劇作家・文筆家│佐野語郎(さのごろう)

演劇・オペラ・文学活動に取り組む佐野語郎(さのごろう)の活動紹介

09女学館祭・演劇研究クラス発表

2009年11月02日 | 日本橋女学館高校
  10月31日~11月1日、「日本橋女学館中学校高等学校・女学館祭」が開かれた。
新校舎での開催はやはり華やかなもので、在校生の保護者の方、たくさんの卒業生や入学を志望される中学生や保護者の方、一般の方まで来校され、にぎやかな二日間となった。
 校内の各階では模擬店や学習展示、5・6Fの多目的ホールでは吹奏楽・合唱・軽音楽・ダンス・琴などのクラブ活動の発表が続く中、授業成果発表として、演劇研究クラス2年生による『カラオケパニック』(作・担当講師久保田佑)がプログラムに組まれた。
 開演前に、新ホールの説明とバックステージ・ツアー(舞台上の案内)が行なわれ、来場された皆さんも関心を持たれたようだ。生徒たちは、日ごろの練習の成果もあって、30分のこの喜劇を見事に演じきった。このクラスの素晴らしさは、生徒同士で考え工夫し合って本番を目指す姿勢、その自主性・積極性にある。この「女学館祭公演」を乗り切ったことで、来年の「卒業公演」の土台が出来たに違いない。スタッフの一員となった演劇研究クラス1年生たちにとっても、よい刺激になったように思う。
 この日、舞台技術面でサポートしたのは、第1回の卒業公演(日本橋公会堂)以来、協力をお願いしている東京ドラマポケットの方たちである。新ホールの設計案・舞台設備・機材の調達まで中心となっていただいた羽賀氏をはじめ舞台・照明・音響の専門スタッフの方たちだが、来年度からは生徒主体で舞台技術を担当できるよう指導もしていただいた。嬉しいことに、卒業生のNさん(現在、音響専門学校在籍)が音響スタッフとして「女学館祭」終了までオペレートを担当してくれたが、このことも今回の大きな収穫であった。
  日本橋女学館高校の住所は中央区馬喰町だが、台東区浅草は目と鼻の先である。学校を後にした私は『ささやかな打ち上げを』と考え、東京ドラマポケットの仲間と共に昭和の匂いが残る町へ繰り出した。そこでも、飲みかつ語る際の話題は、やはり舞台への夢であり、創ることの歓びであった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 若き演劇仲間、わが横須賀へ | トップ | 佐野 英(ひで)お別れの夕べ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本橋女学館高校」カテゴリの最新記事