鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

「大寒」の朝、火の元と健康に思いを馳せながら、早や心は「立春」に向けて…

2023-01-21 09:01:10 | 日記
1月20日は二十四節気の最終節となる「大寒」。新たなる二十四節気は、次の「立春」から始まります。「大寒」とは文字どおり、一年のうちでも最も寒さ厳しき頃ということなります。幸いなことに大寒の朝の当地の気温はさほど下がっておらず、ホッと一息の感もあります。されど気象予想によると来週は「ここ10年のうちでも最も寒い日々が続く可能性大…」なのだとか。超寒がりのワタシとしては、なんとも気が重くなるような日々が続きそうです。

などと朝5時過ぎからテレビを観ながらユルユルと朝食の準備をしていた6時半頃、常ならば早くから起きてこないはずの同居人さんが2階から足早に階段を駆け下りてきて「近所が火事、らしい…⁉」と不安げな表情をみせています。にわかに状況がつかめずに問いただしてみると、ご近所の知り合いから「お宅の付近で火事が…」とLINEをとおして連絡があったとか。

慌ててリビングから玄関に下り立つと、工房&カフェの窓の向こうに消防車のものらしき赤いランプが煌々と光っています。

思わず「ウチの前が火事⁉」とたじろいだのですが、その赤い光はご近所の家と家の間から垣間見える30mほど離れた路上に停車していた消防車のランプでした。

外に出てみると近くの佐助川沿いの道には、消防車が何台も停まって消火作業の最中のようです。ご近所の災難とあって現場を見に行く気持ちにならず、そっと引き返してきました。途中、何人もの知り合いの方々に会い、お互いに「火事には気をつけましょう」と語り合いながら、大寒の朝が過ぎて行きました。冬はとかくに暖房等で火を使うことが多くなります。くれぐれも火の元に注意と、我が身に言い聞かせ…。

閑話休題。

お正月も半ばを過ぎ、寒中見舞いのお便りもようやく落ち着きを迎えてきました。ここ数年来、はるかに年齢が上のお知り合いの方々はもとより、同世代の友人知人からも「これにて 賀状のご挨拶を失礼いたします」というお便りが増えてきました。常日頃、「何事も無理せず、穏便、平らかに日々を迎えて…」と願っている我が身として、「そのご決断、おおいに共感いたします。これまでありがとうございました」と、頭が下がる思いです。

おりしも昨日、ワタシの高校時代に地理と日本史を学び、同時に野球部の監督として熱血指導を受け、さらにはウチの二人の結婚に際して仲人を務めていただいた大恩師・小林一雄先生の奥様からも「これにて 賀状のご挨拶を失礼いたします」の言葉がしたためられたとてもご丁寧なお葉書をいただきました。

あらためて、小林先生とともに過ごした授業の時間や野球部時代に経験した猛練習と時には「?」と思うような珍妙な采配を思い出します。それとともに、仲人を務めていただいた際の先生の奥様の折にふれてじつにきめ細やかな心配りが昨日のことのようによみがえってきます。小林先生はすでに鬼籍に入られていますが、奥様にはいつまでもお元気でいていただきたいと思う気持ちでいっぱいです。

それにつけてもこのところ、ワタシにとって一世代ほど上の人生の先輩の方々の「体調不良…」との報が伝わってくることが多くなってきました。諸先輩の方々のみならず、同世代の知り合いにも、体調不良を訴えるケースが徐々に増えています。寒さ厳しき折、皆さんくれぐれも御身 ご自愛くださいませ。

そして、少々辛いことに直面した際にはお互い 無理なき範囲でチカラを合わせながら日々を過ごせたら…と、つとに思っています。

まだまだ続きそうなコロナ禍の終息へ、そしてウクライナ惨禍の終戦を願いつつ、今やすっかり言いふるされた「絆」よりも、「気」を綱でしっかり繋いで日々を過ごす意味をこめて、あえて造語である「気綱」を心したいと思う今日この頃でもあります…。
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