飛打
155 5九歩打
156 3八飛成(39)
157 4八歩打
158 同 龍(38)
159 5八金打
160 4六龍(48)
161 6二銀打
162 8二玉(71)
163 7三銀成(62)
164 同 金(72)
165 7六銀打
166 3九角成(75)
167 6二歩成(63)
168 7五歩打
169 5三と(52)
170 7六歩(75)
171 6三と(53)
172 7七歩成(76)
173 同 桂(89)
174 7六歩打
175 投了
まで174手で後手の勝ち

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20160514今日の一手<その325>; 寄せのセオリーから少しずれるけれど

2016-05-14 | 今日の一手

20160514今日の一手

4月3日の名南将棋大会から、IさんとNさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
銀と桂歩歩の交換です。後手は持ち歩がないのでやや先手の駒得です。終盤なので損得なしと見てもよいです。
玉の堅さは同程度。
先手の攻め駒は44桂と持ち駒角桂で3枚。
後手の攻め駒は75銀と持ち駒角銀で3枚。

総合すれば互角です。

大局観として
後手は歩切れなので攻めにくく、その分だけ先手がややリードしているのだろうと思います。44桂のくさびがが先手で入ったのも大きいです。形勢は微差ですが悪くはないので、自然な手ならば大体は良い手になります。
守って勝てるかといえば、76歩は2歩で打てず、46角や69角が嫌味、歩を渡せば76歩がありますし、受けきりができるかどうかは怪しいです。
まずは有力な攻め筋を考えるほうが良いでしょう。その時は寄せのセオリーで考えます。
後手玉を直接攻める手が一番厳しく、次は玉に近い守りの駒を攻めることです。離れた駒を攻めるのは後回し。
攻める駒は歩から始めて大きな駒を使うのは後回しです。
ただしこの局面、安易に歩を渡すと76歩の反動があります。桂馬なら85桂ですし、何を渡しても反動がありそうです。ですから攻め方は少し難しいのですが、駒を渡したらそれ以上の成果がなければいけません。


△ 実戦は32歩でした。

これは小さな駒からというのにはあっているのですが、31歩成では取られて意味がなく、31角で王手するのは角を渡すのでややセオリーから外れます(後で考える手)。
65歩に24歩同歩31角

31同飛(逃げるのもありそう)同歩成同玉61飛41歩

ここから32歩以下玉を攻めていったのですが、少し足りません。後手の反撃のほうが厳しく負けになりました。でも65飛成から銀の入手を図れば23銀から32歩があるのでまだ先手のほうがよかったはずです。
また、32歩の後で24歩や31角とはしないで、72歩成とすれば同飛とは取りにくいです。41飛に31角なら同じようなものですが。



× 一番自然に見えるのは24歩なのですが

24同銀25銀だとして、76歩

逃げれば77銀と打ちこまれます。(そのほうがまだいいのかもしれません。)76同金右同銀同金67角

歩を渡すと厳しいということがわかります。24同銀のあとがそれほど厳しくないので負けそうなのです。24歩以外に14歩とか35歩とか55歩とか、歩を渡すのは同じようなことになります。


○ 歩を渡しにくいので24桂です。

桂馬の利きがダブっているので筋が悪いようですが、32金や飛で詰みます。どうやって手に入れるかといえば46角なら72歩成同飛61角

という筋です。41銀と受けるしかなく、飛車が取れますから優勢でしょう。

あるいは72歩成同飛32歩

これも詰めろになります。71飛くらいですが、31角同飛同歩成同玉71飛

75の銀を取ってしまえばまた攻められます。

戻って、24桂は同歩と取るしかなさそうです。

24同歩同銀23歩同玉25銀35銀打

これはやりすぎで千日手です。

少し落ち着いて銀桂交換だけにして

これでまた後手は歩切れです。23歩29飛65歩に24歩

24同歩23歩同玉25歩

今度は千日手にはなりません。先手優勢でしょう。

後手は65歩と攻めても間に合わないので24銀とか受ければ32歩

72歩成から31銀で攻められます。

なお、72歩成が先でもよさそうですが、余計な変化が出てきそうなのでこの場合は24桂が先なのでしょう。


△ 72歩成がよくある筋です。

72同飛に61角62飛43角成

飛車を攻めようというのではなく、43の金を取って攻めようということです。ただし角を渡すし、狙いが少し離れた金なので、セオリーでは後回しで考える手です。
43同金32金同飛同桂成同玉72飛

駒損で飛車を取るのはつまらないのですが、直後に銀を取れます。42歩75飛成46角78飛37角成44桂

これで71竜と潜るのが厳しい手になります。後手も工夫できないことはなさそうなのですが、少し先手がよいのでしょう。

戻って、61角に73飛なら角は切れないので76歩と受けます。

後手は強攻します。59角29桂77角成

77同玉76銀同金75歩86金85歩74歩

74同飛とはできず、86歩73歩成

これで後手玉はまだ詰まないようですが、先手玉は飛の横利きがあるので金銀だけでは詰めろが続かないから先手優勢です。


× 62角もやりたくはなります。

61飛72歩成62飛同と

これは52とが厳しいので先手の勝ち筋。

62角には31飛32歩41飛

我慢されてみると決め手がみえません。玉から遠い飛車を攻め、しかも角を使うのでは効率が悪いのです。


× 受けるなら47銀ですが

65歩同歩73飛76歩66歩

強引なようでも攻めている方が勝ちやすいでしょう。


☆ まとめ


寄せのセオリーにそって考えるのは基本なのですが、問題図では歩を渡しにくいのでややずれがあります。歩だったらいくら渡しても反動が少ないことも多いのですが、76歩から攻められてしまいます。ですから歩を渡す攻めはよく考えねばなりません。

利きがダブって重いようですが24桂が一番有力で、32に金がないので(42に寄らせたばかりです)24同歩と取りにくいからいいのですね。飛や金をもらえばすぐに詰むというのも心強いです。

矢倉に対して41銀とかけて61角というのはよく出てくる筋ですね。44桂と打ちこんであるので、41銀と同じです。ただしそのあと二枚換えで飛車を取るくらいでは少し攻めが足らないということに気をつけましょう。この場合は75の銀を抜けるので有力です。そこまで読まないとわかりませんね。

実戦の32歩はそのあとの手が角を渡し、この時は角で飛車を攻めているようなものなので効率が悪いです。でも悪い手ではありません。

後の解説は蛇足なのですが、寄せのセオリーに当てはまるほうを先に考えましょう。ただし歩を突き捨てる手はこの場合はやめておきます。

受けるのはあまりぴったりした手がないので、後回しでよいでしょう。うまく攻められるのなら考えなくてもよいです。
相居飛車では攻めて勝てるように組み立てていくほうがよいです。攻めがうまくいかないとき(不利になっているということになるのですが)は受けるしかないかもしれません。まだ相手の攻め駒が3枚なので受けが利くかもしれません。




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大山将棋研究(153); 位取り三間飛車に急戦

2016-05-13 | 大山将棋研究
昭和49年5月、中原先生と第33期名人戦第5局です。


大山先生は石田流を目指した三間飛車

でも64歩を見て位取り三間飛車に。石田流に対して左美濃から72飛とまわる石田崩し、中原先生が快勝した、という将棋があるのですが、この時より前だったのかは不明です。それを警戒しての76銀か、定跡を外そうとした大山先生特有の指し方の一つかはわからないです。

大山先生は左金も67に配置して受けを強化。居飛車の古い指し方は2枚銀ですが、腰掛銀に構えるほうが攻撃力があります。

大山先生は中飛車から木村美濃。そういえばこの形は香落ちでの木村義雄先生の必勝の構えでした。76銀が9筋の端攻めにも働いていたのです。
中原先生は天守閣美濃ですが、42金まで寄せておくのは升田先生の本に寸詰まりの美濃囲いと書いてありました。懐かしい話です。

55歩と突き捨てるのはわかりますが、35歩ですか!

飛車を切って王手。63角成で桂取りが受けにくいのでこう行くものなんですね。

63角成から飛車を追われるので移動合です。65歩と取って振り飛車の気持ちの良い手が続きます。

左金もぶつけて好調子。受けるなら飛車を取ってもらうしかないでしょう。

これで一段落。桂馬を取ったので大山先生がやや有利に見えましたが

中原先生の25歩から49飛がなかなか厳しい筋でした。26歩同歩27歩を防いで59角に66角と捨てる。派手な応酬です。

角は交換になり、先手で48銀を打てて王手飛車があるので89飛成とできない、ここまでは大山先生が有利です。55桂も急所ですが、36桂があるので指したいような指したくないような。
代案は37銀から36歩同歩35歩です。すぐに36歩同歩35歩同玉45歩というのもありそうです。

金を引き出して角で後手陣を乱します。

36桂の筋は36歩と打ち捨てて対応し、桂を捨てて金を取り返します。これが好調子に見えるので、大山先生は喜んだ、というか63桂成には金を逃げるだろうと思っていたのだと推測します。

ところが角打ちの強打がありました。桂馬で取れません。銀で取って

2枚換え。

竜を戻されて玉を左に逃げきれません。こうなると54金の存在が光っています。

36金と出て35歩を打たせるのが不可解です。角を打ちましたが

金が移動したので桂捨てから38金を打たれて

金を補充されて

投了です。


大山先生の反撃手順が素晴らしく、あっという間に有利になってしまいました。
そのあと77手目55桂からの手順がうまいようで失敗です。直接36歩同歩35歩と玉を攻めることを中心の手順として、36の地点にもう一枚竜か銀をもっていくのではないかと思います。まああとで検討しているから言えることなのですが、いろいろ手がありそうで悩みますね。今日の一手に出題したい局面です。
中原先生の37角が強烈でした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十段
後手:中原名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6七銀(78)
8 4二玉(51)
9 7五歩(76)
10 8五歩(84)
11 7七角(88)
12 3二玉(42)
13 7八飛(28)
14 6四歩(63)
15 7六銀(67)
16 5二金(61)
17 4八玉(59)
18 6三銀(62)
19 3八玉(48)
20 7四歩(73)
21 同 歩(75)
22 同 銀(63)
23 7五歩打
24 6三銀(74)
25 2八玉(38)
26 9四歩(93)
27 3八銀(39)
28 8四飛(82)
29 9六歩(97)
30 7三桂(81)
31 6八金(69)
32 1四歩(13)
33 5六歩(57)
34 1五歩(14)
35 6七金(68)
36 5四銀(63)
37 5八飛(78)
38 4二金(52)
39 4六歩(47)
40 2四歩(23)
41 3六歩(37)
42 2三玉(32)
43 4七銀(38)
44 3二銀(31)
45 3八金(49)
46 6五歩(64)
47 5五歩(56)
48 同 角(22)
49 3五歩(36)
50 同 歩(34)
51 5五飛(58)
52 同 銀(54)
53 4五角打
54 3四飛(84)
55 6五歩(66)
56 5四歩(53)
57 5六金(67)
58 4四歩(43)
59 3四角(45)
60 同 玉(23)
61 6三飛打
62 3三桂(21)
63 5五金(56)
64 同 歩(54)
65 7三飛成(63)
66 2五歩(24)
67 6四龍(73)
68 4九飛打
69 5五龍(64)
70 4三金(42)
71 5九角(77)
72 6六角打
73 同 龍(55)
74 5九飛成(49)
75 4八銀打
76 7九龍(59)
77 5五桂打
78 5四金(43)
79 7二角打
80 5三歩打
81 6一角成(72)
82 5二角打
83 同 馬(61)
84 同 金(41)
85 3六歩打
86 同 歩(35)
87 7七龍(66)
88 7八歩打
89 6三桂成(55)
90 同 金(52)
91 5二角打
92 2四玉(34)
93 6三角成(52)
94 3七角打
95 同 銀(48)
96 同 歩成(36)
97 同 玉(28)
98 2九龍(79)
99 4八玉(37)
100 3七歩打
101 同 金(38)
102 6九龍(29)
103 3六金(37)
104 3五歩打
105 5八角打
106 5六桂打
107 同 銀(47)
108 3八金打
109 4七玉(48)
110 5九龍(69)
111 5七玉(47)
112 3六歩(35)
113 5五歩打
114 4五桂打
115 同 歩(46)
116 同 桂(33)
117 同 銀(56)
118 同 金(54)
119 投了
まで118手で後手の勝ち
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大山将棋研究(152); 中飛車に居飛車穴熊

2016-05-12 | 大山将棋研究
昭和49年5月、板谷進先生と第15期王位戦です。


大山先生の中飛車に板谷先生は急戦のようですが

33角から22玉は銀冠で戦おうということでしょう。「将棋は体力」の先生ですから長期戦を好みます。これに大山先生の45歩が中飛車では珍しい手です。

中飛車では45の歩は支えにくいのですが、飛車を回って抑えることになりました。

それを見て居飛車穴熊。なんだか現代将棋のようですが昭和49年ですから。升田大山の名人戦で登場したのはもっと前ですが、この時には大山先生の振り飛車穴熊は何局もあるわけですし、田中魁秀先生や桐山先生の居飛穴も並べましたね。ただし後手番で端をついているのですから最初からの予定ではなかったのだろうと推測します。

隙ありとみて板谷先生が仕掛けます。73桂と跳ねる時に狙っていたのでしょう。

88歩から飛車を走って

桂馬を跳ねます。すぐには取れませんし、57桂成が狙い。

44歩と捨てたのが好手です。それから87歩と打って57桂成。

飛車を捨てても両取りで指せるというのが板谷先生の予定です。

でも当然飛車を切って金を引けば銀と角桂の交換ですから大山先生の駒得が大きいです。
やはり板谷先生は44歩と捨てられるのをうっかりしたけれど勢いで止められなかったということでしょう。

58銀が当たりになっているというのが負担で、板谷先生は苦労します。歩で桂香を拾えば攻めは続き、穴熊も堅いのでいい勝負のようですが

大山先生の46角成が好位置すぎます。

49銀不成を待って捕獲し

桂を跳ねて端攻めで良しと。板谷先生が24銀と受けないでと金を使うのは勝負手です。

でも24銀としないと端が厳しいです。馬筋を止めますが

銀を打ち込めば寄り筋です。

あとは大山先生の気持ちの良い寄せです。単純に打ちこんではがし

ふんどしで金をはがし

一回銀を取ってから

金を捨てれば取れません。

22銀から金をはがして金を捨て

ここからは詰みです。



若い(30代)板谷先生が玉を固めてから隙を見て一気に攻めたのですが、44歩と捨てるのをうっかりしたのでしょう、駒損が大きく、頑張ったものの大山先生はきれいに寄せきったという将棋です。優勢になった時にしっかり勝ち切るというのは見ていると当たり前のようですが、実戦で指す時には難しいものです。こういう時の指し方をしっかり並べておきましょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十段
後手:板谷進8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 5六歩(57)
4 5四歩(53)
5 5八飛(28)
6 6二銀(71)
7 6八銀(79)
8 3四歩(33)
9 6六歩(67)
10 5二金(61)
11 4八玉(59)
12 4二玉(51)
13 3八玉(48)
14 3二玉(42)
15 2八玉(38)
16 1四歩(13)
17 1六歩(17)
18 8五歩(84)
19 7七角(88)
20 7四歩(73)
21 3八銀(39)
22 5三銀(62)
23 6七銀(68)
24 3三角(22)
25 4六歩(47)
26 2二玉(32)
27 4五歩(46)
28 4四歩(43)
29 同 歩(45)
30 同 銀(53)
31 4八飛(58)
32 4三金(52)
33 4五歩打
34 5三銀(44)
35 2六歩(27)
36 3二金(41)
37 2七銀(38)
38 1二香(11)
39 3八金(49)
40 1一玉(22)
41 3六歩(37)
42 2二銀(31)
43 3七桂(29)
44 7三桂(81)
45 4九飛(48)
46 8六歩(85)
47 同 歩(87)
48 8八歩打
49 同 角(77)
50 8六飛(82)
51 7八金(69)
52 6五桂(73)
53 4四歩(45)
54 同 角(33)
55 8七歩打
56 5七桂成(65)
57 8六歩(87)
58 6七成桂(57)
59 同 金(78)
60 5八銀打
61 4四飛(49)
62 同 銀(53)
63 6八金(67)
64 5九飛打
65 7二飛打
66 4二歩打
67 4五歩打
68 3三銀(44)
69 7七角(88)
70 8八歩打
71 7三角打
72 8九歩成(88)
73 4六角成(73)
74 9九と(89)
75 7一飛成(72)
76 4九銀(58)
77 4八金(38)
78 7九飛成(59)
79 6七金(68)
80 7八龍(79)
81 6八金(67)
82 8九龍(78)
83 6九桂打
84 9八と(99)
85 2五桂(37)
86 8八と(98)
87 1五歩(16)
88 2四歩(23)
89 3三桂成(25)
90 同 金(43)
91 1四歩(15)
92 7八と(88)
93 1三銀打
94 3一香打
95 2二銀成(13)
96 同 玉(11)
97 1三銀打
98 同 桂(21)
99 同 歩成(14)
100 同 香(12)
101 同 香成(19)
102 同 玉(22)
103 2五桂打
104 2二玉(13)
105 3三桂成(25)
106 同 金(32)
107 1九香打
108 1四歩打
109 4九金(48)
110 7七と(78)
111 1三金打
112 3二玉(22)
113 2二銀打
114 4一桂打
115 3三銀成(22)
116 同 桂(41)
117 2三金(13)
118 同 玉(32)
119 3一龍(71)
120 3二金打
121 2二金打
122 同 金(32)
123 2四馬(46)
124 同 玉(23)
125 2二龍(31)
126 投了
まで125手で先手の勝ち


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