穏やかな陽射しに包まれながら、新たな年がスタートしました。本日 元日の早朝、わが家から西の方向に望まれる里山は新春の朝日を浴びて紅々と萌えていました。
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昨夜は光明寺にて、年明け間近かの名刹の表情を垣間見る貴重な体験に恵まれました。光明寺での大晦日の様子はこちらから。さらに年明けとともに近所の佐助稲荷神社へ初詣に出かけ、眠りに付いたのは年が明けての午前3時過ぎ。そして、就寝後わずか3時間後の今朝6時過ぎにはパッチリと目が覚めていました。
真夜中の年明けを挟んでお寺と神社のお参りをハシゴしたことを良いことに「今年は良いことあるかな…」などと考えながら、毎年三が日恒例のお餅焼きに勤しむことになります。
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お餅も、そしてワタシの生業たる陶芸も、焼いてこそ真価あり…などと妙に悦に入りながら、「嫉妬のヤキモチは野暮ったいからご法度ですよっ」と軽く自らを戒めつつ、お餅は良い感じに焦げ目がついてきます。
思えばお正月の三が日、お餅を焼くワタシの傍らには、チー坊が興味深そうに鎮座していました。今年はいません…。
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もし、ウチの同居人さんがチー坊のように傍らで鎮座していたら、それはそれで監視されているようでとても恐怖を感じる三が日となってしまいます。チー坊がいないことはさておき、一人静かにお餅と対峙できる幸せを感じた新年のひとときでもありました。
かねてより新春のたびにアップしてきましたが、ウチのおせちは東京の下町方面でよく見かける極めてシンプルなものとなっています。
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子供の頃、数の子やカラスミ、そしてお煮しめといったおせち料理がいやでいやで仕方がありませんでした。しかしながら、歳を重ねるに連れて「美味しい、ありがたい…」と感じるようになってくるから不思議です。あと1カ月ほどで、ワタシも「還歴」、ではなくて「還暦」を迎えます。いよいよこれからが、おせちの美味しさが判る年頃、ということなのでしょうか。
ご近所では「鎌倉 佐助のさんぽ市」お店仲間各店舗さんがお昼前から、鎌倉散策のお客さんへ向けてフル回転という様相で、まずは幸先の良い年明けという感じです。暖かい陽射しを背に受けながら佐助の街の最北に位置する銭洗弁財天へ…。昨日の大晦日の夜から数えてじつに3件目のお参りとなります。
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境内で参拝する方々の姿を目で追っていた時、背後から「あ~センセイ、おめでとうございます~」と声をかけられて思わず「ドキッ」。声の方向を振り向けば、ご近所のチビッ子・アイちゃんの一家がお参りに来ていました。
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アイちゃんがまだ幼児だった頃から知っていますが、街で見かけるたびに可愛く、そして大きくなっていることがわかります。普段はとっても恥ずかしがり屋のアイちゃんですが、カメラを向けると「ピシっ」とカメラ目線になるのはさすが女の子。ふと気がつくと、少しばかり「ジイジ」気分のワタシがいます。
銭洗弁財天の喧騒を離れて、至近に位置する佐助稲荷神社の紅い鳥居の前まで「お参り…」。約12時間前の元旦未明に来た時とはうって変わって、木々の間から洩れてくる陽射しが、ひと足先に「春本番」を伝えてくれます。
そしてお正月ですから、「謎の同居人」さんもこんな感じで。
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ちっちゃく写っているだけなので、姿も顏も「判読不能」なテイストとなっています。当人の弁を借りれば「恥をさらすのは今回だけ」なのだとか。お正月ですから…。
帰路、道沿いのお宅の庭では、いろいろな花が暖かさに誘われて咲き競っています。これは、椿?。
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花ばかりではなく、まだ紅葉もあちらこちらに残っています。過ごし易い陽気に加え、街の木々も暖色系の葉花で彩られて、なんとも心地よい元日の一日となっています。
降りかかる災いを祓いのけると言われる「お祓いさん」も、赤い御幣の冬バージョンに。
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チー坊ノワールの出来上がったばかりの看板も、柔らかな陽射しを浴びて黒いシルエットとランデヴー。シルエットの目ヂカラの方がチカラ強い!?
潮風と杜の緑にいだかれた佐助の街に移り住んで間もなく7年。その間に今回で7回目のお正月を迎えますが、かつて元日に佐助稲荷神社と銭洗弁財天を合わせて参詣したことはついぞありませんでした。昭和31年の申年生まれ、すなわち5回目の年男にして、同時に「還暦」のメモリアルイヤーということが、無意識のうちに「神様」や「仏様」の元へ意識が向かうのかも知れません。
ともあれ、今年も昨年同様、陶芸教室、ならびに日頃の歓談の場として、当工房にお越しいただければと思っています。
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そしてまた、「鎌倉スパイス」ならびに「鎌倉紅茶」をはじめとする「チー坊ノワール」の世界もお引き立ていただければ幸いです。
あらためまして、今年もよろしくお願いいたします。
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