鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

水面色のおはらひさん梅雨空に揺れて、夏本番はすぐそこまで…

2017-07-02 14:11:45 | 日記

ふと気がつけば、もう1年の半分が過ぎて7月を迎えました。毎度毎度のことながら、6月・水無月から7月・文月へと暦が移るたびに「あぁ、今年もあっという間に半年経ったね。いったい、何をしてきたのだろう…」と、タメ息ひとつ…。

そして7月を迎えるにあたり、例年6月30日は鶴岡八幡宮で「大祓式」に臨むことを常としてきました。大祓とは、知らず知らずのうちに身についた罪や穢れを人形(ひとがた)に託して祓い清めることにより、心身ともに清らかに立ち返り、日々健やかに過ごせるようにされるという古来からの慣習なのだとか。

今年は所用あって鶴岡八幡宮での「大祓式」に参列することがままならず、おりしもその数日前に葉山・森戸神社に向かった折に「大祓式」を取り行なう「茅の輪」に一礼をしてきました。


年に二度、6月30日と大晦日に行なわれる「大祓式」においては、式に参列した御しるしとして、家内安全、平穏無事を願い、「おはらひさん」が授与されます。昨日7月1日の土曜日、1日遅れでいただいてきた「おはらひさん」は少しばかりモデルチェンジしていまいた。

左側の赤い御幣をあしらった冬バージョンは、昨年の大晦日から先日の6月30日まで、我が家をそっと守ってくれていました。そして、今回いただいてきた水色の御幣をあしらった「おはらひさん」夏バージョンは、「鶴岡八幡宮大祓…」と書かれたお札が新たに木製に変わっていました。装いを新たにした 八幡大神様 のご加護のもと、平穏な日々を過ごすことをあらためて祈願した一日でした。

「大祓い」直前の6月末のある日、陶芸教室ではちょっとした「びっくり…」が。教室にかよい始めていた近所のチビッ子が左腕を派手なギプスで固定して「陶芸で~す」と、工房にやって来ました。聞いてみると「家の前で転んで、とっても痛かった」のだとか。お父さんからの連絡では「骨折して手術」に至るまでの怪我だったようです。

ウチの同居人さんはチビッ子の陶芸作業に手を携えて補助する際、自らの体験を思い起こしたのか、「このお姉さんもね、去年、肩の骨を折ってとっても痛かったのね。早く治そうね」と、問いかけています。思わず、「えっ、アナタは『お姉さん』じゃないでしょうに…」と言ってしまったのですが、それでも同居人さんはチビッ子に「このお姉さんはね…」とつぶやき続けています。チビッ子の「なんだかなぁ…。お姉さんじゃないよね」と言いたげなちょっと困った感じの笑顔がとても印象的でした。チビッ子といえども、モノの本質を見抜く目は確かです。

時あたかも、遙か昔のこの6月の末の頃、ウチの二人が入籍したことがありましたっけ。そのようなことを何処から聞きつけてきたのか、ご近所の友人たちがささやかに「アニバーサリー」してくれました。


この「アニバーサリー」の一夜を秘密裡に計画した面々の一人が、今やワタシにとって「ココロの友」の1人ともいえるくらい仲良くなったインド在住のオランダ人・ディルクさんです。なんとなく「記念写真を」となって手をかざし合った時、彼の腕の金髪が一番輝いていました…。そして「20周年アニバーサリー」の後、お礼かたがた一献傾けた時、ディルクはなんと和服で現れました。


聞くところでは、共通の知り合いであるきものレンタル都さんで着付けしてもらい、和服姿で市内の紫陽花や寺院を散策してきたのだとか。酒席でもワタシはもっぱらビールをグイグイ、ディルクは「酒、美味しいデス」と言いながら、小さなお猪口で日本酒をチビリチビリと口に運んでいます。まったくもって、どちらが日本人なのか、訳が分からなくなる時もあるくらい、ディルクは日本通になりつつあります。この日も「キタカマクラのあのアジサイ、とってもキレイ デス」と、ワタシが知らない紫陽花の穴場をそっと教えてくれたのでした…。

ディルクも着物姿で散策した北鎌倉・明月院通りで展開していたきんつばの名店 鎌倉いとこ6月期間限定店も早いもので本日が最終日。この一カ月間、この赤い傘が目印のお店にも、多くのお客様がお越しいただきました。

おかげさまで同店で販売していた鎌倉スパイスもそこそこに好評を博したようで、連日、販売の売り子さんしていたウチの同居人さんもささやかながら満足感を得ているようです。あらためましてお買い上げいただいた皆様、そして鎌倉いとこ6月限定店舗スタッフの方々に感謝する次第です。

時あたかも、昨日は7月・文月の始まり。この文月の語源を辿ると、短冊に歌や字を書いて書道の上達を祈った七夕の行事にちなみ「文披月(ふみひらきづき)」が転じた、とする説があるのだとか。「文披月」という言葉もあまり馴染みがなく、なんだかピンと来ないお話でもありますが、ともあれ、明日月曜日にはご近所の方が七夕飾りに向けて、ウチの庭に生えている小さな笹竹を「竹取物語」しに来ます。

そういえば、市内各所にも夏色の風に揺れる七夕飾りが目につくようになってきました。

海開き、七夕、そして19日には海辺で花火大会が控えています。梅雨明けもカウントダウンの気配となり、いよいよ季節は夏へ…。
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