名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-14 スーパー四間飛車(9)

2024-05-23 | 基本定跡の研究

これまでは後手の6筋早仕掛けに99玉としていましたが

65同歩のほうが自然ですね。以下を調べてみます。65同銀67金45歩

33角成同桂66歩39角

後手が強攻する場合ですが、58飛とまわれば76銀はないです。46歩同歩54銀と引いて

38飛57角成同金45歩

まあまあの手順ではあるのですが、28飛46歩48歩

小林先生は後手失敗と書いています。評価値は+195、まだ後手が悲観するほどではないのですが、45飛58金引52金左16角

玉を固めて25飛の筋はうまくいきません。駒損なので次第に悪くなるようで、この図の評価値は+320の先手有利。この16角は後で34角と出られそうです。

戻って

33角成同桂66歩に54銀

39角は指し過ぎだったので、単に銀を逃げておきます。24歩同歩同飛46歩同歩45歩

21飛成46歩48歩47歩成同歩同飛成

ここまでは妥当な進行です。形勢も互角だと思われるのですが、48歩42竜11竜28歩

小林先生は後手十分だと。評価値は-41の互角です。後手ペースでもいいですけど。

ちょっと戻って

AIに聞いてみると、ここは78金が最善で、52金左11竜28歩48香

38竜24角47歩

47歩の所で45桂は同香同銀64桂でしたし、25桂は42香成でした。47同香同竜33角成

64桂があるので、63銀引に42歩

巧妙な手順で先手の評価値が上がっていき、ここでは+345の先手有利です。

またしても「6筋早仕掛け」は失敗なのでした。


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