名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

第246回名南将棋大会(壱)結果速報

2023-09-30 | 名南将棋大会

本日は第246回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。

A級優勝

前川海里さん

大野真弥さん

B級優勝

渡邊俊幸さん

山本圭徳さん

小林亘さん

C級優勝

田口稜真さん

塚越知史さん

葛西直樹さん

D級優勝

八木正行さん

櫻井秀哉さん

森七郎さん

E級優勝

岩倉有志さん

森巌さん

F級優勝

永島孝則さん

G級優勝

北爪邦治さん

優勝された方々、おめでとうございます。

参加された皆様、ありがとうございました。

 

トーナメント表の画像です。

 

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SS1-13 角道オープン四間飛車(57)

2023-09-30 | 基本定跡の研究

最後のテーマは

角道オープン四間飛車に対して、居飛車が66歩と止める形です。評価値では+200くらいあったものが+116に下がるので良く無い手です。先手は居飛車穴熊などの持久戦にして、見慣れた形で戦いたいと思うのでしょうけれど。33角56歩22飛58金右24歩

後手はすぐに向い飛車にして動きます。24同歩同角46歩

これは79角成同角28飛成を防いだもの。32金47銀42角25歩

飛交換拒否は仕方ないでしょうか。25歩のところを26歩ならばもう少しゆっくりになるのですが。33桂65歩25飛

25同飛同桂28飛17桂成同香22歩

この図の評価値は-75、黒沢先生の本でも後手ペースとなっています。だから66歩は突いてはいけません。で終わりにして良いのですが、後手がゆっくり指した場合も書かれています。

33角56歩64歩57銀62飛

それでも何か動きを見せたいので6筋をねらいにします。58金右65歩同歩同飛55歩

これは先手に66歩と止めさせたのに、それをこじ開けて先手の金銀を使いやすくさせるという意味で疑問の構想です。62飛68銀上

52金左67銀63金56銀左

このまま収めるわけにはいかないので、54歩同歩88角成同玉54金

66歩55歩67銀22飛78金42銀

こんなところですが、評価値は+374、黒沢先生の本では先手ペースとありますが、それ以上です。

第3のコースは

58金右に65歩と行かないで、持久戦を進めます。42銀67金右54歩77角74歩88玉73桂98香

ここは85桂~65歩で先手玉が危ないようですが、86桂には95角が飛取りで、63飛78玉

と戻してしまうと難しいです。65歩同歩99角成88銀98馬66銀52金左

この図の評価値は+265の先手ペース。後手は少し手が足りていないようです。

なので

この図では65歩を先にするのですが、99玉と入られて攻めが続きません。53銀78金64銀88銀

穴熊が完成してしまい、94歩36歩95歩24歩同歩

本では35歩85桂86角35歩を後手ペースだとしているのですが(評価値では+221の先手ペース)、AIによると68角65歩77銀引22飛

46角63銀35歩同歩75歩

75同銀76金

46角の利きを生かした攻めが厳しく先手有利です。評価値は+326

互いの角筋が通っている、止まっている、という違いがありまして、通っている方がうまく動けば有利になっていきます。今日取り上げた66歩は序盤構想の疑問手だと言えましょう。

 

気が付けば2か月近くかかりましたが、(やっと)角道オープン四間飛車を終わりにします。ちょっとした形の違いで変化が変わるので、全部覚えるなどできそうにありませんが、基本的には先手ペースで、要領がわかってくれば先手有利になりやすいでしょう。後手はあれこれ新構想を考えだすのですが、どれも対抗策があります。

相居飛車の後手一手損角換わりと同じで、後手番で手損するから有利には程遠く、序盤を研究するほどに苦しさがわかってくるという感じが似ています。

明日からは三間飛車、第2章に移ります。

 

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SS1-13 角道オープン四間飛車(56)

2023-09-29 | 基本定跡の研究

次のテーマに移ります。

角道オープン四間飛車で36歩ではなくて56歩を突く形。88角成同銀22銀(または32銀)に98香

以前には左美濃で先手十分という検討結果でした。穴熊はどうでしょうか。33銀99玉22飛88銀24歩

後手は逆棒銀で動きます。24同歩同銀に77角33角

33同角成同桂の形にして36歩

2筋の攻防はどうなるでしょうか。AIの最善手は違うのですが、25銀24歩

ここもAIの最善手は違うのですが、26歩37桂24飛15角

後手に33桂と跳ねさせた意味が出てきました。23飛25桂のところまでで解説が終わっていって先手ペースとなっているのですが、割と一本道なのでもっと追いかけてみます。25同飛33角成

歩銀の交換で先手の駒得ですが、27歩成34馬28と25馬38と

38同金は29飛が両取りです。21飛にも32角

先手を取られます。11飛成49と33香48と32香成同金

駒を取り合うのが最善の手順であるようです。金角交換で少し先手が駒得ですが、玉の堅さとしては同程度と見るべきでしょうか。互いの攻め駒は4枚以上で寄せ合いです。評価値は+135、62銀には31歩で難しく、43馬同金62銀が寄るかどうか。少しひねって21角42金打43馬・・・というのをAIは考えていて、もっと調べれば結論が出そうですが。

さていくつか戻りますが

この局面では21飛が後手の最善で、評価値では0近辺です。自然な37桂36銀は思わしくなく、先手から攻め続けることができないようなのです。

なので24歩ではなくて37桂を選び、26銀15角44角。

ここは26飛が強手です。26同角33角成の二枚替えは先手有利。なので26同飛同角に88角成

実戦的な手順が出てきました。88同玉29飛21飛

49飛成59金32銀

49金21銀53角成

AIの最善手順を追いかけていたら突っ込んだ変化になりました。評価値は+235の先手ペース。先手玉はかなり薄いけれど、後手の戦力が足りません。

もっと戻って

(25銀37桂が思わしくないので) ここでの後手の最善は52金左だと。37銀44角

46銀25銀55銀

先手も強気に応戦します。26角38飛28歩

28同飛36銀15角27歩

33角成28歩成22馬以下駒の取り合いです。19と11馬28飛

66銀(桂を取って57桂を避けた)29飛成39歩47銀成

先手が先に桂香を拾えたのですが、穴熊の金銀が離れているので後手が追い付きます。評価値は+140、先手ペースですが、終盤では互角の範囲でしょう。

先手が穴熊に組むのは逆棒銀が不安です。対応はできるのですが、好んで指すものではないでしょう。

また後手が急戦策を取らなかったとしても、先手は穴熊に組んだ後の攻撃力がなく、なかなか評価値が上がりません。

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SS1-13 角道オープン四間飛車(55)

2023-09-28 | 基本定跡の研究

最後の変化が56歩です。黒沢先生の本では最有力とあります。(その前に66歩と止めるのが書いてありますが、疑問手なので省略します。)

35歩に24歩と強気に応戦するのがねらいです。

24同歩同飛に、AIの最善手は88角成同銀22歩です。

22歩で22飛は23歩12飛35歩として先手有利でした。この図からは35歩同飛77銀36飛

評価値は+227の先手ペースですが、互いに何が良い手かはっきりしないです。

戻って、本手順として書いてあるのは角を交換しないで

24同歩同飛36歩55歩

56歩を突いていた意味はこれでした。42銀23飛成31金

龍を作れば先手有利に見えますが、後手は最善手順で耐えています。28竜44角46歩35飛58金右33桂を難解だとされているのですが、AIに聞いてみると38竜

この図の評価値は+375の先手有利。25飛には34歩で良いでしょう。後手から動く手が見えません。先手からは47金~36金がわかりやすいです。

 

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SS1-13 角道オープン四間飛車(54)

2023-09-27 | 基本定跡の研究

これが本命の手順ですが、角道オープン四間飛車で

36歩に32飛の形、24歩同歩同飛は危険、37銀35歩同歩同飛に24歩も危険なので

46銀と使います。34飛の時の待ち方もいろいろあって、どちらから角を交換するかというのと、68金88角成同銀というのもあるからですが、黒沢先生の本には96歩94歩(端の突き合いのタイミングはもっと早い)68銀88角成

後手から角を交換させる方が先手の手得が進みます。88同玉32金77銀44歩78金42銀35歩

この歩はあまり打ちたくはないですが。33飛24歩同歩同飛22歩

26飛23飛24歩33飛75歩

この75歩がテキトーな手です。45歩同銀35飛

後手の飛をさばかれて、評価値は0近辺の互角です。

途中の解説に

75歩ではなくて37桂だと36歩があるというのですが、36同飛は27角ですね。25桂43飛34歩45歩

35銀37歩成で後手ペースだと書いてありますが、55角があって

と金取りと44銀を見て、まだなんとか先手ペースではあるようです。評価値は+97

もっと戻って、AIに聞いてみると

88同玉32金に66歩44歩67角だと。

升田式石田流の系統には有効な筋違い角です。49金にひもがついていて、36飛(33飛もある)77銀42銀75歩

これは玉頭位取りというわけではなく、9筋の端攻めを見ています。43銀78金54銀24歩同歩同飛23歩

これだけ利いている角だと、23同角成はもったいない(悪い手でもない)から28飛45歩同銀同銀同角

35飛67角36歩27飛

こんな展開です。3歩持ったので95歩同歩93歩同香94歩の筋を見て指しやすそう、評価値は+224です。

 

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SS1-13 角道オープン四間飛車(53)

2023-09-26 | 基本定跡の研究

次は32飛に対して37銀とする形。以前は軽く触れたのですが、黒沢先生の本にはもっと突っ込んだ変化が書いてあります。

35歩同歩同飛に対して24歩

強気に応じるのは難しい変化になるので、(明日書く予定の) 46銀のほうが良いのですが。24同歩同飛に、所司先生の本では32金以下先手良しでした。でも88角成同銀33桂

というのが振り飛車らしいさばきの手です。46銀25飛同飛同桂26飛

先手は交換して自陣飛車を打つしかないでしょう。本に出ているのは24歩23角

32銀34角成に33角68金以下難解とされているのですが、68金ではなくて28飛がAIの指摘です。

26歩を打って桂を殺すよという手です。36歩45馬37歩成同桂同桂成同銀

この図の評価値は+405で先手有利。歩得で馬を作っているから駒得です。

ちょっと戻って、

ここでの正解は52金左34角成42銀なのだと。

一見は24馬から桂を取れるので先手良しなのですが、27歩があります。

放置は28飛があるし、27同飛は36角、39金には28角でも17桂成同桂38歩でも、後手の手を封じることが難しいです。

ということで24馬はだめで、58金左44角35歩37歩

後手は爆弾を設置します。24馬に17桂成同香88角成同玉38歩成同金49飛

先手はかなり駒得ですが、69飛成を食らってはいけません。48角28歩(28同飛とさせて69飛成59金79銀77玉68銀不成同金89竜~36桂の意味)59金と進むというのですが、難しすぎます。

さらに戻って

24歩ではなくて27歩も成立します。27同飛36角26飛47角成58角

29馬同飛37桂打

という暴れ方もあるのです。42歩同銀37銀同桂不成21飛成

31金同竜同銀55角

詰めろで37桂を抜いてまあまあみたいですが、初見で受けきれるものではないです。

ということで、2筋の歩を交換するのは危ない変化が多いです。後手にとってはうれしいのですが。

 

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SS1-13 角道オープン四間飛車(52)

2023-09-25 | 基本定跡の研究

角道オープン四間飛車で

32飛とする形、以前には簡単に触れたのですが、過去記事をご覧ください。黒沢先生の本には少し突っ込んで書いてありましたから、調べてみます。24歩同歩同飛(これは面倒なので37銀の方を勧めますが) 88角成同銀22飛

升田式石田流のような手順です。23歩12飛77角

77角で22角の打ち込みは、32金31角成同金22銀44角31銀不成33角打で失敗するのでしたね。さて32金34角33角37桂の図は

所司先生の本では先手ペースとあるのですが、評価値は-40の互角です。AIの推奨は42銀ですが、後で書きます。黒沢先生の本では23金35飛32飛25飛

77角成同銀24歩26飛22飛46歩34金

AIに聞いてみるとここは23歩(同飛に56角があり、33飛には45桂、33金には23角成同金で先手有利)が取れないので先手ペースに戻ります。本の手順では47銀25歩29飛26歩

これで後手ペースとあるのですが、AIに聞いてみると56角33金23歩同金26飛・・・があって評価値では+164の先手ペースに戻っています。途中で形勢は小さく揺れ動いているのです。

そこでまた戻って

この図(互角)からのAIの想定手順は、42銀35飛88角成同銀28角

19角成は防げないので、22角(11角ねらいで、22同金同歩成同飛には23歩12飛22金がある)34歩25飛

19角成45桂(11角成同飛22歩成は33桂と使われる)18馬66角成

22歩成を防いで、31銀か44香か44歩同馬33桂か、という展開です。いずれにせよ形勢互角で互いの手が難しいです。

角道オープン四間飛車の升田式石田流の改良版みたいな形で、場合によっては形勢互角になるというところでしょうか。先手としては少しゆっくり指すほうが良く、24歩同歩同飛よりは37銀としておくほうを勧めます。

 

 

 

 

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SS1-13 角道オープン四間飛車(51)

2023-09-24 | 基本定跡の研究

昨日の続きで

37銀に44歩とすると別の形になります。46銀~37桂の形にならないのです。46銀には45歩55銀54歩

54同銀46歩同歩同飛

後手に飛をさばかれて、評価値は0近辺の互角です。黒沢先生の手順によると、47歩76飛77銀64角

実はこの角が疑問手です。角を打たないで36飛37歩35飛ならばこれからでした(やはり評価値は0近辺)。37角同角成同桂36飛38歩56歩

このほうがうまそうな手順なのですが。45銀57歩成36銀58と同金57歩

39角の筋があって後手有利(68金39角29飛48角成)です。でも戻って56歩には45角が良い手で

(あるいは29飛の受けでも先手が良いようですが) 57歩成は36角58と同金と取り合って、63銀成があるから先手有利、評価値は+312です。

本の手順には修正が必要ですが、先手としては互角ではつまらないです。46銀とはしないで駒組を進めるのですが、

ここから77銀45歩88玉33銀78金41金

後手は金の動きで手損しています。先手は37銀をどうするかが課題です。本にはやはり玉頭位取りが出ているのですが、96歩94歩75歩

後手としては変な動きを見せずに、木村美濃くらいにして待つのが最善なようです。

先手は37銀をどう使うかが悩ましいですから、評価値は+168でこれから。

本に出ているのは後手が向い飛車にして動いてくるのですが

これならば37銀が働いてきます。35同歩同銀55角44角同角同銀

この図の評価値は+231、後手の動きのほうが難しくなっています。

AIに駒組を聞いてみると、

6筋の位を取ってしまえと。どこかで

右銀を引いて立て直します。

ちょっと変わった陣形ですが

7筋の歩を交換して76角ですか。後手の駒組が片寄っていれば有効です。評価値は+235、まだ難しいけれど作戦勝ちなのでしょう。

6筋の位が取れない場合は

やはり様子を見てからですが、48銀と戻したいです。

46歩同歩同飛には32角

12角には75歩~76角成で馬が作れます。ということで4筋の歩交換は成立せず、右銀を57に持って行って、

今度は中央の位ですか。後手は54歩同歩同金とは指しにくいですから。

右金を56に持って行って、37桂44銀24歩という構想みたいです。

 

この先手37銀の形は持久戦になった時に難点があります。でも先手が悪いこともないみたいで、駒組の構想を考えるのも楽しそうです。なお先手が穴熊に組み替えるのもあり得ますが、右銀の処置ができてからでしょう。

 

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第245回名南将棋大会(弐)結果速報

2023-09-23 | 名南将棋大会

本日は第245回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。

H級優勝

葛西直樹さん

I級優勝

中山賢さん

J級優勝

大嶋典さん

K級優勝

石田浩史さん

L級優勝

金田輝行さん

奥田幸男さん

優勝された方々、おめでとうございます。

参加された皆様、ありがとうございました。

 

トーナメント表の画像です。

過去12回分の優勝記録です。

半分にして拡大します。

 

 

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SS1-13 角道オープン四間飛車(50)

2023-09-23 | 基本定跡の研究

角道オープン四間飛車の続きで

昨日は46歩32飛47銀35歩同歩同飛以下を調べたのですが(先手良し)、本ではそれが後手良しとされていて、先手の代案としての37銀が書いてあります。33銀46銀22飛

後手は向い飛車に転じます。これは普通の角交換四間飛車で31金と寄っている形ですね。それを生かさないとならないのですが、77銀24歩同飛の時に25歩

飛交換は21桂にひもが付いているので、拒否するしかなさそうです。これがねらいでしたか。22飛37桂44歩に96歩94歩75歩

これは右翼に手をかけているのに玉頭の位も取ろうというのが欲張りでしょう。そもそも玉頭位取り自体が、この戦型では有効ではないようです。32金88玉42銀78金33桂

後手陣の形が良くなってきたので、仕方なく24歩と動くのですが、25歩同桂24飛

26歩45桂

桂の跳ね違いで後手が良くなります。66角35歩45銀同歩11角成36歩と続くのですが、作られた手順という感じです。

途中の図から

AIに聞いてみると、位を取ったり玉を固めるのではなくて、16歩14歩26飛 (14歩と受けてくれるかどうかはわかりませんが、後手に有効な手は少ないです。)

攻撃陣を整備する方がしっくりきます。32金56歩42銀24歩

これは23角や41角の筋が受けにくいです。後手は33銀を引くわけにはいかないので

42金から52金寄を見るのですが、35歩同歩同銀が自然な手です。

34歩には24歩32金23歩成

23同金には24歩13金25桂35歩13桂成同桂23歩成で決まります。よって23同飛同飛成同金ですが、強気に25桂が成立します。

42銀には41飛なので、35歩33桂成同金41飛

この図の評価値は+760もあってはっきり先手有利。62銀同金71角の筋を防ぐ必要があり、守れば21飛成とできます。(できれば34歩32金21飛成としたい。) 

途中後手の34歩が素直すぎましたから

36歩のほうが積極的です。36同飛27角56飛

36歩には45桂同歩34歩。34歩には24銀。と攻めが続きます。後手の最善は43金24歩(23歩成同飛32角ねらい)54角成ですが26飛と戻って

23歩成を防ぎにくいです。評価値では+375の先手有利。後手の最善は34金23歩成35金29飛

瞬間は銀損ですが、と金で取り返せます。

後手は角交換で1手損した上に31金と寄った手も生かそうというのですが、無理があるようです。玉の堅さが違うからと、先手の強気な攻めの手順に感心します。

 

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