鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

「F-1サーカス in サスケ」、さりげなく彩りそえて間もなくスタート・・。

2012-10-10 22:44:43 | 陶芸
来たるべき個展へ向けてあと数日・・。この段階においては、作陶や焼成といった作業はすべて終了し、残るは個展開催直前に窯開けする作品の出来栄えの良いことを祈るのみ・・。そして本日からは展観へ向けてのディスプレイを開始しつつ、個展の盛況を祈念して鶴岡八幡宮へお参りに行ってきました。

この参道を歩くのも随分久しぶりのような気がします。振り返ってみると、6月30日の「大祓い式」の日以来ではないかと。あらためて、今年の夏も忙しかった、暑かった・・。

いつの頃からか、個展に際しては初日を迎える数日前に、鶴岡八幡宮、ならびに佐助稲荷に参詣ことを常とするようになっています。これまで特に神道や特定の宗派を奉じるでもないのですが、なにか新しい事に臨むにあたっては、ほとんど決まりごとのように鶴岡八幡宮と佐助稲荷にお参りに行っています。

このお参りを経て、いざ、個展へ向けて「全開モード」! です。あくまでも、ボチボチ、ユルユルと・・。

たとえば・・。個展間際といえば一秒たりとも時間が惜しいハズなのですが、ウチの工房では本日もしっかりとチビッ子の陶芸教室を開講していました。しかもチビッ子陶芸家さん達は、ウチの庭のそこかしこに格好の遊び場を見つけてワイワイガヤガヤ盛り上がってくれます。

まこと、個展の準備の邪魔になること、おびただしい限りです。されど、この「ワイワイ感」がありがたい。陶芸教室を終えてチビッ子と一緒におやつを食べていると、「さあ、個展へ向けてもうひと頑張り」という気概が湧いてきます。

そして「気概が湧く」といえばもうひとつ、こんなことも・・。

陶芸とはまったく畑違いなのですが、去る10月5日から7日までスズカで開催された「F-1 日本GP」において小林可夢偉さんがザウバー・フェラーリを駆って見事に自国GP3位 表彰状の快挙を成し遂げましたね。その報道に触れ、普段はF-1レースに興味のない方々も少なからず関心を持っていただけたことかと・・。

この「スズカ」の表彰式にてちょっとした粋な演出が・・。いろいろな意味で日本でもつとに有名な元F-1ドライバ―のジャン・アレジ氏がインタビュアーとして可夢偉さんに祝福のランデブーの一幕が。

表彰式に元F-1ドライバ―が登壇してインタビュアーを務めることなど、あまり記憶に無いような気が。なんとも、いい光景でした。

そしてこの後の恒例の表彰ドライバ―・インタビュー。

左から、2位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、1位セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)、そして小林可夢偉さん(ザウバー・フェラーリ)。

これまでこの表彰ドライバ―・インタビューに際しては、女性通訳を介して聞いているのが常でした。ところがこの日、可夢偉さんは母国GPにて3位の栄誉を手にした喜びをなんと日本語で全世界に「配信」していました。通訳を介することなくダイレクトに表彰ドライバ―の喜びの言葉を味わえるその快感・・。少々大げさな表現でいえば、F-1 すなわちFormura-1を見続けていた私にとってはなんとなく「世界標準」を味わったような一瞬でした。

とりもなおさず、formuraとは直訳すれば「決まった言い方、決まり文句」、「公式」、「信条」などの意を表わしています。さらに言うならば「慣習上の一定の方式」という意味合いもあるとか。

私の生業である陶芸において、個展こそはまさに「慣習上の一定の方式」の究極の場に他なりません。

そうだ、来たるべき個展こそ、私にとってはまさに「F-1カーニバル」の如し。

このたびの展観に際しましては、陶芸のカタチを決定するまでの「セッティング」と「ハンドリング」の香りの一端をも味わっていただければ、と思っています。その評価、すなわち「リザルト」は皆様がたの胸のウチに・・。表彰台に上がれるかどうかはともかく、まずは皆様がたの心の中に入賞できれば幸いです・・。

ここであらためまして個展のご案内を。




初日 10月13日の土曜日、軽飲食のご提供に際しましては、ご近所の「甘味処 こまめ」さん、ならびに「ブンブン紅茶店」さんのスペシャルサンクス・プチスイートを揃えておもてなしさせていただきます。

何卒、皆様のお越しを心よりお待ちしています。

















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