鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

笹目二朗氏とルノー・メガーヌの「北極圏」に寄せて

2011-10-14 20:08:47 | メガーヌ
去る10月11日にこのブログにアップしたとおり、「ブンブン紅茶店」のオーナーマスター・小木曽さんに誘われて、クラシックカーのイヴェント「La Festa Autunno 2011」の走行中継拠点である大磯プリンスホテルへ行ってきました。

その日の午後、ウチに来たお客さまと打ち合わせかたがた「ブンブン」さんを来店した帰りがけ、小木曽さんから「これ、読んでみてください」と一冊の文庫本を手渡されました。


写真を見れば一目瞭然なのですがタイトルは「北極圏の夏を走る」。サブタイトルは「スカンジナビアのクルマ旅」。著者の笹目二朗氏はヨーロッパ車、特にフランス車に造詣が深い自動車評論家。

氏は日産自動車を経て「CAR GRAPHIC」編集部、その後はフリーの自動車評論家として第一線で活動し続けています。

しかしながらお恥かしいことに、私は氏のことをほとんど知らずにいました。私は「CAR GRPHIC」よりも「オートメカニック」や「モーターファン」という、よりベタな自動車雑誌を好んで読んでいたためでしょう。

そんなことはさておき小木曽さんは、かねてより笹目氏とクルマを通してとても親しい関係であること、さらに私がルノー・メガーヌに乗っていることから「北極圏の夏を走る」を紹介してくれたのか、と・・。

この本は、笹目氏が奥様とともに地球の北の果て・スカンジナビアのノールカップにてミッドナイトサンを経験すべく、ルノー・メガーヌを駆って北極圏を走行した23日間・全1万1590キロの旅の様子をしたためた、全編にしっとり感漂う一冊です。

さらに掲載されている写真の一点一点すべてが一遍の詩のように美しく。この写真を見ているだけでも、旅の全容が伝わってくるようです。

全編を通じての北欧紀行とは別の観点で、13~15ページ目に書かれている「シートに関しては、フランス車のシートにして、ルノーのシートにして、なぜこうなってしまったのだろうか、旧型のオーナーでもあった身には信じがたいことだ。・・・」というクダリには、「えっ?」という思いと「やはりそうか」という感覚が入り混じってアタマが「ガーン」・・。このクダリを読んだ瞬間から、早や、すっかり「笹目ファン」になってしまっている自分がいました。

なぜなら、毎日ルノーに乗っている経験から、「巷ではルノーのシートの評判がとても良い、いや良すぎるのでは?」とかねがね思っていたからです。つたない私感では、かつて乗っていたベンツ190E、あの「小ベンツ」のシートがジャストフィットでした。東京から大阪まで東名・名神をノンストップで走っても腰にノンストレスなシートが懐かしい・・。

ともあれ、笹目二朗氏。これからおおいにウォッチします。

さてさて本日、「ブンブン」さんにお立ち寄りした際、小木曽さんからこんなものをいただきました。

先日の「La Festa」のステッカーです。鼻歌まじりに「どこに貼ろうかな」などと、メガーヌのボディやウインドゥにステッカーの位置決めしているサマは、まるで小学生みたいだったことでしょう。いつまでたっても成長がみられません・・。

さっそく、ひそかに携帯の裏側に「La Festa」の小さなシールを貼ってしまいました・・。

うーん、シールの色合いはイタ車的でした・・。
コメント
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