鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

出会いは偶然、そして記憶は永遠に。えにしが紡ぐ思い出新た…。

2013-11-15 14:57:56 | 日記
二十四節気においては10月下旬の「霜降」、そして11月初旬の「立冬」を経て、ここ数日のうちに季節は秋から冬へと駆け足で移ろい始めています。私事ながら10月半ばからつい最近までの間、常日頃お世話になっていた方々のご逝去が相次ぎ、あらためて我が身の、そして多くのかけがいのない友人知人との「明日」に想いをはせる…という日々も続いていました。

そのようなこともあり、ブログの更新もままならず。その間にもこれまたいつものように「新しいブログ、待ってるよ」というような感じで 多くの励ましメール等をいただいてきていました。なにとぞ、上記のような事情にてブログ更新が滞りましたこと、お許しくださいませ。

閑話休題。

ここ数日来、北の大地あたりから「雪の便り」も届き始めました。テレビの気象情報を観ていたウチの同居人さんは「とも子は元気かなぁ」と、札幌で暮らす友人に想いをはせていました。なるほど、テレビ画面ではうっすらと雪景色の大通り公園の映像が。ワタシもその「冬ざれた街」の光景に目をやりながらリビングから工房へ歩を進めると、そこには晩秋の午後の日差しが存分に降り注いでいました。北の大地の雪景色と南関東の秋空のあまりの「対比」に少々戸惑いながら、ワタシも思わず「とも子さん、雪は寒いけど元気でね」と…。

おりしも工房では、作陶にお越しいただいた方々の作品の窯出しの真っ最中。

今年、夏から秋にかけては異常とも思える暑さ故か、作陶された作品のひび割れが例年よりも少々多くみうけられました。この写真の中にも数次にわたる補修を施した作品もあり、その焼き上がった姿を前に少なからずの感慨も…。窯から作品を取り出す時はいつも、手がけられた方々の笑顔が浮かびます。

そして不思議なもので、窯出しのたびにさりげなく自らの存在を「主張」する作品というものがあります。今回の窯焼きでの「一等賞」は、チビッ子陶芸家さんが手がけたこの 赤いリンゴ。

誰かがササッと作った四角い粘土の塊に葉っぱと芯をチョチョイと付けて「はい、出来上がり」。素焼き後に赤と緑で着色して、本焼きしたらご覧のとおりの「一等賞」。当のチビッ子陶芸家さんはまだ実物を見ていません。なんという感想を聞かせてくれるか、今からとっても楽しみです。

時はまさに「芸術の秋」。つい先日は鎌倉ケーブルテレビの「何でもこなす才女」中村早紀嬢が明るい笑顔で「こんにちは~」してくれました。


これまで何度か取材・収録を受けた経緯もあり、ウチの二人は早紀嬢からは「倉田さ~ん、おみつさ~ん」と、公私にわたってお友達付き合いさせてもらっています。親子ほども歳の違うお嬢さんに相手していただき、「まこと嬉しい限り」のわが家でもあります。

この日、まずはいつものようにお茶を飲み、お互い昨今の「酒場放浪記」を披歴しつつ早紀嬢が「是非お二人に観てもらえたらと思って、真っ先に持ってきました!」とテーブルに広げたこのチラシ。

聞くところによれば、来年1月に市内にて舞踏公演を開催する舞踏家・秀島実氏は鎌倉在住のコンテンポラリー・ダンスの名手とか。

早紀嬢いわく「秀島先生はかつて、大野先生というとても有名な人からコンテンポラリー・ダンスの指導を受けていたらしい」とのこと。その説明を聞いていたウチの同居人さんは「あっ、その大野先生って、ひょっとしてワタシの女学校時代の学校のセンセイ…。霞を食べて生きているような、ステキな仙人のような人」と言ったまま思わず絶句。

同居人さんが書棚から紐解いた一篇の印刷物には、今から約3年ほど前の「大野先生」の逝去を伝える記事が。


「ああ、大野先生が亡くなったんだ…との思いから、この同窓会誌だけは処分せずに取っておいたの」と、遠い昔に目を凝らす同居人。そして、「こんな偶然ってあるんですか!?」と目をパチクリする早紀嬢。

続けてウチの同居人さんが「秀島先生の公演の時、きっと大野先生が降りてくるかも‥」と予言?すると、すかさず早紀嬢も「ほら、もう今日、降りてきちゃいましたね」とニッコリ。この二人、かなりの迷コンビかも…。

ともあれ、来年も年明け早々から楽しいイベント目白押しの予感。

ワタシも大野先生に遭えるかな…。








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