鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

祝 Music Bar「Cedar」開店。女学校とサザンのパワーは永遠に不滅です…

2023-10-03 12:03:03 | 日記
先週の金曜日の晩に自宅から中秋の名月の見事なお月様を愛でたその余韻冷めやらぬまま、この週末の夕刻にはふと気がつくと? ネオンきらめく川崎駅前仲見世通りを歩いていました。

今から30数年前に野球の仕事に携わっていた頃に時折、ロッテ・オリオンズの本拠地だった川崎球場に取材に来ていた当時の少々裏寂びれた雰囲気は全く感じられない賑やかな飲み屋さん街に変貌していました。

夕闇の仲見世通りを歩きながら、ふりかえれば今を去ること56年ほど前の1966年春、当時大阪を本拠にしていた南海ホークスの若き投手だった村上雅則さんが日本初の大リーガーとしてサンフランシスコ・ジャイアンツに在籍した後に南海ホークスに戻り、開幕前のオープン戦でこの川崎駅近くの川崎球場での大洋ホエールズ戦に登板したことをこの目で見たことを思い出しました。当時、ワタシは小学5年生で「いずれは甲子園!」を夢見ていた野球少年。3月の裏寒い曇り空の下、若き村上投手の投球を食い入るように見つめていた記憶があります。

あれから歳月が過ぎ、ふと気がつくとワタシはなんと高齢者ということになってしまっています、まさに、光陰矢の如し、というか、歳月 人を待たず、というか、なんとも時の経つことの速いことか。ちなみにワタシの同学年の野球選手は元巨人の江川さんや元阪神の掛布さんをはじめ、なかなかの名選手揃い。相撲界では、ウルフと呼ばれた今は亡き大横綱・千代の富士関がいます。そして歌の世界では、サザンオールスターズのメンバーや世良公則さん、チャーさんはじめ、これまた個性豊かな面々が。おりしも「ちょうど今頃、サザンは茅ケ崎でライブ最終日…」などと思いながら、向かった先は、仲見世通りを少しばかり海側に歩を進めたこちらの紫色のネオンサインのお店


ワタシの同居人さんの女学校時代からの同級生で、とてもお堅い仕事を生業としている友人が「永年描いていた夢」を実現してこのほどオープンしたお店です。


プレオープンのひと時として呼んでくれた人たちとは、ワタシもそれなりに知り合い関係にある人ばかり。ウチの同居人さんは、ついぞ見たことがないくらいの軽い足取りで皆さん方の笑顔を写真に収めています。


ワタシが座った位置はカウンターの一番奥のとても居心地の良い場所。

まずはビールから始まって、イギリスの年代物のウイスキーまで少しばかりいただいて、勢い、グラスを重ねるペースも速くなってしまいます。

さらに、目の前にしつらえられた棚に大好きな「余市」を発見。

サントリーの「山崎も…」と所望したい気持ちを飲み込みながら、小樽郊外の風情溢れるニッカ余市醸造所を思い浮かべながら、ひたすら「余市」…。いったい、何杯飲ったのでしょうか…。

店内では、洋楽からはじまって松田聖子、荒井由実をはじめ、さまざまなジャンルの音楽が流れています。デノンのパワーアンプやJBLのスピーカーを配したオーディオシステムも限りなく魅力的です。音響をつかさどる彼は、このお店のママさんやウチの同居人さんとともに女学校時代に同じ時間を過ごしたMrs.Kのダンナ様。

Mrs.KもこのBarのスタッフとしてカウンターに入っているので、時には「女学校時代のチャキチャキの会話が飛び交うコアなMusic Barの一面も…。

まもなく正式オープンを控えて、バーのママさんとその奥のMr&Mrs.K夫妻、そしてウチの二人がそろって、記念のワンショット。

はるか遠い昔の女学校時代からの女子3名が居並ぶとそこで交わされる会話はまことににぎやか、さしずめ「かしまし娘」?、はたまた「黄昏キャンディーズ」⁉…

虹色のネオン輝く川崎の街から電車に揺られること約30分、鎌倉に戻って「いざ、飲み直し」のお店に向かう道すがら、ワタシの前を行く若い女性2人が身に着けている縦じまのユニフォー?が妙に気になり、遠慮気味に「そのユニフォームはどこの?」と、そっと尋ねてみると

「さっきまで楽しんできたサザンのコンサート会場で買いました!和歌山から来ちゃいました!」と、ニッコニコ笑顔で答えてくれました。なるほど、胸の文字は Southern…、数字の45はデビュー45周年、そして背中には誇らしげな45の文字とともにCHIGASAKIの地名がくっきりあしらわれていました。思えばほんの数時間前、川崎の仲見世通りを歩いていた時にチラっとサザンを思い出したのも何かのご縁だったのでしょうか…。

写真を撮らせてもらう時、屈託なく「ユニフォームをきっちり撮ってくださいね」と快く応じてくれて、しかもユニフォームの裾を両手で引っ張り広げてくれる心遣いをみせてくれた二人の女の子。

鎌倉も川崎も、そして日本の未来もまだまだ見捨てたものではありません…。































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