鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

「Trick or Treat」の掛け声とともにチビッ子が佐助の街にやって来た

2016-11-02 08:15:59 | 日記
毎年、秋にワタシの個展を終えた頃からテレビや新聞等を通じて北の大地の方からの「紅葉」の便りが伝わってきます。ふと気がつくと霜月11月となり、今年も残すところ、あと2ヶ月。毎年毎年、この時期になると、昭和初期の詩人・中原中也の「帰郷」という詩の中の「あゝ、おまへはなにをして来たのかと 吹き来る風が私に云ふ」という一節がアタマに浮かんできます。そして、にべもなく、「もう、霜月11月・・・」という具合に時間が過ぎて行きます。

この、文字を見ただけでも寒さを連想させる「霜月」間際の10月の終盤、秋の収穫を祝うといわれる「ハロウィン」というお祭りが日本でもすっかり定着してきているようです。ワタシが住まう佐助の街でも、今年からの試みとして佐助自治会子ども会が主催する「ハロウィン・イベント Trick or Treat in Sasuke」が開催の運びとなりました。このイベントに際しては、ご近所の「さんぽ市」仲間の店頭にて佐助のチビッ子にお菓子をプレゼントする趣向です。

10月30日の日曜日、「ハロウィンSasuke」を控え、ウチの工房・佐助Room114の店頭にもオレンジのカボチャとともに「TRICK OR TREAT」!


鎌倉スパイスや鎌倉紅茶を統括する「チー坊ノワール」の黒猫チー坊看板の下にも「TRICK OR TREAT」

誰に頼まれたわけでもないのに、ひとり勝手に盛り上がってます…。

佐助自治会子ども会のママさん達からは、チビッ子たちにプレゼントするお菓子としてガムが届けられています。

「チビッ子が喜んでくれたらなぁ」との思いを込めて、ハロウィンにちなんだ小さなビニール袋にラッピングして準備が整いました。

ちなみにこの黒猫ハロウィン袋は、近所に住むワダちゃん・アーちゃん親子が「ミツコさんとマキロウさんのお宅に似合うかなと思って…」数日前に買ってきてくれたものでした。

なんたるジャストタイミング! 以前、ウチの同居人さんから職場の後輩としてシゴかれてきたワダちゃんは、いつしかバッチリと場を読めるママに成長していました。

たかが「ハロウィン」、されど「ハロウィン」。さまざまな人がユルユル手がけて午後4時、いよいよイベントがスタート。

佐助の街のランドマーク・銭洗弁財天の下から行進してきたチビッ子第一集団は佐助1丁目交差点付近のお店目指してまっしぐら。

思っていた以上に「気分はすっかりハロウィン!」な感じです。

この行列を見ていたワタシの遊び仲間も、急いで「ハロウィン」に早変わり。

ご両親は「コートの丈が去年よりすっかり短くなっっちゃった!大きくなったね…」と、感慨しきり。なるほど、こんな一幕にも「収穫」の実感が…。

ややあって、ウチの工房にも大勢のチビッ子が襲来。

子ども慣れしていないウチの同居人さんは、ただただあたふたしながらチビッ子にお菓子をプレゼントし続けます。

今回の「ハロウィンSasuke」で最も「HELLO WIN!」して目立っていたのはご近所のレイちゃん。

カラフルヘアに野太いナイフが突き刺さったルックスは、周りのオトナのココロにスブリと「ひと刺し」。レイちゃんも少しずつ大きくなってきました…。

振り返ると、辺りはチビッ子でいっぱい。

「こんにちは!」の声の先には、佐助町内だけでなく、材木座や長谷に住む顔見知りのお母さんとチビッ子たちの姿も。ふと、つい先ごろまで佐助自治会の会長を務めていた方が常々語っていた「みんなで仲良く、楽しく暮らしましょう」という言葉を思い出したひと時でした。

チビッ子たちが次なるプレゼント店へ向かう姿を見送りながら、ウチの同居人さんともども「佐助のハロウィン、楽しいね」。

このところ、お互いにしみじみ会話する機会がめっきり減っていたこともあり、今回の「ハロウィン」は我が家にとっても思わぬ「収穫際」となりました。

来年の「ハロウィン」こそ、「収穫際」から「収穫祭」に進化していることを願うばかり。

モノ想う秋の日 望み叶う日は来るや無しや ため息とともに遠き夢見し… 


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