鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

8月の声を聞き、炎暑の中にかすかながらも秋の気配がそこここに…

2024-08-02 13:17:06 | 日記

 

夏を迎える前、「今年の夏は、過去に経験のないくらい暑い夏になるのでは…」と予想されていました。その予想を聞いた時、「毎年、そんなことを言ってるような気がするなぁ…」と思っていたのですが、いやはやなんとも、この夏の暑さは「史上最強…」そして「命にかかわる」ことは間違いない感じです。特に7月の暑さに関してはお会いする方々が一様に「こんなに暑い夏ははじめて」と、うんざりした表情を浮かべています。そして8月を迎え、相変わらず暑い日々が続きそうな気配です。

日々、工房では朝9時スタートのラジオ局・文化放送「くにまる食堂」のMCを務める我が心の友・野村邦丸さんの声を聴きながら作陶が始まります。邦丸さんも毎朝、番組をとおして「今日も暑いですね。リスナーの皆さん、お身体に気をつけてくださいね」と暑さへの注意喚起しています。


それでも、季節は確実に秋に向けて少しずつ歩を進めているようにも思われます。8月最初の日の新聞の見出しは、日銀の利上げと混沌とする中東情勢を伝えていました。その傍ら、ともに添えられているタブロイド紙「鎌倉朝日」紙面には市内の二階堂に位置する名刹・覚園寺で10日に行なわれる盆供養・黒地蔵縁日の紹介が掲載されていました。



鎌倉の夏の代表的な風物詩でもある鶴岡八幡宮の「ぼんぼり祭り」も8月6日から9日まで開催されます。おりしも7日の水曜日は暦の上で秋を告げる「立秋」です。時を同じくして甲子園の高校野球、そしてお盆の帰省ラッシュ…といった具合に、暑く熱い日々はまだまだ続きます。

お盆といえば、お墓参り…。ワタシ自身は東京生まれの東京育ちですが、家のルーツは遙か昔は岡山、そして江戸時代からは福島県会津の喜多方市郊外に遡ります。お盆を前にひと足先にこの喜多方市郊外の熱塩加納という集落に佇む我が家の菩提寺・曹洞宗示現寺にお墓参りに向かいました。

明け方に愛車メガーヌで神奈川の家を出発し、約4時間半かけて会津の地へ。会津磐梯山の頂は雲に覆われて



凛とした山の姿を望むことは出来ませんでした。

猪苗代湖沿いの道を進むと、湖畔に浮かぶペダルボートが旅情を誘います。



海のような大きな湖面が広がる猪苗代湖の大きさを捉えるにも、一枚の写真では限りなく難しく



ただただ水田と屋敷林、そして湖のむこうにそびえる山々を捉えることで精一杯。メガーヌの車窓からの撮影ではやはり限界があります…。

頂上が見えない磐梯山を横目で見ながら、ほどなく喜多方市郊外・熱塩加納の示現寺へ。先祖の墓石が並ぶお墓を掃き清めて焼香し



作陶する際のうわぐすりの材料となる杉の葉をたっぷり集めて、お墓参りは無事終了。


女房どのはお墓参りを済ませた安堵感ゆえか、少しばかり足どり軽く下山の途を。



お寺に着いた時に降り始めた雨は、お墓参りを終えた頃にはすっかり上がり、薄日が差していました。


メガーヌを駆って帰途につく途中、女房どのに喜多方市や会津若松市近郊の地誌を軽く説明する中、女房どのが収めたワンシーン



会津若松から喜多方方面を結ぶ磐越西線の線路が うねうねとたわんで見えます!?


ふと気がつくとお昼をとっくに過ぎて、二人のお腹も空腹ですっかりたわんでいました。お墓参りのお清めを兼ねて、猪苗代湖沿いの国道に位置するステーキのお店「白鳥」で豪華ランチ!?



200グラムのサーロインステーキのお値段は2,200円と比較的リーズナブルですが、甘さを抑えたタレと相まってまさに「絶品!」。お墓参りに来た時にはリピートしたい、心に残るお店となりました。


我が家への帰路、栃木の山あいの向こうにゆっくりと陽が落ち始めています。



晴れていたら西陽を真正面から浴びてとても疲れるドライブになるのですが、曇り空ゆえに疲労を感じることもなくあっという間に埼玉、東京を抜けて夕刻の横浜ベイブリッジ

暗くなる前に帰宅して、鎌倉・喜多方往復約800kmの日帰りドライブは無事終了。常日頃、体力にはあまり自信がないのですが、ドライビングシートに身を沈めてステアリングを握ると人が変わって元気いっぱいになります。日帰り800kmくらいはまだまだ「余裕」でこなせます!
 
お墓参りから戻ると、パリ五輪は今まさにたけなわ。今宵はこちらに目が離せません。
オリンピックの種目の中で特に関心を寄せているサッカーの決勝トーナメント初戦の相手は強豪のスペイン。つい先ごろまでドイツで開催されたEAURO2024で優勝したスペイン代表チームの弟分との対決です。「余裕」を持って観戦とまではいきませんが、日本の五輪代表イレブンの余裕たっぷりのプレースタイルは、目を見張るばかり。ひょっとすると、立秋後の決勝戦まで行けるかも…⁉

おりしも甲子園も開幕するし、暑さや作陶とも相対さなければならないし。ゆったり「余裕」の時間を実感できるのは、愛車メガーヌを駆っている時だけ⁉の夏の日々…
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