名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

第186回名南将棋大会(壱)速報

2018-06-30 | 名南将棋大会
今日は第186回名南将棋大会(壱)を行いました。結果速報です。
5クラスになり、今日も賞金をいっぱい払いました。

A級優勝
畠山大樹さん

竹内宏次さん

青木一さん


B級優勝
白木大輔さん

成田広文さん


C級優勝
青木卓也さん


D級優勝
地下好さん
荒木昭一さん

大河内正男さん


E級優勝
板倉考佑さん



優勝おめでとうございます。
参加いただいた皆様ありがとうございました。



過去12か月分の優勝者のまとめです。

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大山将棋問題集 20180630

2018-06-30 | 大山将棋研究
後手番櫛田先生の手を考えます。

第1問


どれもあるのですが、一番多い受け方でした。
A 44銀 B 44歩 C 41玉

第2問


後手は動き方が悩ましいですが、手厚く指しました。
A 44歩 B 34歩 C 86歩

第3問


これが良い手になりました。
A 54歩 B 34歩 C 35歩

第4問


強く戦っていきます。
A 52飛 B 56歩 C 64銀

第5問


決めどころです。
A 36歩 B 48金 C 39銀
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大山将棋研究(932);四間飛車に75歩急戦(櫛田陽一)

2018-06-30 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180630
昭和62年12月、櫛田陽一先生と第6回全日本プロトーナメントです。

櫛田先生も振り飛車党で、後に世紀末四間飛車ともてはやされました。この10年後くらいでしょうか。
大山先生は四間飛車が続きます。櫛田先生は急戦の構え。

75歩からななめ棒銀狙いの急戦です。しばらく見ませんでしたが、大山先生は定番の対抗策である玉頭の袖飛車です。

櫛田先生も袖飛車になり、玉頭は44銀で受けます。

追われた時には33銀が普通ですが

53に戻って王手は41玉とかわしました。

角を転回されると反撃がきつそうで、後手から66銀同銀同角61銀というのはやりにくそうです。

ちょっと落ち着いた展開になり

13角には35角

また22角と戻って、と細かいやり取りの後、後手の75飛を見て、大山先生は77歩、左翼の嫌味を消していきます。

大山先生は目いっぱい守っているのですが、金銀が上ずっています。ほころびが出なければ良いのですが。

櫛田先生は玉頭方面に金銀を移動していきます。金を上がり

銀も3筋へ。ここで大山先生は73歩から

中央で動くのですが

焦点に歩を打たれてどうしたものか。すぐに46銀34銀35銀というのが良かったのかもしれません。

56銀34銀46銀も自然な感じですが、55歩で銀を引っ張り出されて

64銀と使われてしまいました。44歩から

金銀の交換になるのですが、この図は77金の働きが悪いから後手もちです。

大山先生は54金から53歩、後手玉を攻めていきました。

金交換(後手の金をはがしたことになる)から54金は継続手ですが少し重いのかも。

49銀とかけられて、飛車を逃げにくいのです。飛車を取られる受けでは

角をかわされて、54金が後手の飛車打ちの目標になっています。

43銀は仕方のないところですが、角を使われて26角が働いたものの

清算されて

39銀同玉59飛。これで即詰みです。

投了図。

大山先生しか指さない玉頭の袖飛車ですが、指しこなすのは難しいですね。強く攻めると自玉の薄さが目立ってしまいます。警戒して受けてもらえば作戦勝ち、というくらいが成功するパターンでしょうか。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:櫛田陽一4段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 5四歩(53)
9 4八玉(59)
10 4二玉(51)
11 3八玉(48)
12 3二玉(42)
13 2八玉(38)
14 5二金(61)
15 3八銀(39)
16 4二銀(31)
17 6七銀(78)
18 1四歩(13)
19 1六歩(17)
20 7四歩(73)
21 4六歩(47)
22 8五歩(84)
23 7七角(88)
24 5三銀(42)
25 4七銀(38)
26 4二金(41)
27 3六歩(37)
28 7五歩(74)
29 3八飛(68)
30 7六歩(75)
31 同 銀(67)
32 7二飛(82)
33 6七銀(76)
34 4四銀(53)
35 5六歩(57)
36 5三銀(62)
37 5九角(77)
38 6四銀(53)
39 4五歩(46)
40 5三銀(44)
41 3五歩(36)
42 同 歩(34)
43 同 飛(38)
44 4一玉(32)
45 3八飛(35)
46 7五銀(64)
47 2六角(59)
48 7六歩打
49 4六銀(47)
50 6四銀(75)
51 7八金(69)
52 1三角(22)
53 3五角(26)
54 2二角(13)
55 4八金(49)
56 7五飛(72)
57 7七歩打
58 同 歩成(76)
59 同 金(78)
60 7二飛(75)
61 4七金(48)
62 4四歩(43)
63 2六角(35)
64 4三金(52)
65 4四歩(45)
66 同 銀(53)
67 4五歩打
68 3三銀(44)
69 7三歩打
70 同 銀(64)
71 5五歩(56)
72 同 歩(54)
73 同 銀(46)
74 3五歩打
75 5六銀(67)
76 3四銀(33)
77 4六銀(55)
78 5五歩打
79 同 銀(56)
80 6四銀(73)
81 4四歩(45)
82 5五銀(64)
83 同 銀(46)
84 4四金(43)
85 同 銀(55)
86 同 角(22)
87 5四金打
88 7一角(44)
89 5三歩打
90 同 金(42)
91 同 金(54)
92 同 角(71)
93 5四金打
94 4九銀打
95 4八金(47)
96 3八銀成(49)
97 同 金(48)
98 4九銀打
99 3九銀打
100 7一角(53)
101 4三銀打
102 8二角(71)
103 3七角(26)
104 3八銀成(49)
105 同 銀(39)
106 3七角成(82)
107 同 桂(29)
108 4三銀(34)
109 同 金(54)
110 3九銀打
111 同 玉(28)
112 5九飛打
113 4九歩打
114 4八金打
115 2九玉(39)
116 3八金(48)
117 同 玉(29)
118 5八飛成(59)
119 4八銀打
120 4七角打
121 2八玉(38)
122 4八龍(58)
123 投了
まで122手で後手の勝ち




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大山将棋問題集 20180629

2018-06-29 | 大山将棋研究
後手番加藤先生の手を考えます。

第1問


手筋で攻め続けます。
A 66歩 B 77歩 C 86歩

第2問


一つはこう指しておくものでしょう。
A 73桂 B 75銀 C 67歩成

第3問


よく考えると微妙な手ではあるのですが。
A 26銀 B 92角 C 46角

第4問


これが急所になりました。
A 24桂 B 15歩 C 69飛

第5問


これで勝ちを決めました。
A 53歩 B 57飛 C 17角
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大山将棋研究(931);四間飛車に棒銀(加藤一二三)

2018-06-29 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180629
昭和62年11月、加藤一二三先生と第8回日本シリーズ決勝戦です。

大山先生の四間飛車で、また56歩が早いですね。

玉頭銀がないので、65歩急戦になる可能性があります。

88飛と備えたのを見て、加藤先生は棒銀に。先手は1手損することになるので、後手四間飛車に先手棒銀の定跡と同じ形になります。

大山先生は角の転回をせずに、そのまま高美濃に組んでいます。

65歩ならば派手ですが、88角はおとなしい感じがします。

65歩には55歩が「大駒は近づけて受けよ」の手筋で

55同角に67銀で飛車交換を迫ります。これには棒銀を使うために76歩と捨てるのが手筋で

56金22角76銀。もう少しまでは定跡本に書いてありますが、昭和62年ではまだ出版されていないでしょう。この将棋がもとになっているのかもしれません。

77歩同飛66歩。ここで75歩が普通で、55歩もありそう。

本譜は65銀で飛車交換。

73桂の銀取りには81飛の銀取りで返します。

65桂同金に67歩成は大丈夫か?

角交換では後手玉が不安定です。31角や45桂44銀54金というのが有力、64桂もあるか。大山先生の26桂は手筋ですが、後手は銀を持っているので決定打にはならない形です。

一度56角45角で

45歩の形になってから、「桂頭の銀定跡なり」。大山先生は戦力不足になった感じです。

37桂は26銀同歩を強制する手筋ですが、加藤先生は46角。

この角は31角から金を手に入れられて死ぬのですが

角を切って端を攻めてみると、ほぼ駒の損得も無く、後手が先に急所を攻めている感じです。

大山先生は4筋を攻めて

手が戻ります。

加藤先生の攻めは切れなさそうです。大山先生は自然に84飛成だと(これが予定だったかも)37桂成同銀57飛が攻防の手になります。

54金と捨てて迫るのですが

17角から詰み筋が生じていました。

大山先生が一般棋戦決勝で負けるなんてあまりないことだと思うのですが、秒読みでの加藤先生は強いですね。
あまり見ない定跡ですが、対振り飛車棒銀の定跡は形勢不明になっているものが多いと思います。アマチュアにはわかりにくいと思うのですが、プロならば力を発揮しやすいと思うのかもしれません。マニア向けというべきでしょうか。
本譜の流れは棒銀がさばけていないので、後手がうまくいっていないのではないかと思います。加藤先生の68手目46角が不思議な手です。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:加藤一二三9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 5四歩(53)
9 4八玉(59)
10 4二玉(51)
11 3八銀(39)
12 3二玉(42)
13 3九玉(48)
14 4二銀(31)
15 5八金(69)
16 7四歩(73)
17 2八玉(39)
18 5二金(61)
19 5六歩(57)
20 5三銀(42)
21 6七銀(78)
22 4二金(41)
23 1六歩(17)
24 1四歩(13)
25 4六歩(47)
26 8五歩(84)
27 7七角(88)
28 6四歩(63)
29 8八飛(68)
30 7三銀(62)
31 4七金(58)
32 8四銀(73)
33 3六歩(37)
34 7五歩(74)
35 7八飛(88)
36 7六歩(75)
37 同 銀(67)
38 7二飛(82)
39 8八角(77)
40 6五歩(64)
41 5五歩(56)
42 同 角(22)
43 6七銀(76)
44 7六歩打
45 5六金(47)
46 2二角(55)
47 7六銀(67)
48 7七歩打
49 同 飛(78)
50 6六歩(65)
51 6五銀(76)
52 7七飛成(72)
53 同 角(88)
54 7三桂(81)
55 8一飛打
56 6五桂(73)
57 同 金(56)
58 6七歩成(66)
59 2二角成(77)
60 同 玉(32)
61 2六桂打
62 5六角打
63 4五角打
64 同 角(56)
65 同 歩(46)
66 2五銀打
67 3七桂(29)
68 4六角打
69 3一角打
70 3二玉(22)
71 4二角成(31)
72 同 金(52)
73 4七金打
74 3七角成(46)
75 同 金(47)
76 1五歩(14)
77 4四歩(45)
78 1六歩(15)
79 4三歩成(44)
80 同 玉(32)
81 1八歩打
82 4八歩打
83 4四歩打
84 同 銀(53)
85 5九金(49)
86 4五桂打
87 5四金(65)
88 同 玉(43)
89 8四飛成(81)
90 6四歩打
91 8一角打
92 4三玉(54)
93 6四龍(84)
94 1七角打
95 同 歩(18)
96 同 歩成(16)
97 投了
まで96手で後手の勝ち
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20180629今日の一手(その711);歩を使ってから補充する

2018-06-29 | 今日の一手
20180629今日の一手

3月4日の名南将棋大会から、TさんとFさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
歩4枚と桂の交換ですが持ち歩があり馬を作っているので先手の駒得です。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は74馬と持ち駒桂で2枚。19香を入れれば3枚です。
後手の攻め駒はありません。

総合すれば明らかに先手有利です。

☆ 大局観として

どの要素も上回っているので先手優勢に近いのですが、まだ攻め駒が足りないので後手玉を攻略できる段階ではありません。形勢が良いので1手パスのような手でも逆転はしないのですが、2つ甘い手が入ると怪しくなります。
後手からは65銀左、76歩、56歩、という手の組み合わせで48飛を狙う手があります。これに対処しつつ優位を保つにはどうしたらよいでしょうか。
また、先手駒得と言っても4歩失っているのですからあまりのんびりはしたくないです。1歩使わされてしまうと駒得だとは言えなくなるところです。歩の補充も考えつつ、安全運転で相手の焦りを待つのが良いでしょう。


○ 83桂は両取りで

これが見える人は多いのでしょうか(私には見えにくいですが)。73銀47馬92飛

(81飛なら72歩がありました。)馬の引き場所は47が良い、というのは14歩と打てるからで、32玉15香12歩71桂成82桂成82飛37桂

端を詰めて桂を成っておきます。91桂成同飛は後手の91香をさばかせた(先手の持ち駒桂と交換)ということになるので面白くないです。それから右桂を活用すれば堂々とした布陣です。
後手は73銀が移動すると72成桂同飛83馬があるので動きにくく、先手優勢と言えるでしょう。


○ 85馬は1歩補充ですが76歩

の時が難しいです。57角成や56歩がうるさくて、先手失敗のようですが、84馬同飛23歩

に気が付けば先手有利のままです。66角があるのでこの歩を取れず、55角66銀右19角成22角41玉11角成

桂香の取り合いは守りの桂香のほうが価値が高いです。なので先手優勢、のはずですが後手の攻め駒が増えているので激戦になるかもしれません。


× 86歩は

取ってもらえば83歩があります。65銀左85馬76歩

85馬にひもを付けているという意味があるので受けきれるかどうか。66歩56歩はだめそうなので、68桂56歩同桂同銀同銀左66桂

くらいなのですが、つぶれていなくても後手の攻めは続きます。先手が嫌な局面でしょう。


× 77桂と使うと56歩

56同銀左76歩85桂65銀左

これは後手の攻めを誘発したという図です。


× 66銀直は

65歩を狙っています。76歩65歩73銀

85馬には56歩があるので馬を角と交換することになり、先手不満です。


△ 66銀右も

65歩ねらいです。76歩に65歩

今度は56歩とたたかれません。65同銀左同銀48角成同金

65銀同馬ならば先手の駒得が広がるのですが、77歩成同桂73歩

85馬65銀75馬64銀57馬

うまく動かれて39飛~29飛成というのは面白くないです。


○ 66歩はおとなしい手で

後手の攻めを封じています。32玉77桂16歩85桂51角56桂

持ち歩がなくなりますが、左桂を使えば85歩を取れます。馬を引き上げるよりは85桂から攻める手を探すほうが良いでしょう。ここまで来れば攻め駒3枚、飛車を使うようになれば寄せきれます。


△ 37桂は攻め駒を増やそうという自然な手ですが

65銀左85馬76歩

こうなると受けにくくて、84馬同飛となりそう。37桂はすぐに跳ねられる形ではありませんからつまらないです。


○ 実戦は44歩同歩に53歩同金65桂52金(65同銀左で何でもないのですが)15香同香53歩

香を捨てて無理矢理攻めていったのですが指しすぎです。先手の駒損で攻め駒2枚だけでは寄せきれません。42金84馬同飛66銀右86歩同歩87歩同金65銀直

この後は後手の疑問手があり難しくなりましたが、1手負けに終わりました。

さて44歩同歩自体は悪くないです。35歩

と突くのが継続手です。(44歩同歩を入れないで35歩もあり、後で44歩が入るかどうかということになる。)35同歩に34歩が両取りを狙った手で、32金44飛

歩を補充して飛車が使えます。43金右49飛44歩

という図は、後手からの76歩~65銀左~56歩という筋を受けているわけで、後手玉が良い形になったとはいえ問題図よりも先手が指しやすくなっています。
ここでもいろいろな順が考えられ、83桂、85馬、77桂、46桂など。


☆ まとめ

さてどれを推奨するかと言えば、駒得だからしっかり守る66歩です。歩の補充を予定できていればですが。
攻めるならば35歩同歩34歩の筋で、その前に44歩同歩を入れるか、順番はどうか、というのを考えます。相手に歩しか渡さない攻めならリスクは小さいです。その後で持ち歩を補充できるかどうかを確認します。

どちらも1歩使いますがその後で歩を取り返せます。歩の数が1→2→1よりも1→0→1というのが目いっぱい働いているという順で、形勢は良くなっていくものです。
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大山将棋問題集 20180628

2018-06-28 | 大山将棋研究
先手番大山先生の手を考えます。

第1問


先手番ですから動き出しましょう。
A 57銀 B 59角 C 97桂

第2問


カウンター攻撃を考えます。
A 65同歩 B 86角 C 74歩

第3問


もう寄せを考えています。
A 81竜 B 41角 C 52角

第4問


ちょっと落ち着いて考えましょう。
A 43角成 B 61角成 C 62同竜

第5問


攻め駒を増やしたいのです。
A 15同香 B 14歩 C 16歩
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大山将棋研究(930);四間飛車に左美濃(関根茂)

2018-06-28 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180628
昭和62年11月、関根茂先生と第36期王座戦です。

大山先生の四間飛車ですが、56歩が早いのは中央位取りを避けたものでしょうか。

関根先生は22玉型の左美濃に。56銀~45歩がないので少し安心して組むことができます。

急戦をみせつつも44歩と止めて持久戦になり

大山先生は銀冠へ

関根先生も銀冠になりました。ここで57銀61飛となればほぼ同型ですが、85歩の位が生きるかもしれません。

大山先生は端桂から85歩を取り

関根先生は7筋の歩を交換します。

さらに6筋を攻めるのですが(結果から見ると危なかった)

86角から角交換になると71飛成を防ぎにくいです。

後手の攻めは確実ですが攻め足が遅く

大山先生は一気の寄せを狙いました。

62飛にも61角成が先手で(21飛が入れば寄り筋)

飛車の横利きがなくなれば、馬を切って21金。

31竜は詰めろです。関根先生は受けの手段が少なくて、飛車を戻すくらいですが

端玉には端歩、27銀も働き出したら簡単な寄せになってしまいます。

端歩を伸ばされて

あっという間に受けなしです。

大山先生の快勝譜。互いに玉の囲いが同等だと、わずかな差で勝負が決まることが多いものですね。
銀冠は堅いですが、急所を突けば簡単に寄ることもあります。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:関根茂9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八銀(39)
12 5二金(61)
13 3九玉(48)
14 5四歩(53)
15 5八金(69)
16 5三銀(62)
17 5六歩(57)
18 1四歩(13)
19 1六歩(17)
20 3三角(22)
21 2八玉(39)
22 2二玉(32)
23 4六歩(47)
24 3二銀(31)
25 3六歩(37)
26 7四歩(73)
27 4七金(58)
28 8五歩(84)
29 7七角(88)
30 9四歩(93)
31 9六歩(97)
32 7二飛(82)
33 3七桂(29)
34 4四歩(43)
35 6七銀(78)
36 4三金(52)
37 7八飛(68)
38 6四歩(63)
39 2六歩(27)
40 5一角(33)
41 5八飛(78)
42 7三角(51)
43 2七銀(38)
44 3三桂(21)
45 3八金(49)
46 2四歩(23)
47 5九飛(58)
48 6二飛(72)
49 6九飛(59)
50 2三銀(32)
51 5八銀(67)
52 3二金(41)
53 9七桂(89)
54 8四角(73)
55 8五桂(97)
56 7五歩(74)
57 同 歩(76)
58 同 角(84)
59 7九飛(69)
60 6五歩(64)
61 8六角(77)
62 同 角(75)
63 同 歩(87)
64 6六歩(65)
65 7一飛成(79)
66 6七歩成(66)
67 6三歩打
68 同 飛(62)
69 5二角打
70 6二飛(63)
71 6一角成(52)
72 6六飛(62)
73 4三馬(61)
74 同 金(32)
75 2一金打
76 1三玉(22)
77 3一龍(71)
78 6二飛(66)
79 1五歩(16)
80 同 歩(14)
81 1六歩打
82 5八と(67)
83 1五歩(16)
84 1七歩打
85 同 香(19)
86 1二香(11)
87 1四歩(15)
88 同 銀(23)
89 同 香(17)
90 同 玉(13)
91 2二金(21)
92 2五歩(24)
93 2一龍(31)
94 投了
まで93手で先手の勝ち

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大山将棋問題集 20180627

2018-06-27 | 大山将棋研究
先手番大山先生の手を考えます。

第1問


こんな指し方がありました。
A 35歩 B 47銀引 C 37桂

第2問


53歩を狙われていますが、強気に対応しようとしています。
A 43歩成 B 15歩 C 33歩

第3問


ゆっくりできないところなので
A 62飛成 B 33歩 C 14歩

第4問


どれが勝ち筋でしょうか。
A 39桂 B 32飛成 C 13歩成
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大山将棋研究(929);四間飛車に居飛車穴熊(田中魁秀)

2018-06-27 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180627
昭和62年11月、田中魁秀先生と第13期棋王戦です。

大山先生の四間飛車に田中先生は居飛車穴熊です。

端を受けるのは珍しい指し方で

大山先生は腰掛銀から45歩で反発し

右金を出て角頭を攻めます。これも珍しい指し方ですね。

1歩取って

44歩と伸ばせばまあまあの戦果です。

73角~36歩には37歩~27玉。玉をかわして受けました。

角頭を攻められたら

飛角をかわしておきます。飛車は使えましたが、角を使いにくいので左翼では損をして、形勢は互角くらい。

田中先生は4筋を低く受けて

角を使います。

大山先生は端に手を付けました。田中先生としては取りにくいところですが、最初に14歩と受けているので手抜きはできます。

中央の金銀をどかしにかかれば、大山先生は32歩から

金をぶつけてさばきます。

35歩~32同飛で3筋の反撃をみせれば田中先生がうまくいった感じですが、ここで33歩を取らなかった(33歩同飛25桂なのでしょうが)

というのが不可解です。飛車は交換してもらえるわけもなく、

33歩43歩が残り、端を取り込まれてはピンチです。

54歩46銀に64角。この銀取りを受けにくいです。大山先生は銀の逃げ方を間違えたみたいで

36金としがみつかれたら良くて千日手くらいです。

角を切られて36金~47歩というのも痛くて

銀を取られて銀銀と角歩歩の交換では少し悪そうです。71角~35角成の粘りは

62飛で角飛交換となり

一応は両取りなのですが、41銀62飛成67角というのは一手負けのコースでしょうか。

田中先生の21銀というのは、穴熊としてはこう指したくなるところですが、飛車当たりではないので(62飛成ではなく)14歩と攻められて、67角が一手遅くなってしまいました。

端を受けても一手一手のようで

見切って49角成ですが後手玉は詰めろ。

先手玉は詰まずで投了です。

居飛穴で端を受けられたらどう指すものなのでしょうか?大山先生はおとなしく銀冠に組んで対抗することが多いので、端の位は重要です。してみると本譜のような角頭攻めは自然な成り行きなのかも。先手の角も攻められて、良い勝負ですが勝ちにくい形になっているような気もします。
田中先生の終盤のミスに助けられた一局でした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:田中魁秀8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 2八玉(38)
14 3三角(22)
15 6七銀(78)
16 2二玉(32)
17 3八銀(39)
18 1二香(11)
19 5八金(69)
20 8五歩(84)
21 7七角(88)
22 5三銀(62)
23 4六歩(47)
24 1一玉(22)
25 3六歩(37)
26 2二銀(31)
27 4七金(58)
28 3一金(41)
29 1六歩(17)
30 1四歩(13)
31 2六歩(27)
32 5一金(61)
33 5六銀(67)
34 4四銀(53)
35 4五歩(46)
36 5三銀(44)
37 4六金(47)
38 4一金(51)
39 3五歩(36)
40 同 歩(34)
41 同 金(46)
42 7四歩(73)
43 3四金(35)
44 5一角(33)
45 4三金(34)
46 7三角(51)
47 3七歩打
48 4二銀(53)
49 4四歩(45)
50 3六歩打
51 2七玉(28)
52 8六歩(85)
53 同 歩(87)
54 7五歩(74)
55 4八飛(68)
56 7六歩(75)
57 5九角(77)
58 5一銀(42)
59 5三金(43)
60 4二歩打
61 5四金(53)
62 3七歩成(36)
63 同 桂(29)
64 8四角(73)
65 5五銀(56)
66 7五角(84)
67 1五歩(16)
68 5三歩打
69 3二歩打
70 同 金(41)
71 4三歩成(44)
72 同 歩(42)
73 同 金(54)
74 3五歩打
75 3二金(43)
76 同 飛(82)
77 3三歩打
78 4二飛(32)
79 4三歩打
80 3六金打
81 2八玉(27)
82 8二飛(42)
83 1四歩(15)
84 5四歩(53)
85 4六銀(55)
86 6四角(75)
87 4七金打
88 同 金(36)
89 同 銀(38)
90 4六角(64)
91 同 銀(47)
92 3六金打
93 3八金打
94 4七歩打
95 7八飛(48)
96 4六金(36)
97 7一角打
98 6二飛(82)
99 1三歩成(14)
100 同 桂(21)
101 6二角成(71)
102 同 銀(51)
103 3二歩成(33)
104 同 金(31)
105 5二飛打
106 2一銀打
107 1四歩打
108 6七角打
109 1三歩成(14)
110 同 香(12)
111 1四歩打
112 4九角成(67)
113 1三歩成(14)
114 3八馬(49)
115 同 玉(28)
116 4八歩成(47)
117 同 飛(78)
118 3七金(46)
119 同 玉(38)
120 3六金打
121 3八玉(37)
122 3七銀打
123 4九玉(38)
124 投了
まで123手で先手の勝ち


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