3月18日(火)、日本橋女学館高校「演劇研究クラス第一期生卒業公演・中間発表会」があった。会場は、6月28日(土)に行われる「本発表」と同じ日本橋公会堂である。「中間発表会」といっても、美術・衣装・照明・音楽など「本発表」と同様の内容を目指したので、「第一次発表」といえるレベルの舞台となった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d5/4b7293d8b3c3b9acf813b2f4033b9d30.jpg)
一般的にはやや贅沢な制作過程だが、「演劇研究クラス」としては何しろ初めての大イベントであり、学校サイドとしても堅実なアプローチをすることになった。また、前年の二学期からのカリキュラムが「卒業公演へ向けて」となっているため、10ヶ月ある期間の中間にもう一つ目標を立てる必要があった。実際、この「中間発表会」は、生徒たちのモチベーションを高めるには非常に役立ったといえる。
さて、「中間発表会」は無事にそして成功裡に終えることができ、「観客役」を務めてくださった校長先生をはじめ教職員の方々からも高い評価を頂いた。
二年前に「演劇研究クラス」立ち上げを任された者として、その重責の一端を果たせる目途が立ったことで、いま束の間の安堵感に浸っている。この「安堵感」の土台について改めて考えてみたい。
演劇教育の現場を成立させるためには、学校サイドと指導教師との連携と信頼関係が不可欠である。カリキュラムの策定と実践には、
校長・教頭・担任との協議、また、授業を行う教室・スタジオや発表の場としてのホールなど教育環境の整備と予算の執行については、法人事務局・事務室職員との相談が日常的に行われなければならない。日本橋女学館高校の場合、この学校サイドの理解と協力態勢が素晴らしく、指導教師としての「安堵感の土台」になっている。
もう一つ、演劇教育の現場を成立させるためには、舞台監督をはじめとする専門スタッフの存在が欠かせない。作・演出・振付などは、私たち指導教師が担当するが、美術・照明・音楽・音響・映像記録の各セクションと劇場における進行責任者としての舞台監督および助手たちの参加がなければ、「卒業公演」に代表されるイベントは実施できない。
私は「演劇ユニット 東京ドラマポケット」の代表を務めているが、今回協力してくれた14名のスタッフは、皆仲間である。この数ヶ月彼らと何度も打合せをし、プランを練り上げ、学校で行う練習に加わってもらい、指導してもらった。長年の付き合いがあり、無駄な神経を使わなくてもすむ有難い友人たちである。
教育は行き着くところ、「人間」である。学校サイドに加えて、信頼厚い仲間たちが私の「安堵感の土台」であり、演劇教育を担う「もう一つの存在」であると言えると思う。
*写真右上は、総練習を終えての「ダメ出し」。
左上は、劇場への「搬入」。左下は、舞台での「仕込み」。
右下は、発表会を終えて演劇研究室(スタジオ)に稽古用セットを組むスタッフたち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d5/4b7293d8b3c3b9acf813b2f4033b9d30.jpg)
一般的にはやや贅沢な制作過程だが、「演劇研究クラス」としては何しろ初めての大イベントであり、学校サイドとしても堅実なアプローチをすることになった。また、前年の二学期からのカリキュラムが「卒業公演へ向けて」となっているため、10ヶ月ある期間の中間にもう一つ目標を立てる必要があった。実際、この「中間発表会」は、生徒たちのモチベーションを高めるには非常に役立ったといえる。
さて、「中間発表会」は無事にそして成功裡に終えることができ、「観客役」を務めてくださった校長先生をはじめ教職員の方々からも高い評価を頂いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/53/40d32a0a3f4f97a965fd8b7901fe447f.jpg)
演劇教育の現場を成立させるためには、学校サイドと指導教師との連携と信頼関係が不可欠である。カリキュラムの策定と実践には、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/90/84ad405fb2621bd2fe73221e070a60fa.jpg)
もう一つ、演劇教育の現場を成立させるためには、舞台監督をはじめとする専門スタッフの存在が欠かせない。作・演出・振付などは、私たち指導教師が担当するが、美術・照明・音楽・音響・映像記録の各セクションと劇場における進行責任者としての舞台監督および助手たちの参加がなければ、「卒業公演」に代表されるイベントは実施できない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/d2/2fe12359e96f2ef358c88d74cb82db77.jpg)
教育は行き着くところ、「人間」である。学校サイドに加えて、信頼厚い仲間たちが私の「安堵感の土台」であり、演劇教育を担う「もう一つの存在」であると言えると思う。
*写真右上は、総練習を終えての「ダメ出し」。
左上は、劇場への「搬入」。左下は、舞台での「仕込み」。
右下は、発表会を終えて演劇研究室(スタジオ)に稽古用セットを組むスタッフたち。