名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

お知らせ+第259回名南将棋大会(壱)結果速報

2025-01-19 | 基本定跡の研究

お知らせ

名南将棋大会の会場である、名古屋市南生涯学習センターに盤駒時計を置けなくなりました。運営上に不都合があり、別の会場を探すことにしました。次回1月25日の(弐)は行いますが、2月の予定をキャンセル、とりあえずは休止とします。アマ連にも告知を依頼しておりますが、棋友の方々にも広めてください。

さて、本日は第259回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。7クラスは最多でしょう。

A級優勝

村山周平さん

B級優勝

瀧本洋満さん

C級優勝

櫻井秀哉さん

葛西直樹さん

D級優勝

古賀慎吾さん

武井政宏さん

E級優勝

荒島栄一さん

F級優勝

本郷聰弘さん

天野一雄さん

高原秀樹さん

G級優勝

松岡好美さん

優勝された方々、おめでとうございます。

参加された皆様、ありがとうございました。

トーナメント表の画像です。

 

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SS4-13 ゴキゲン中飛車(4)

2025-01-19 | 基本定跡の研究

村山慈明先生の「ゴキゲン中飛車の急所」という定跡本は2011年出版、所司先生の「早分かり中飛車定跡ガイド」と同じ年ですが、もっと掘り下げた手順を書いています。

24歩に54歩を打つ変化、所司先生は「63桂成や33香があるから後手不利」だとあっさり触れているのですが、(63桂成同玉のところで評価値は-102 です。)

村山先生はその先についても書いています。33同銀43桂成22飛

ここで分岐して、66角同馬同歩24飛25歩同飛26歩85飛86歩

角馬を交換して、王手飛車の筋で受けようという手順です。後手は飛を逃げている場合ではないので95角と打つのですが、定跡本では68角86飛33桂成89飛成95角78銀で後手有利です。でも95角に49玉とすれば

評価値は+274の先手良しです。86飛53角72玉86角成同角33成桂・・・

もう一つの分岐は

31角成同金同竜41香

22竜同銀32飛では先手が思わしくないです。33成桂24飛28歩

この図の評価値は+203の先手良しです。28歩で42銀と攻め合うと、村山先生のいうように、後手が良くなるようです。

蛇足で書いておくと、28歩の代わりに42銀同金同成桂29飛成41竜

先手が先に詰めろをかけるので先手有利のようですが、39竜49香72玉61金

95角86金74歩

先手に金を打たせてから詰めろを消すというのが好手順です。71金73玉95金48歩

この図の評価値は-476の後手有利です。AIも浅い読みだと先手優勢だとしている手順でした。48同金は57銀が詰めろで受けにくいです。

54歩と打つのはいろいろ面倒なのですが、どうにか先手良しになります。

 

 

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SS4-13 ゴキゲン中飛車(3)

2025-01-18 | 基本定跡の研究

手順のおさらいをしておきましょう。初手から76歩34歩26歩54歩

25歩52飛58金右

55歩24歩同歩同飛

56歩同歩88角成同銀33角

21飛成88角成55桂62玉

75角32銀11竜51金右

ここまで。この図の評価値は0付近の互角です。24歩と22歩があって、24歩から調べます。後手が74歩を突くと、66角89馬

23歩成 (同銀には43桂成) 57歩同金65桂

32と57桂成同角32飛66香

この図の評価値は+558の先手有利です。66香以外の手でも良いのですが、所司先生は54銀はだめだと書いています。でも72玉46角64歩68金

一度67馬を消しておけば問題ないです。この図の評価値は+1106で先手優勢。

ということで

24歩に74歩は疑問手なのでした。24歩には99馬13竜74歩

66角には89馬23歩成64香

後手は香を持っているのでここに打てるのが大きく、評価値は-210の後手良しになります。32と同金に43桂成

と所司先生は解説しているのですが、43桂成ではなくて78銀のほうが難しい (78同馬同金66香) ですし、ここで66香として52成桂を許すと逆転されます。正しくは43同金同竜66香

この図の評価値は-717で後手有利です。最後のところ、定跡本に間違いがあるのですが

ここは66角ではなくて86角が正着です。57歩同金89馬23歩成

65桂32と57桂成43竜

踏み込んで先手の勝ち、という解説なのですが。AIに聞くと、55飛同歩52銀打

しっかり守って後手優勢。評価値は-1220なのです。

戻って

65桂には66金と逃げるのが正着です。57桂成32と

32同金65香72銀43桂成

この図の評価値は+611の先手有利です。

では先手が良いのかといえば、またこの図に戻ってAIに聞くと、

65桂ではなくて45桂が正しく、66金21銀

一度銀をかわすのです。65から打っていないので桂を取られません。65香72玉63香成82玉48玉

この図の評価値は-25、面倒な変化が多いですが、結局は最善を尽くすと互角のようです。

 

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SS4-13 ゴキゲン中飛車(2)

2025-01-17 | 基本定跡の研究

ゴキゲン中飛車というのは、最初に指したというわけではないようですが、近藤正和先生が本家で、いつもにこにこでご機嫌だから、「ゴキゲン中飛車」という命名になりました。後手番で44歩を突かない中飛車です。定跡本も多数出ているのですが、まずは所司和晴先生の「東大将棋中飛車道場 第1巻 ゴキゲン中飛車超急戦」をもとに調べていきます。

初手から76歩34歩26歩54歩

26歩を突いている瞬間なので、22角成同飛53角は42角と合わされて手損に終わります。なので25歩ですが、52飛が成立するというのが発見です。最初に58金右

とする、一番面倒な変化を片付けましょう。

なお58金右で24歩同歩同飛とさばくと、88角成同銀33角28飛26歩77桂22飛

この図の評価値は-74、後手が指しやすくなるでしょう。

戻って

後手は55歩と突くのがメインの定跡で、24歩同歩同飛

後手は32金とするのもあるのですが、妥協しなければ56歩同歩88角成同銀33角

昨日プロトタイプとして紹介した将棋に似ています。21飛成88角成55桂62玉

ここまでは当然の進行です。先手は43桂成が自然ですが22飛とぶつけられます。

すでに先手が悪く、22同竜同馬44角同馬同成桂72玉

この図の評価値は-718の先手不利です。銀桂交換でも成桂ができているのですが、玉の堅さが劣ります。88と27に空間があり、57歩とたたけるから後手が攻めやすいです。

戻って

23角は厳しそうな手ですが32銀打と守られます。

43桂成23銀52成桂同金右23竜

とりあえずは角飛の交換です。ここで57歩同金65桂が厳しく、本には載っていません (58金引89馬で後手有利とされる) が66金とかわす手が最善です。

57桂成48銀同成桂同玉

この図の評価値は-248の後手良しです。後手は桂香を拾えるから駒得になるでしょう。

また戻って

定跡本の出版時点での最新形は、75角32銀11竜51金右

75角は57の地点をカバーしつつ31角成をねらい、32銀を誘って香を取り、33香をねらって金を寄らせた。ここまではずいぶん働いた手順です。でもこの図の評価値は0付近の互角です。従来の手が22歩、当時最新が24歩、と調べていくのですが、長くなるので今日はここまで。

 

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SS4-13 ゴキゲン中飛車(1)

2025-01-16 | 基本定跡の研究

中央位取り中飛車でも後手番で採用するとかなり変化が違います。一般には「ゴキゲン中飛車」と呼ばれるのですが、まずはWikipediaを参考に、そのプロトタイプ (原型) を調べます。

初手から76歩34歩26歩54歩25歩55歩

この出だしの将棋は古くからありまして、有名なのは塚田正夫先生が先手、後手の木村義雄先生から名人を奪取した将棋です。24歩同歩同飛32金

34飛52飛24飛56歩

56同歩88角成同銀33角21飛成88角成77角

というのがその将棋の進行です。この図の評価値は-36の互角です。

なお、名人戦で指されたので流行があり、大山全集にもいくつかこの戦型の棋譜が載っています。

さて途中では

56同歩に同飛が有力手です。

子どものころに柿沼昭治さんの本で読んだ気がするのですが、その定跡本を今探しても良くわかりません。この王手の受け方ですが、58歩では先手が損なので、58金右57歩68金寄

これが正しいのだと書いてあって、驚いた覚えがあります。88角成同銀33角21飛成88角成

これは58銀と打たれても48玉とかわせば大丈夫。1手の余裕を得て、45角52飛53歩同飛54歩と、後手の飛利きを止められます。52飛77桂99馬24桂

ここまで進めば評価値は+995、ほぼ先手優勢です。

AIに聞くと、決定版となる指し方があるようです。

この図から、68銀52飛48銀 (56歩は66歩57歩成同銀56歩46銀) 62玉77銀

この図の評価値は+220の先手良しです。でも56歩同歩同飛68玉23歩28飛76飛

ハッとする手があって1歩かすめ取られます。57銀74飛96歩94歩78玉42銀56銀

1歩取られても先手は2歩手持ちで問題なし。手得が生きそうです。35歩に97角33角79角と揺さぶれば

後手は35歩を守りにくいです。24飛25歩54飛45銀51飛54歩62銀35角

こんな進行で評価値は+166の先手ペースです。

というところでこのプロトタイプは消えて、後のゴキゲン中飛車につながります。

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SS4-12 先手中飛車に54歩型(14)

2025-01-15 | 基本定跡の研究

初手から76歩84歩56歩54歩58飛62銀に55歩同歩同角

5筋の歩を角で交換する将棋は昔からあります。大山先生の棋譜にも何局がありますし、私が子供のころ読んだ定跡書にも載っていました。なおこの図は詰めろになっています。

42玉48玉32玉38玉34歩

後手がどこで34歩を突くかですが、遠山先生が書いているように、22角成同銀68銀42金28玉33銀16歩14歩38銀

これは昨日まで見てきた図に合流する可能性が高いです。角を交換したのが1手損になっているのですが、形勢は互角でした。

後手が34歩を突くタイミングを後にすると、42銀77角34歩66歩

66歩では55歩を打つのも古い定跡書には書いてあるのですが、実戦では見かけません。53銀右68銀52飛67銀54銀28玉55歩16歩14歩38銀

これは昔からあって互角です。評価値は-55

遠山先生は77角と引くのを後回しにして、53銀右77角52飛という手順で

いずれにせよ後手も中飛車にして中央の位を取りに来ます。この時に28玉54銀18香

先手が穴熊にする順を採用したいようです。駒組を進めて

この図になると評価値は-10の互角です。

でもAIに聞くと、

55歩19玉34歩28銀45銀

英春流あるいは中飛車左穴熊で見られる銀の進出が有力です。こうなると先手の5筋の歩交換はマイナスなのです。(なお先手が美濃囲いだと、67銀~68角~46歩もあって難しいです。) 後手は84歩を突いているので、左穴熊などとはずれているのですが、28銀51金右39金33銀59飛14歩67銀13角

端角で中央をねらえるから後手が指しやすいです。この図の評価値は-132

というところで後手が54歩を突く形の検討を終わりにします。互角の変化が多かったですね。後手としてはその前に調べた、先手に55の位を取らせる形の方がはるかに指しやすいというのが結論です。

 

 

 

 

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SS4-12 先手中飛車に54歩型(13)

2025-01-14 | 基本定跡の研究

昨日の途中図で

55歩同歩同飛の時に、後手が玉頭位取りにするのは危険でした。64歩59飛63銀

この形のほうが、先手に77桂~65桂と使われることがないので安定しています。後手の右桂が使えるようになるのが理想です。先手は54歩を打っても取られてしまうかもしれないので (44銀~55歩~54銀) 、77銀44歩66銀43金78金85歩77桂

これくらいの進行は普通に見えます。後手がやってはいけないのは、54歩と守って55歩同歩同飛54銀85飛

飛をぶつけられると悪いです。85同飛同桂に82飛はこの場合の対応策ですが、先手の75歩というのが変わった手です。

73桂成同桂74歩の筋も見えるから、85飛と桂を取るのですが55歩には65銀くらい。

63銀は96角がありました。ここで遠山先生は63飛51金64飛成として先手有利としています。それは正しいのですが、AIに聞くと、65同銀同歩54銀

普通に攻めていって先手が良いようです。42金には43角同金同銀成同玉63飛

金を取れる形で攻めが続きます。評価値は+1654の先手優勢。

まあ後手はそれを避ける意味もあって

77銀には85歩78金74歩66銀94歩77桂86歩同歩同飛

44歩~43金は後回し、7~9筋方面に手をかける方が良いです。遠山先生は先手が面白くないとしていて、評価値は-78ほど。

先手はこの図を回避するために

54歩44銀を利かしておきます。遠山先生は46歩52飛66銀として54銀に83角で先手ペースをねらうのですが、AIに聞くと、54銀ではなくて58歩があります。

58同金54飛は先手の指し方が難しいですし、58同飛69角48飛25角成

1歩損でも馬を作り、54歩が取れる形なので後手が指しやすいです。評価値は-142

ということは

ここで46歩を突くのはマイナスなのです。おまけでAIに聞くと、55歩53歩成同金66銀53金

中央を抑えられても悪いですし。評価値は-205

ということで

ここからAIに聞くと、46歩を突かずに66銀86歩同歩同飛87歩83飛55銀

55同銀同飛52歩

52歩のところでは44角や33角もありました。59飛44歩55銀43銀77角33角46歩62金

角銀を打ち合う進行で、評価値は-28の互角です。

結局のところは手将棋で、少し後手に分がある互角です。

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SS4-12 先手中飛車に54歩型(12)

2025-01-13 | 基本定跡の研究

後手の工夫を検討していきましょう。

22同銀88銀32玉28玉42金16歩14歩38銀33銀

先手は5筋の歩を交換します。55歩同歩同飛53銀77銀44銀右

ちょっと古い指し方ですが、59飛35歩26歩34銀

玉頭位取りはどうでしょうか。27銀24歩38金25歩同歩同銀26歩34銀

先手は片銀冠へ。後手は1歩交換しましたが、金銀4枚が連結していません。となれば先手が動くチャンスで、54歩52歩66銀85歩77桂

後手は陣形を整えれば無難ですが、先手の8筋は隙がありそうです。遠山先生は書いていませんが、86歩同歩87角85角

72金68金84歩89飛

これは角の取り合いになります。85歩87飛86歩89飛87歩成83歩同飛56角

後手は34銀が浮いていて失敗です。と金は作ったものの、この図の評価値は-292の先手良し。

戻って

86歩同歩同飛のほうが本手です。78金に87歩としたら

遠山先生は75銀82飛83歩同飛56角

両取りがあるから先手有利としているのですが、戻って

75銀には76飛ですよね。66銀86飛

75銀76飛66銀86飛・・・千日手になりそうです。

なので

この場合は75角82飛84歩51金65銀

というくらいの進行で、評価値は+72、少し先手が指しやすいかというくらいのところです。後手としては87歩を打たないで、51金75角82飛84歩74歩

こう進めば少し得ですが、42角成同金89飛86歩同飛95角

という攻防で互角の戦いです。

また遠山先生は87歩のところで89角を解説しています。

この角打は悪手です。75角82飛68金

88飛成は42角成同玉79金で困ります。87飛成も88歩で同じようなもの。74歩には42角成同玉85歩88歩79金

88金~89金は防げず先手優勢です。

というように、玉頭位取りは34銀が浮いてしまうので、後手がちょっと間違えると不利になってしまいます。

 

 

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SS4-12 先手中飛車に54歩型(11)

2025-01-12 | 基本定跡の研究

先手が1手損で角を交換する形の続きです。

22同銀88銀53銀55歩同歩同飛54歩59飛52金右77銀44歩66銀43金77桂

32玉は55歩同歩同銀54歩65桂と強攻されるから (検討して互角でしたが) 33銀28玉52金

後手が慎重に5筋を守った場合です。38銀32玉58金左42金寄89飛

後手が1手損したので手の損得は消えています。先手の飛の動きが得かどうかなのですが、この図では先手の作戦勝ちです。遠山先生は78角に88飛69角成46角で先手有利としているのですが、馬を殺しても交換した金を56に打たれて難しいようです。AIに聞くと、78角には79飛87角成83歩

83同飛には72角82飛63角成62歩83歩同飛72馬、72飛には82角、92飛には71角という調子で先手の反撃がぴったり。この図の評価値は+430の先手有利です。

戻って

78角がなければ (先手が68金と備えておくのもありました) 、後手が85歩を突くかどうかですが、突けば86歩同歩71角

83飛には75銀で飛の詰めろ。

先手有利です。

ちょっと戻って

72飛は53角成同金寄86飛82歩83歩

先手陣に怖いところがなく、優勢になります。

もっと戻って

後手が85歩を突かなければ、45歩86歩35歩85歩同歩同飛

先手は飛をぶつけます。84歩と打っても、後で83歩同飛72角の筋をねらわれるので、85同飛同桂84歩82飛

遠山説は85歩に52歩89飛51歩成

と金を作って41角をねらうのでも良いですし、

単純に85歩81飛成89飛61角

41桂には52歩ですし、34銀には91竜99飛成26桂25銀34香

こういう攻め方でも先手優勢のようです。

とりあえず先手は5筋で1歩交換すると、そのまま5筋を攻める形と8筋を逆襲する形があるとわかりました。明日は後手の受け方を考えてみましょう。

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SS4-12 先手中飛車に54歩型(10)

2025-01-11 | 基本定跡の研究

次は後手が85歩77角を決めない形です。初手から76歩84歩56歩54歩58飛

62銀 (55歩同歩同角の検討は後回しにして) 48玉34歩38玉42玉22角成

後手が34歩を突くタイミングはもっと後にする場合もあります。先手から角を交換しましたが、85歩77角が入っていないので、手損は1手だけで済んでいます。角交換四間飛車に似た「角交換中飛車」という感じでしょうか。22同銀88銀53銀55歩同歩同飛

1手損でも5筋の歩を交換できるのが利点です。後手の受け方がちょっとおかしいのですが、先手のねらい筋を見てみましょう。54歩59飛52金右77銀44歩66銀43金77桂

32玉には55歩同歩同銀54歩65桂

これは先手の桂損になるのですが、55歩53桂成同金71角52飛61銀

攻めは続きます。51飛62角成77角52歩

52同金引同銀成同金51馬同金82飛

遠山先生は先手有利としていますが、評価値は+120、まだ難しいみたいです。AIの読みを追いかけると、42銀81飛成35桂58金左54角

36歩同角26金14角54桂

33銀左42桂成同銀25銀同角同金43銀打

先手は駒得だけど、玉の堅さと攻め駒の数で劣ります。評価値は+61、互角です。

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