名南将棋大会ブログ 名古屋

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まずは将棋上達法則を見てください。

SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(9)

2024-06-13 | 基本定跡の研究

昨日見たように、難しいところは残るのですが

先手の66銀はただの手待ちではないので、後手は73の角を84に移動する方が良いです。88飛に73桂は自然ですが

実はこの桂跳ねは疑問手なのです。先手のねらいとしては、68飛62飛57銀31銀右66角

角をぶつけることにあります。この時に73桂が隙を作るというわけ。ただし66同角同銀86歩同歩82飛77銀59角

これは後手がおもしろいのです。66飛77角成同桂86飛64歩88飛成63歩成77竜64飛

石井先生は難解としていますが、この図の評価値は-318で後手有利です。

戻って

88飛65桂68銀には86飛

86同飛68角成88飛79馬81飛成57桂成

石井先生は77飛などがあってはっきりしないとしていますが、評価値は-453で後手有利です。

最初に戻って

68飛62飛57銀31銀右97香92香66角

97香と逃げているから、66同角に同飛と取れるのですね。角を交換したところで、評価値は+243の先手良しです。

ですが92香を61飛に替えると、同じ筋を決行しても

評価値は+113しかありません。もう少し様子を見て角をぶつける方が良いみたいです。

なおAIに聞いてみると、

68飛62飛57銀31銀右48銀61飛98香62飛69飛61飛66角

かなり待ってから角をぶつける方が良いといいます。角を交換した図で、評価値は+220の先手良し。

ともかく、後手の73桂はあとの駒組で損をするようです。

石井先生は73桂でなければ62角だろうと。

でも先手は55歩同歩64歩同歩55銀と仕掛けることができます。

53銀45歩同歩58飛54歩44歩

55歩43歩成同金55飛54銀打59飛55歩56歩

先手ペースとされていますが、評価値は+450で、はっきり先手有利です。

ではすでに88飛の所で先手の作戦勝ちのように思えるのですが、AIに聞いてみると、第3の手31銀右が出てきます。

86歩は66角同銀86歩

これは評価値を見るまでもなく後手良しですね。

ならば68飛62飛55歩73桂54歩

とするくらいですが、64歩同歩同飛

この図の評価値は-72、少しだけ後手に振れています。先手が動いてもだめならば、飛の移動だけで千日手かもしれません。

石井先生はうまくいかないというのですが、

後手が88飛に73桂などど対応してくれないのならば、最初から55歩のほうが良い気がします。52飛54歩同金55歩

53金57銀82飛56銀

75歩同歩同角78飛

76歩59角72飛67銀

84角75歩同飛76銀72飛75歩

こんな展開が予想され、評価値は0近辺の互角です。千日手にはならないので選択肢に入れておいても良いでしょう。

ここまで書いてきて再認識するのですが、居飛車側から見ると手が難しいですね。アマチュアでもまず玉を固めたいという人は多いのですが、とても級位者向けとは思えません。急戦を勉強しておく方がはるかにやさしいです。

振り飛車側から見ると、アマチュアでも、(普通の四間飛車を選べば) やむを得ず研究しておかねばならないのですが、相手が強くなければやりがいがある戦型なのでしょう。

コメント
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